二年目の夏至 平岡千佳
今日は「夏至」1年で太陽が最も空高く上り最も昼の時間が長くなる日、昼の時間が最も短い「冬至」と比べると約5時間くらいの差があります。「まだ明るいのにもうこんな時間なんだ~」と驚くのもこの時期ならではのことですね。七十二候では「乃東枯(なつかれくさかかる)」と言われ、冬に芽を出した夏枯草(かごそう)が枯れていく頃、夏の🌸が咲く、うつぼぐさの「花穂(かすい)」が黒ずんで枯れたように見える頃、冬至の頃に芽を出し、6~8月に紫色の花が花穂にいくつも咲きます。夏の花が咲く時期に枯れていく花を思う優しさに溢れる言葉もありますね。人気漫画「鬼平犯科帳」にも「夏至の候」の編がありますね。太陽のエネルギー溢れる夏至前後のこの時期を大いに楽しんではいかがでしょうか。あの小野小町お姉さんがこんな歌を詠んでおります。💛💛
💛いとせめて恋しきときはむばたまの夜の衣を返してぞ着る
小野小町 古今和歌集554
💛うたたねに恋しき人を見てしより夢てふものは頼みそめてき
小野小町 古今和歌集553
なんと素敵な恋の歌でしょうか 小町お姉さんに負けずに太陽のエネルギーをいっぱい浴びて頑張りましょう。