前回の続きです。
前にも書きましたが、記事が新しい順に出てきてしまうのですね、ブログって。
あらすじが書けないので(笑)このカテゴリーの初めから順に読んでください・・・。
エージェントG氏はもう60歳過ぎてるんじゃないかな?
この辺では有名な老練エージェントです。
物腰柔らかで愛想もいいですが、ビジネストークは鋭いです。
この日、見に行ったときも、私たちにエージェントがないことをしっかり確認してきました。
「それはいいことです。話がしやすい!」
とG氏は言いました。
どうやら、買主にエージェントがいないというのはやはり大事なことのようです。
電話のフォローもビシバシやってきます。
「どうでしたか? 家を見てどんな感じでしたか?」
に始まり、あの辺では一軒あたりの土地区画が大きいからあれ以下には値段が下がらない、
あの辺の家は桁が一つ違うのが多い、学区が最高にいい、
あの地区のほかの家は○○万ドルで売られてるけど、この家ほどよくない・・・
わーわー売り込み話は終わりません。
「考えがまとまったらいつでも電話くださいね、
オープンハウスの日は私があそこにいますから、話はそのときでもいいですし」
そしてオープンハウスの当日。
家が公園の近くにあるので、公園に遊びに来ていた人たちも興味半分で見に来ているし、
家の中は人で一杯でした。
G氏は忙しく全員に声をかけて、見に来た人がどんな状況なのか把握に努めていました。
「オファーは来ましたか?」
と聞いてみると、すでに数件は確実にオファーがある様子。
不思議じゃないですが。
家の中をあらためて見ると、間取りの悪さ、デザインの変なところが目に付き、
それに、散らかったり汚れたりしている様子が気になります。
「家庭の事情」はE氏も同じ。
もうその家のことはどうにかする気がないのでしょう。
これだと、生活全般としてはアップグレードですが、
家の中の住環境はダウングレードになってしまいます。
そして、E氏の家を買う場合よりももっと大きな住宅ローンを抱えることになります。
E氏の家は、玄関の吹き抜けが空間の浪費だなあというのと、
キッチンが少し小さいのが残念なのと、
各寝室にフルバスルームがついているのは無駄だという気がしますが、
生活の様子は容易に想像でき、合理的に作られていると思います。
玄関を開けたとたんに
「わ~、こんな家に住めたらいいなぁ~」
と思えるようなそんな夢があるデザインです。
この、G氏が売っている家を見ると、余計にE氏の家が素敵だと思えます。
(もちろん、E氏の家の汚いところを直したら、の話ですが)
G氏がやってきて、ちょっとまわりくどくですが
「どれくらいでオファーをするつもりですか?」と聞きました。
「○○万ドル以下には下がりませんよ」とも言いました。
かつて、D氏とオファーを作成したとき、D氏が
「エージェントは売主や買主の”この金額までならOK”みたいなラインを知ってはいけないんです。これは職業倫理の問題です。私は知りたくないし、知っても相手方には教えません。エージェントの仕事は間に入って手助けするだけです」
と言っていました。
しかし、G氏ははっきりボトムラインを提示して、
「それ以下でオファーを考えているなら、やめたほうがいいです。
あなたの時間も私の時間も無駄になりますから」と言いました。
G氏の言う金額を出せないわけじゃないですが、
それ以上の額の複数のオファーの争いになることがわかったので、
私達はそのオファー合戦には参戦したくありませんでした。
なぜなら、複数の人たちでオファーを繰り返したら値段はどんどんつりあがるからです。
お金をいくらでも持っていて、その家を買った後は家を取り壊して新築しようなどという、
そんな予定を持っている人たちと争っても、いい値段になるわけがありません。
しかし、その人たちはエージェントを連れてきているのでした。
G氏は
「あなた方はエージェントがいないから、私の方で便宜を図ることができます。
だから、あの人たちより少しだけオファー金額が低くても何とかなるかもしれないんです」
というようなことを、婉曲的に言いました。
「夕方6時にほかの人たちのオファーが来ます。
それまでに、私に電話していくらでオファーするか教えてください」
と言いました。
理想のロケーションですが、理想の家ではなく、
おまけにお金持ちの人たちがオファー合戦を始めるにあたっては、
私はすっかりやる気がなくなっていたので、リタイヤ宣言。
G氏が何度も携帯に電話してきたのですが、ひとまず出ず。
そのあと、G氏に電話して、今回はオファーしません、と言いました。
その後も何度かG氏から電話がありましたが、翌日からはかかってこなくなりました。
売却先が決まった、ということです。
実際、何日かあと、その売り家の前の看板には
『SOLD』
と張り紙がしてありました。
さて、どうしましょうか。
それからも、毎日のように不動産のサイトをチェックしています。
でも、金額と地区と家の質などを考えていくと、見たいなと思うような家には出会えてません。
日々、ちょっと暇ができると、今住んでいる家のどこかをきれいにしたり、ペンキを塗ったり、
調子の悪い箇所を直したり、片付けたり、ということをしています。
E氏の家を買うことになったら、即この家を売りに出すことになるからです。
そして、日が経つごとに緊張度が高まっています。
なぜって、今日はあのエージェントD氏がクルーズ旅行から帰ってくる日なのです。
どうなるのでしょうか。
まだ少し残っている話し合いがうまく片付いたら買う
ということになりそうですが、
話し合いがうまく行くのでしょうか・・・売主買主の双方が納得いくように?
今にもD氏からの電話が鳴りそうでドキドキします。
とにかく、やっと現在までの大体の話が書けました。
これから、また何が起こるか書いていきます。(この話は続く・・・)
いつもありがとう♪
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前にも書きましたが、記事が新しい順に出てきてしまうのですね、ブログって。
あらすじが書けないので(笑)このカテゴリーの初めから順に読んでください・・・。
エージェントG氏はもう60歳過ぎてるんじゃないかな?
この辺では有名な老練エージェントです。
物腰柔らかで愛想もいいですが、ビジネストークは鋭いです。
この日、見に行ったときも、私たちにエージェントがないことをしっかり確認してきました。
「それはいいことです。話がしやすい!」
とG氏は言いました。
どうやら、買主にエージェントがいないというのはやはり大事なことのようです。
電話のフォローもビシバシやってきます。
「どうでしたか? 家を見てどんな感じでしたか?」
に始まり、あの辺では一軒あたりの土地区画が大きいからあれ以下には値段が下がらない、
あの辺の家は桁が一つ違うのが多い、学区が最高にいい、
あの地区のほかの家は○○万ドルで売られてるけど、この家ほどよくない・・・
わーわー売り込み話は終わりません。
「考えがまとまったらいつでも電話くださいね、
オープンハウスの日は私があそこにいますから、話はそのときでもいいですし」
そしてオープンハウスの当日。
家が公園の近くにあるので、公園に遊びに来ていた人たちも興味半分で見に来ているし、
家の中は人で一杯でした。
G氏は忙しく全員に声をかけて、見に来た人がどんな状況なのか把握に努めていました。
「オファーは来ましたか?」
と聞いてみると、すでに数件は確実にオファーがある様子。
不思議じゃないですが。
家の中をあらためて見ると、間取りの悪さ、デザインの変なところが目に付き、
それに、散らかったり汚れたりしている様子が気になります。
「家庭の事情」はE氏も同じ。
もうその家のことはどうにかする気がないのでしょう。
これだと、生活全般としてはアップグレードですが、
家の中の住環境はダウングレードになってしまいます。
そして、E氏の家を買う場合よりももっと大きな住宅ローンを抱えることになります。
E氏の家は、玄関の吹き抜けが空間の浪費だなあというのと、
キッチンが少し小さいのが残念なのと、
各寝室にフルバスルームがついているのは無駄だという気がしますが、
生活の様子は容易に想像でき、合理的に作られていると思います。
玄関を開けたとたんに
「わ~、こんな家に住めたらいいなぁ~」
と思えるようなそんな夢があるデザインです。
この、G氏が売っている家を見ると、余計にE氏の家が素敵だと思えます。
(もちろん、E氏の家の汚いところを直したら、の話ですが)
G氏がやってきて、ちょっとまわりくどくですが
「どれくらいでオファーをするつもりですか?」と聞きました。
「○○万ドル以下には下がりませんよ」とも言いました。
かつて、D氏とオファーを作成したとき、D氏が
「エージェントは売主や買主の”この金額までならOK”みたいなラインを知ってはいけないんです。これは職業倫理の問題です。私は知りたくないし、知っても相手方には教えません。エージェントの仕事は間に入って手助けするだけです」
と言っていました。
しかし、G氏ははっきりボトムラインを提示して、
「それ以下でオファーを考えているなら、やめたほうがいいです。
あなたの時間も私の時間も無駄になりますから」と言いました。
G氏の言う金額を出せないわけじゃないですが、
それ以上の額の複数のオファーの争いになることがわかったので、
私達はそのオファー合戦には参戦したくありませんでした。
なぜなら、複数の人たちでオファーを繰り返したら値段はどんどんつりあがるからです。
お金をいくらでも持っていて、その家を買った後は家を取り壊して新築しようなどという、
そんな予定を持っている人たちと争っても、いい値段になるわけがありません。
しかし、その人たちはエージェントを連れてきているのでした。
G氏は
「あなた方はエージェントがいないから、私の方で便宜を図ることができます。
だから、あの人たちより少しだけオファー金額が低くても何とかなるかもしれないんです」
というようなことを、婉曲的に言いました。
「夕方6時にほかの人たちのオファーが来ます。
それまでに、私に電話していくらでオファーするか教えてください」
と言いました。
理想のロケーションですが、理想の家ではなく、
おまけにお金持ちの人たちがオファー合戦を始めるにあたっては、
私はすっかりやる気がなくなっていたので、リタイヤ宣言。
G氏が何度も携帯に電話してきたのですが、ひとまず出ず。
そのあと、G氏に電話して、今回はオファーしません、と言いました。
その後も何度かG氏から電話がありましたが、翌日からはかかってこなくなりました。
売却先が決まった、ということです。
実際、何日かあと、その売り家の前の看板には
『SOLD』
と張り紙がしてありました。
さて、どうしましょうか。
それからも、毎日のように不動産のサイトをチェックしています。
でも、金額と地区と家の質などを考えていくと、見たいなと思うような家には出会えてません。
日々、ちょっと暇ができると、今住んでいる家のどこかをきれいにしたり、ペンキを塗ったり、
調子の悪い箇所を直したり、片付けたり、ということをしています。
E氏の家を買うことになったら、即この家を売りに出すことになるからです。
そして、日が経つごとに緊張度が高まっています。
なぜって、今日はあのエージェントD氏がクルーズ旅行から帰ってくる日なのです。
どうなるのでしょうか。
まだ少し残っている話し合いがうまく片付いたら買う
ということになりそうですが、
話し合いがうまく行くのでしょうか・・・売主買主の双方が納得いくように?
今にもD氏からの電話が鳴りそうでドキドキします。
とにかく、やっと現在までの大体の話が書けました。
これから、また何が起こるか書いていきます。(この話は続く・・・)
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