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OCR FとESCAPE R3

2010-09-26 10:25:22 | クロスバイク

 GIANTでは2年ぶりにOCRが復活しました。フレーム素材は、2010年モデルのSCRシリーズ同様ALUXXアルミです。SCRはTCRのDNAを受け継いだレース向けロードバイクのディメンションでしたが、OCRはコンフォート系で、トップチューブは短く、ヘッドチューブは長く、ホイールベースも長いものものとなっています。これはDEFYシリーズよりもさらに長目に設計されているようです。メインコンポーネントはシマノの2300、2010年のDEFY3同様に補助ブレーキレバーが付いています。価格はDEFY3より1万4千円、2010年のSCR2より4千円安い6万6千円(税抜)となっています。Ocr_2011_b
 OCRは2008年までGIANTのコンフォート系のロードバイクとして発売されていましたが、2009年のDEFYシリーズの登場で姿を消していたモデルです。2011 FULL LINE CATAROGにも掲載がなく日本あるはアジアでの限定モデルだと思います。2011 FULL LINE CATAROGではロード系の廉価モデルとしてSCRが掲載されていたのですが、日本のカタログからは姿を消してしまいました。
 今年のレース系日本発売モデルはコンポーネントがSHIMANOの105以上になっている反面、Tiagra以下のコンポーネントは主にDEFYやOCRといったコンフォート系のロードバイクに搭載される傾向にあります。おそらく2010年モデルではSCR1の評価が高かったのに比べ、2300搭載のSCR2の売れ行きが思わしくなかったことが原因なのかもしれません。確かにTCRのジオメトリーにTiagra,Sora,2300というコンポーネントでは役不足といった感は否めないと思います。
Defy3_2011_b  2011年モデルのDEFY3が8万円(税抜)なのに対し、OCRは同じ2300搭載で6万6千円(税抜)とフレームがALLUXの分価格が低く抑えられています。ただ、フロントフォークはカーボンなのはさすがGIANTです。
 2010年モデルでは最も値段の安いロードバイクはSCR2の7万円(税抜)でしたが、GIANTはこのOCRでついに6万円台のロードバイクを実現させたことになります。2008年のOCR3はほぼ同じスペックで7万5千円していたことを考えると、かなりお買い得感がある製品だと思います。
 ただ、日本ではこの価格帯には人気の高いクロスバイクがあるので、ドロップハンドルモデルは敬遠される傾向にあるようです。GIANTではそこのところが分っていて2010年モデルではDEFY3に2011年モデルではOCRに補助ブレーキを搭載しているのです。
 今年はさらにESCAPE RXという新しいモデルが登場しましたので、OCRならESCAPE RX3にすると考える方が圧倒的に多いはずです。Ocrf_2011_w
 そこで注目なのが2011年モデルから新たに登場したOCR Fです。ジオメトリーはOCRのままでフォークもカーボン。価格はESCAPE RX3と同じ6万3千円(税抜)です。
 今回のAL-700Xの改造で最も困った点は路面から受ける振動でした。これはホイールやクランクセットを交換し速度が出るようにようになればなるほどより強くなる厄介な問題点です。
 コンポも同じ価格も同じで悩むところかもしれませんが、ロングライドを考えているなら迷わずOCR Fをお奨めします。特にクロスバイクでは手のポジションが一定なのでなおさらでしょう。
Escape_r3_2011  2011年モデルでは定番のESCAPE R3の価格が4万7千円とこれまでより3千円値下がりしましたが、ホイールが4×6のスポークパターンではなってしまいました。トリガーシフター搭載のESCAPE R3.1も価格が2010年のR3と同じになっています。ホイールも、こちらは従来通り「SPINFORCE 4×6」なので、R3シリーズならこちらをお奨めします。グリップもエルゴタイプにかわり、ハンドル周りのもっさり感がなくなりました。Escape_r31_2011
 TCR1もそうですが、パーツのグレードを落として価格を下げているモデルもありますから、単に価格が安くなったと考えずにパーツのグレード落ちがないかもカタログでしっかり確認されることをお奨めします。R3.1は純粋に2千円のプライスダウンですが、R3はホイールが換わっているようなので純粋に3千円の値下がりとは言えないと思っています。
 TCR2は2010年のSCR1と同価格ですが、フレームがALLUX SLになりオーバーヘッドとパワーコアBB採用でSCR1と同価格ということは実質的な値下がりと考えることができますし、パーツのグレードを落としたTCR1の1万円より価値があると私は見ています。
 TCR2をSCR1のOCRはSCR2の代替と考えればSCRシリーズが日本のカタログから姿を消した理由も分ります。復活したOCRですが、日本ではクロスタイプのOCR Fに注目が集まるのは避けられないと見ています。ESCAPEシリーズも定番のR3ではなくR3.1やRXシリーズが普及し始めるのではないかと思っています。

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