メンテナンスを兼ねた冬季保管に出していたTCR2が帰還しました。保管期限は今月末ですが、20日の洞爺湖一周のイベントにセッティングができていないCAAD10で参加するのが不安で、予定より早目の引き取りになりました。最近はTalon29erに乗っていることもあり、TCR2の軽さを改めて痛感させられました。CAAD10より2kgは重いはずなのですが・・・
早速、WH-6700Gから取り外したミシュランのLITHION2をWH-R501-30に履かせ、ホイールをWH-R501-30に換えました。また、CAAD10はロードで走りながらのセッティングはまだ無理なので、スケール片手に、サドルの高さや位置などをTCR2のセッティングにできるだけ近づけてみることもできました。
こうして2台を間近で眺めると、見た目のスタイルの良さはTCR2だと感じます。どちらかというとCAAD10は機能重視の設計でスタイルは二の次といった感じを受けます。特にトップチューブのデザイン比較では断然TCR2に軍配があがります。が、チューブの溶接の具合などの細部に関しては明らかにCANNONDALEの技術が上回っていることは間違いありません。CAAD10では1mも走っていませんが、今から試走が楽しみでなりません。
TCR2にLITHION2を装着したWH-R501-30を履かせた状態で完成車重量を計測したところ、およそ9kg前後という驚きの結果になりました。およそというのはデジタルスケールを固定できず、手で持ち上げて計測をした為、数値が固定しなかった為のなのですが、ペダルが455gもあるPD-M530でこの重量だったということでした。勿論、クランクとブレーキは105に、サドルはフィジークのアリアンテ・キウムに換えていますので、TCR1並みの重量でもおかしくはないのですが・・・
今回、WH-R501-30にはミシュランのラテックス・チューブを装着しました。ミシュランのラテックス・チューブ60mmのロングバルブで1本の重さが78gほどですが、フロントホイールは950g、リアは1260g(共にクイックリリース込み)と前後で2210gもある結構重たいホイールになります。クイックリリースの重量は前後で144gでしたから、クイックリリースを除いた重量は2066gとカタログ値の2001gより結構重いという結果になりました。WH-6700G用のクイックリリースは前後で120gなので、こちらに変えようかと考えているところです。
ちなみにTCR2に付属していたGIANT S-R2というホイールの重量はチューブとMICHELIN DYNAMIC SPORTSを装着した状態の総重量はフロント1285g、リア1625gですから、WH-R501-30にミシュランのラテックス・チューブ(78g)とLITHION2(220g)装着した場合、フロントが1248g、リアが1558gになりますので、前後で2806gとTCR2に元々付属していたGIANT S-R2・チューブ・タイヤの総量との差はわずか104gに過ぎません。DYNAMIC SPORTSの実測値は280gもありましたから、タイヤの重量が1本当たり60g、2本で120gなので、ホイール単体の重量ならGIANT S-R2の方がわずかながら軽いことになります。ただ、GIANT S-R2のリム高が24mmなのに対し、WH-R501-30のリム高は30mmですから、この程度の差は止む終えないところでしょう。また、GIANT S-R2のクイックリリースはフロント56g、リア61gとWH-6700Gのものよりも4gですが軽いことに驚かされました。
GIANT S-R2はスポークが前後共24本もある為、重量や空気抵抗といった点で問題もありますが、少なくともSHIMANOのWH-500や501程度のホイールとの比較なら決して見劣りのするものではないと感じています。タイヤをLITHION2に換えるだけでも180gもの軽量化になるのですから・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます