アルミロードに身体が悲鳴を上げ、止む無く第3世代Supersix EVOを購入してまだ4年でしたが、第4世代のSupersix EVOはカーボンロードの究極形だと感じ、このバイクで最後にしようと思ったのです。
まだ、一度しか乗っていませんが、エアロ性能が向上しているにも関わらず乗り心地が良いのには驚かされました。フロントはボリュームがあり、しっかりと硬めな感じはしますが、とにかくリアがソフトなのです。NM(ノーマルモッド)のしなやかさは第3世代と同じですが、Synapse並みに薄く(21.9mm)扁平させたシートチューブと左右非対称のチェーンステイ、細いシートステイとのトライアングルのバランスが絶妙に取られているのが理由でしょう。
CannondaleにはSpeed SAVEというリアトライアングル技術があり、CAAD10、CAAD12、Supersix EVOの第2世代まで引き継がれて来ました。それが、エアロ化の波に飲み込まれたように、CAAD13とSupersix EVOの第3世代からこの技術は姿を消して行きました。ホリゾンタルフレームとこのリアトライアングルは長らくcannondaleの象徴となっていたのでが…
翼断面を採用した第3世代のSupersix EVOの同部分は前衛投影面積こそ少ないのですが、30mmと厚くなっているのです。横に薄く扁平させることで前衛投影面積は大きくなり、空気抵抗が大きくなりそうですが、そこは専用のボトルケージと専用ボトルを使用することでカバーしているのだと思います。
この横に薄く扁平させたシートチューブの構造はエンデュランスロードのSynapseやグラベルロードのTopsetoneのそれに酷似しています。乗り心地重視のバイク技術を速さを追求したロードバイクに取り入れることが出来るのがcannondaleの魅力といえるでしょう。
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