サイクルコンピュータとGPS

　CATEYEが久々に大幅なモデルチェンジを発表しました。最上級モデルCC-TR310TW V3nは、心拍、ケイデンス、スピード計測はもちろんのこと、記録データを14ファイルまで保管できるファイルビューを装備。これは先に発売されたPolar CS500+同様、V3にデータ保存用のメモリーを増設したタイプです。Polar CS500+には対応するPolar LOOK Keo Powerペダルからの正確な出力データを計測できる機能がさらに備わっていて、ケイデンスセンサー付きモデルの価格が28,000円。CC-TR310TW V3nは出力測定こそできませんが、電池交換後も記録したファイルデータをはじめ、基本設定値は保持する機能や改良されたチェーンステー取付けケイデンス一体型スピードセンサー「ISCTec? (インテグレーティッド・スピード・ケイデンス・テクノロジー)」などが追加され、価格は21,000円（心拍センサー付き）となっています。

　また、CATEYEはストラーダデジタルワイヤレスに心拍数も計測できるモデルCC-RD420DWも新たに発売します。形やデザインは先のCC-RD400DWとほぼ同じですが、CC-RD400DWには無かった心拍計測機能と2.4GHzデジタルワイヤレス対応になります。価格は12,600円ですが、新型ケイデンス一体型2.4GHzスピードセンサーがオプションとなるため、CC-TR310TW V3nに比べ割高感は否めないところです。また、ストラーダシリーズは表示が上下2段表示の為、心拍数とケイデンスを同時に表示させることができません。また、クリックテックは操作はし易いのですが、ワンクリックで目的の表示に切り替えることができないという最大の欠点があります。速度表示は上段へ固定ですが、それ以外の測定値を表示するには複数回のクリックが必要になるのです。

　TCR2にはSIGMAのBC1909を装着していますが、ケイデンスセンサーの反応があまり良くない為、CAAD10用のサイクルコンピュータの購入を別モデルで検討中です。ケイデンスと心拍センサーが付いて、PCへのデータの取り込みもできて13,125円は魅力的なのですがが、ケイデンスが正確に測定できないのはちょっと・・・それ以外は問題がないので、そのままTCR2専用で使用しようと考えています。

　Polarに関してはセンサーの電池交換ができないので、結構割高になってしまいますから、いつも選択肢から外さざるを得ませんので、今回はCATEYEのCC-TR310TW V3nにしようか、CC-RD400DWとPolarの腕時計タイプの心拍計を併用するかのどちらかを考えているところです。以前にも書いたことですが、CATYEYのサイクルコンピュータにはデータをPCなどに取り込んで処理をする機能が一切ありません。今回のCC-TR310TW V3nにしても内部メモリにデータが保存されるだけになるのですが・・・各メーカーによって一長一短があるので、自分が何を一番重要視しているかで選ぶしかなさそうです・・・
　新製品の発売で旧モデルが安くなる可能性もありますから、もうしばらく価格の動向を見て決めたいと考えているところです。CC-TR300TW V3が値下がりしてくれるのがBESTなのですが・・・

　一方バイク搭載用のGPSも相当に価格が下がって来ています。3月1日にガーミンのEdgeシリーズの全面価格改定が行われ、上位モデルのEdge800が79,800円→64,800円へ、Edge705日本版は69,800円→49,800円へ、Edge500日本版も39,800円→34,800円へプライスダウンとなります。こうなると一層、サイクルコンピュータではなくGPSが欲しくなってしまいますよね。この新価格だとMAP機能が付いたEdge705日本版がお買い得かななどと考えてしまいます。ただ、GPSの最大のネックはバッテリーのもちが良くない点でしょう。Edge500で約18時間だそうです・・・当面はiPhone4に予備バッテリーを搭載して様子見になりそうです。