黒沢明監督の映画「生きる」を見ました。
昭和27年のモノクロ映画です。
素晴らしい映画でした。
役所の市民課の課長が主役で志村喬さんです。
当時の役所では何かお願いしてもなかなかやってくれません。
それは、縦割り行政の影響でたらいまわしです。
それだけでなく「何もしないことが自分を守ること」なのです。
そんな中、志村喬さんは自らがガンである事に気がつき、
苦しみの中自分の生き方を変えます。
何かを創ることに残りの人生を賭けるのです。
市民の側に立ち陳情を実現のために、
ばらばらの役所をまとめていこうと努力していきます。
いつの世でもよりよい生活を目指し、正しいことに敏感なのは女性です。
その女性の先頭に立ち、戦う志村喬さんの演技は鬼気迫るものがありました。
その志村さんとは対照的に当時の役人の事なかれ主義が描かれます。
しかし、それは役人だけでなく日本人そのものの様に感じました。
しかもそれは半世紀以上たった現代でも全く同じです。
今見ても全く古さを感じません。
黒沢明監督の凄さを感じました。
この課長は絶対に声を荒げたり、暴力的になったりしません。
しかし、実現していきます。
自分を決して前に出そうとはしないのです。
見ていて僕もこんな生き方をしたいと思ったのですが、
多分こんな風には生きられないだろうなというのが実感です。
この志村喬さんも僕の大好き!な俳優さんになりました。
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昭和27年のモノクロ映画です。
素晴らしい映画でした。
役所の市民課の課長が主役で志村喬さんです。
当時の役所では何かお願いしてもなかなかやってくれません。
それは、縦割り行政の影響でたらいまわしです。
それだけでなく「何もしないことが自分を守ること」なのです。
そんな中、志村喬さんは自らがガンである事に気がつき、
苦しみの中自分の生き方を変えます。
何かを創ることに残りの人生を賭けるのです。
市民の側に立ち陳情を実現のために、
ばらばらの役所をまとめていこうと努力していきます。
いつの世でもよりよい生活を目指し、正しいことに敏感なのは女性です。
その女性の先頭に立ち、戦う志村喬さんの演技は鬼気迫るものがありました。
その志村さんとは対照的に当時の役人の事なかれ主義が描かれます。
しかし、それは役人だけでなく日本人そのものの様に感じました。
しかもそれは半世紀以上たった現代でも全く同じです。
今見ても全く古さを感じません。
黒沢明監督の凄さを感じました。
この課長は絶対に声を荒げたり、暴力的になったりしません。
しかし、実現していきます。
自分を決して前に出そうとはしないのです。
見ていて僕もこんな生き方をしたいと思ったのですが、
多分こんな風には生きられないだろうなというのが実感です。
この志村喬さんも僕の大好き!な俳優さんになりました。
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