真っ暗な川を橋の上から息を殺して覗く。
白い光がスーッと近づいてくる。向こうのほうにも白い光が。
そのたびにみんな声を殺して、わぁー!と小さな歓声。
どの人も真っ暗で顔はよくわからない。
それでも、みんな場所を譲り合い、ホタルが逃げないようにと声を殺してる。
この写真よーく見ると白い点が見えるはず。
これこそホタル。
家から歩いて15分くらいのところまで妻と二人で見に行った。
でも、帰りに川を覗きながら歩いているとあちこちにホタルが飛んでいる。
ホタルは6月下旬にはもういなくなる。
オスの光にメスが近付いてくる。そして、互いに光を強めて交尾するのだそうだ。
成虫になって2週間ぐらいで命が尽きるのだそうだ。その間草の露を口にする以外何もたべないらしい。
メスは交尾をすると2日後から産卵。卵は7月にふかして幼虫に。
カワニナを食べて育って来年さなぎになってまた成虫のホタルになる。
そして、また光り輝いて卵を産む。僕たちはそっと静かにその光を見せてもらおう。
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