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10年後、20年後のメンテナンス費用を抑えた良い家を建てるには?パート3

2014年11月28日 | メンテナンス編・・・家づくりのアドバイス

私たちは良い家を造ります!どの建築会社さんも謳っています。

これから家を建てようと考えている方からすれば、では良い家ってどんな家?って

なると思います。

 

まず、私達が勧める良い家の定義とは、どのような家なのかをお話しま

しょう。

 

率直に言うと『住宅取得後に、余分なお金が極力かからない建物』=「長持ちする家・メンメンテナンスコストのかからない家」が、良い家であると思います。

つまり、毎日使用する電気、ガス等の光熱費、俗に言うランニングコストが

極力少ない家、メンテナンス等のリフオーム費用が極力少ない家が良い家の定義だと思います。

 

では長持ちする家・メンメンテナンスコストのかからない家を建てるには?

どうすればいいのか書いていきたいと思います。

(※あくまで私の考える良い家の考え方です。答えは1つではないと思いますので1つの参考にして下さい)

 

今回は屋根について書いてみます。

屋根の形状には、 一般的には切妻、寄せ棟、片流れといつたものが挙げられます。

 

このなかでコストやメンテナンスに優れているものは、断然、切妻と片流れでしょう。

先でお話したとおり、できるだけシンプルな形状の屋根にしたほうが、将来的にも無駄な費用をかけなくて済みます。

 

その代表的なものは『切妻』と呼ばれる形状の屋根です。

 

使用する材料によって異なりますが、切妻での屋根の傾斜は、4. 5〜6寸ほどのものを考えるのが理想的です。

 

傾斜が緩くなると、雨漏りの危険性が出てきます。

 

逆に傾斜がきつすぎると、屋根の面積が大きくなるので、建設時にコストが高くなってしまいます。

次に屋根材を考えていきます。

 

住宅の屋根材には、瓦、鉄板、石綿スレートが一般的に用いられています。

 

では、どの材料を使用したらいいのでしょうか?

他の材料とは違い、屋根形状によって使用可、不可があるので、各材料の特徴をまずは知っておいてください。

初めに瓦ですが、以前は台風に強く、地震に弱いと言われていました。

 

昔は屋根に土を盛りその上に瓦を敷く『土居敷』と呼ばれる工法で造られていたので、屋根自体が重くなり、災害時は倒壊する原因になっていました。

 

しかし現在では、土を使わず直接瓦を釘で止める乾式工法が主流になっていますので、以前に比べて屋根荷重ははるかに軽くなりました。だから、比較的地震にも強くなりました。

瓦にも多くの種類がありますが、日本の住宅には、水分を含みにくいものがベストです。

日本製の焼き温度が高く、撥水処理が施してある瓦がお勧めです。

 

要は、メンテナンスコストや耐久性を考慮すると、日本製の瓦を選ぶことが最適だと考えています。

次に鉄板ですが、屋根勾配(傾斜)が少ない場合でも、雨漏りの心配がなく、片流れの場合にも適していて、屋根形状をあまり選ばないのが特徴です。

 

使用する材料によっては1‐5年ほどの保証も付き、ある程度の耐久性はあります。

 

しかし、熱伝導率が高く、熱を伝えやすいことや、厚みが薄く、雨音を伝えやすいことから、使用する場合はそれなりの処置が必要です。

他にも、洋風スタイルの住宅で多用されているスレート系の瓦もあります。

 

 一般的には、カラーベストと呼ばれている、薄い軽量の屋根材です。

 

この屋根材はコストが低い、工期が短い、低重量などのメリットはありますが、耐久性があまりなく数年で色落ちする可能性があるため、メンテナンスコストのかかる材料です。

 

最後まで読んで頂きありがとうございます!

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