BES大山(鳥取)

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山岳信仰2

2007-01-01 08:19:03 | 歴史・文化
最近では、各種防寒装備や登山用品の発達に伴い、
従来は人跡未踏の地とされた地帯に人間が入り込んでも
生存しつづける事が可能となっています。

その一方で、それを過信ししての、無謀な行動の結果、
重大な危険に直面してしまうこともあります。

古来から山は神霊が宿る、あるいは降臨する場所と
信じられ祭祀が行われてきました。
また、死者の魂(祖霊)が山に帰る場所という考えもあります。

山は信仰の対象となり、登頂が禁止されている場合も多々ありますが、
日本では、山頂に達することが重要視されます。
日本人の場合、山自体を信仰する気持ちもありますが、
そこから早朝に拝まれるご来光を非常にありがたがる傾向が強く、
太陽信仰と山岳信仰が結びついています。

山岳信仰は、もともとが自然崇拝から発展してきただけに、
江戸末期まで神仏混淆(神仏習合)の形態を取ってきましたが、
神仏混淆が明治以後の神仏分離令により禁止されて以後、
寺と神社が分けられ、信仰の本体の多くは神社の形態を取って存続しました。
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