CYCLINGFAN!!

自転車をこよなく愛し、自分の脚と熱いハートで幾つになっても、可能な限り、どこまでも走り続けます~♪

2011 Giant TCRの2010モデルとの比較

2010-08-25 10:41:24 | ロードバイク

 先にご紹介したようにGIANTオーストラリアのWEBサイトでは既にGIANTの2011年モデルが掲載されています。
 オーストラリアではALLUXフレームのTCRの発売はありませんが、WEBサイトから2010年モデルと2011年モデルの変更点や傾向は読み取れます。そこで、このWEBサイトから2010年のTCR ALLIANCEモデルと2011年のTCR COMPOSITEモデルとの徹底比較をしてみたいと思います。
 まず驚くことはUltegra搭載のTCR ALLIANCE0とTCR COMPOSITE1の価格差が全く無いことです。カラーリングが変わった以外、スペック的にも全く同じでした。気になる点はALLIANCE1のフレームがAdvanced-Grade Compositeと記載されていることです。これではALLIANCEモデルとCOPMPOSITモデル、さらにはADVANCEDモデルのフレーム差がないことになってしまいます・・・(2010年のGIANTオーストラリアのWEBサイトはこちらから)
 次に105搭載のTCR ALLIANCE1とTCR COMPOSIT2の比較をしてみます。フレームはTCR ALLIANCE1がAdvanced-Grade Composite、一方TCR COMPOSIT2はGiant composite, TCR geometryと表記されています。フォークもALLIANCEがAdvanced-Grade Composite, Full Composite OverDrive Steererになっていたのに対し、COMPOSITEモデルはGiant composite with tapered composite OverDrive steererに替わっているのです。2011年のFULL LINE CATALOGではCOMPOSITEモデルのフレームはGiant composite GradeになっていますのでおそらくWEBサイトの誤記ではないかと思います。
 大きな変更点としてはボトムブラケット(BB)がShimano Dura-Ace, Internal Press FitからShimano BB71, press fitへランクダウンしていることが挙げられます。また、ホイール部分もSHIMANO製からGIANT製へと変更されています。タイヤはMichelin Dynamic, 700x23, Foldingで変更なしでした。サドルもFi'zi:k Pave CX w/ Maganese rails からGiant TCRへランクダウンで、価格はTCR COMPOSIT2の方がAU$300安くなっていることが分ります。
 Ultegra搭載モデルではALLIANCEとCOMPOSITEとの価格差は無く、105搭載モデルであえてパーツのグレードを1部下げてまでCOMPOSITEモデルの価格を下げていることが気になっています。ご承知のようにALLIANCEはフレームの上部にカーボンを下部にALLUXアルミを合成したフレームでした。COMPOSITEはADVANCEDへ進化する前のフルカーボンですから、グレードとしてはALLIANCEの上に位置していたはずなのです。それがTCR ALLIANCE0とTCR COMPOSITE1の価格差が全く無いことからGIANTがCOMPOSITEモデルをALLIANCEモデルの代替と位置づけたことは理解できるのですが、同じ105搭載でありながらTCR ALLIANCE1とTCR COMPOSIT2との間にAU$300という価格差を設けた理由が読めないのです。
 確かに5700系の105は5600系の105より価格が下がっていますがフレームがALLIANCEからCOMPOSITEに替わっているのですから、同じ価格でも全く問題はなかったはずです。それをあえてBBやホイール周りのグレードを落としてまで価格を下げているのです。これがALLIANCEをCOMOSITEに切り替える為の施策なのか、GIANTがTCRの下位モデルの大幅値下げを断行するつもりなのかはTCR以下の発売の無いオーストラリアだけのラインナップから読み取ることは難しいのですが、ADVANCED以上のモデルでは2010年モデルと2011年モデルとの価格差はほとんどありませんから、私は後者だと見ています。
 この傾向は2011年のFULL LINE CATALOGでTCRの下位モデルやSCRのラインナップが充実していることからも推測できると思っています。私が先に気になると書いたのは、決して悪い意味ではなく、期待感を持っているという意味でです。

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« AL-700X大改造計画(3) | トップ | AL-700X大改造計画(4) »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ブログ、楽しく読ませて頂きました。私、休日に河... (tack)
2010-08-29 13:11:07
ブログ、楽しく読ませて頂きました。私、休日に河川敷のサイクルロードを50キロほどクルージングしているロードバイク初心者です。
私の場合、速く走るというより、もう少し能力を高めて100キロ(私にとってはロングライド)ぐらいを楽に流せるようになりたいと思っています。そこで考えているモデルがGaiant のコンフォート系、Defy1です。
で、オーストラリアのGaiant のHP(2011版)を見て、大発見しました。(笑)Defy1のクランクが105 になっているじゃありませんか!ご存知のように日本版2010 Defy1のクランクSHIMANO FC-R600です。ってことは日本のDefy1のクランクも2011モデルは105にアップグレードか?
だとするとブレーキにTEKTRO ROAD を組んでいる2010 Defy Advanced 3より見方によっちゃコンポは2011Defy1の方が上。(Defy1のブレーキは現在、105)で、これも見方によっちゃあですが、Advanced 2に肉薄するコンポとも言えます。(笑)
が、待てと思い、オーストラリアのGaiant のHP(2010版)をチェックすると2010Defy1のコンポはTiagraを中心に組まれています。ブレーキなんかSoraですよ。(汗)
それで価格を見ると、2010Defy1はAU$1499.00でしたが、2011バージョンは AU$1799.00 。なんと$300(22,500円) も値上げしていました!当たり前か。(笑)
同じモデルでも、国によってこんなに違うんですね。フレームカラーも全然、違うし.....
さあて、日本の2011Defy1、どんなコンポになるのでしょうか。できたら、あのカラーも何とかして欲しいんだけど。(笑)
返信する

コメントを投稿

ロードバイク」カテゴリの最新記事