爺さんの独り言

雑木林から街中に帰ってきた爺さん

曾野綾子 『哀歌』

2010年03月02日 | 日記
 町の図書館から借りてきた 曾野綾子 『哀歌』を読んだ。曾野綾子さんはじいさんの好きな作家の一人だ。ちょっと本棚を見ても『いい人をやめると楽になる』『夫婦の情景』『父よ丘の上の星よ』など曾野綾子さんの本がある。『天上の青』はばあさんの友人、日本語の読み書きができるというイスラエルの女性が遊びに来たとき進呈した。曽野さんはクリスチャンだが、書かれていることは、仏教徒のじいさんの心にもよく響くのだ。キリスト教の教えも、仏様の教えも究極の所は一緒だろう、とじいさんは勝手に思っている。この世を生きて行く上での心の保ち方、慈しみの心、を教えるもの、と思っている。

 この『哀歌』、毎日新聞に連載されていた作品ということだ。ルワンダのフツ族によるツチ族の大虐殺、そこに巻き込まれた若い日本人の修道女の話。もう少し若い時ならじいさんも、もっとしっかりと内容を受け止めることが出来たかもしれないが、いまのじいさんには重すぎる。よくこんな話が新聞に連載されたものだと思うのだが、毎日少しずつ読む方が良いのかもしれない。じいさんは一気に読んでしまった。それだけ内容に引き込まれたということなのだが、読んだ後、心が重いのだ。

 ”身体に気をつけて、楽しく生きる” もうこれだけでいいのだ。じいさんはそう思いたいのだ。ばあさんは得意のパソコンで遊んでいる。野鳥や猫の写真にいたずらをしている。面白いので貸してもらおう。

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