朝の散歩道で小動物が死んでいた。車にはねられたのだろう。イタチかテンか分からない。多分イタチではないだろうか。昨年、家の近くの池の向こうの小さな流れのほとりの窪地で、二日続けて同じような小動物を見たことがある。尾瀬にはオコジョが居るという。尾瀬に行った後だったので、『オコジョがいた、オコジョがいた』とじいさんは騒いでいた。本当にオコジョと思っていたわけではないが『証拠の写真を撮って来る』とばあさんに言って、次の日同じ所に行った。身体を屈めて同じ所をそっと眺めると、相手もそっと顔を出してこちらを眺めていた。その顔が実に可愛かった。薄暗い場所だったので残念ながらいい写真は撮れなかった。あれは色が茶色でなく灰色だったように思うのだが、イタチだったのだろう。農家のおばさんが近くで工事を始めたので、その後は姿を現さなかった。
今日は町長と町会議員の補欠の選挙の投票日。誰に投票するか、はっきり決めれないのだが、投票には行くべきだろうとじいさんとばあさんは昼前に行って来た。