厚木の七沢病院に入院していたのだが、僕が入院するのと入れ替えに退院した友人に会ってきた。
彼はくも膜下出血で手術をして入院した。幸い命はとりとめたのだが意識ははっきりしていないようだ。
顔を見ると依然と変わらずニコニコとしている。そこだけ見ているとどこも悪くはないように見える。しかし、あまりわかってはいないようだ。
一時は施設に入っていたようだが、今は奥さんが自宅で面倒を見ている。
やはり他人が見ているのでは不具合があったらしい。一念発起して自宅に引き取り面倒をみることにしたらしい。
倒れて以来、テンカンが起きるようなので、常に目を離さないようにしているようだ。何かをしていても目の端に常にご主人を入れていると言っていた。
洗濯機を回すときとトイレだけは仕方がないらしい。
こんな話を聞くとデイサービスとはありがたいものだと思った。
その時に買い物に行ったり自分の用を足すようなのである。
それでも、以前より少しずつ良くなっているようだ。
「コーヒー飲む?」と奥さんが聞くと「僕も飲む」と答えていた。
以前は、「痛い?」と聞くと「痛い」と答えていた。言ったことを繰り返すだけだったのが違う答えが返ってくるようになったらしい。
奥さんは夜もベッドの横で寝ているようである。奥さんの体が心配になった。
同じような病気なのだが僕はまだ幸せだなと感じた。
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