雪が残っていた3月中はMTBでの走行を余儀なくされていたのですが、4月に入り雪解けも進み、幹線道路の雪はほぼなくなったのを見届けて、ロードバイクで走り始めました。ただ、路面の状況が悪いので23Cのロード用タイヤだとパンクのリスクがかなり高くなりそうなので、以前クロスバイクで使っていたSCHWALBE MARATHON 25Cを引っ張り出してMICHELINのPRO3から履き替えて使用しています。ロードバイク初日はチューブの噛み込みでパンクの憂き目に会いましたが、チューブ交換後は無事に走ることができています。
最近ではラグジャリー系のロードバイクで25Cのタイヤ装着車が増えています。その理由はタイヤ幅が広い方が注入できる空気量が多い為です。また、幅広のタイヤほど空気圧を低くでき、パンクのリスクを考えに入れなければ、振動吸収性が高く、乗り心地は格段に良くなります。
通常23Cのロードタイヤの場合の適正空気圧は7BAR~9BAR程度ですが、SCHWALBE MARATHON 25Cは5BAR~8BARとかなりの低圧での使用可能な設計になっているのです。勿論、SCHWALBE MARATHONはロード用のタイヤではありませんし、重量も1本で520gもあり、MICHELIN PRO3の2.5倍の重量になります。
ただ、前後共6BARほどの空気圧で走ってみると実に乗り心地がいいのです。ロード用タイヤで6BARだとパンクが怖くて仕方がありませんが、3mmのグリーンガードが入っているMARATHONならまず貫通パンクの心配はありません。かなり荒れた路面でも抵抗なく走ることができるのです。
勿論、路面の問題がなくなれば23Cのロード用タイヤに戻す予定ですが、ロングライドで乗り心地を重視するなら25Cのロードタイヤの使用もありかもしれないと思い始めているところです。
確かに25Cのタイヤは設置面が広くなり、重量も嵩む為、転がり抵抗が大きくなります。転がり抵抗はタイヤと路面間の走行抵抗で、自転車ではペダルの重さとして体感できます。空気圧力が高く、外径の大きいスリックタイヤほど転がり抵抗は小さく、空気圧が高いほど小さくなる傾向があります。SCHWALBE MARATHON 25Cを6BARの空気圧で使用していると、加速時に結構負荷が掛るのが実感できます。ある程度加速が付いてしまえば、重量のあるタイヤは完成モーメントが大きく働くので楽にはなるのですが、ストップ&ゴーが多い道や登りでは結構辛いものがあるのも事実です。
勿論、ロード用の25Cタイヤは300g以下なのでSCHWALBE MARATHON 25Cほどのきつさを味わうことはないと思います。むしろ、信号機の少ないローカルでのロングライドなら25Cタイヤの方が疲れが少ないような気がしています。ということで、今シーズンはロード用の25Cタイヤも是非一度試してみたいと思っているところです。
23Cより25Cの方が、転がり抵抗は低くなりますが、太くなることで重さと空気抵抗(前面投影面積)が増えるので、どっちの効果を取るかですね。
あのときdisってた連中はどうしてるんだろう