BES大山(鳥取)

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大山寺と大神山神社

2006-08-17 08:20:33 | 歴史・文化
大山寺と言うと、大山の中心となっているお寺ですが、
以前は大智明権現(地蔵菩薩)宮を中核に、
「南光院(釈迦如来)」
「中門院(大日如来)」
「西明院(阿弥陀如来)」
の3院が集まり、大山寺を形成して、中国地方最大の寺院として栄えました。

明治維新の神仏分離(廃仏毀釈)とともに大山寺は廃絶されます。
そのため、大智明大権現の社殿を大山寺から分離し
「大神山神社奥宮」としました。

寺領は没収され大山寺号は廃止されますが、内務郷の許しを得て寺門を維持。
明治36年には、中門院の大日堂を本堂として復活します。
しかし昭和3年に焼失し、昭和26年に現在の本堂が再建されます。

かつて本堂に安置されていた銅造観世音菩薩立像(重要文化財)など
寺宝の数々は霊宝閣に展示されています。
また、大山寺の政庁があった本坊西楽院跡の
広大な屋敷跡と見事な石垣にも往時の隆盛の一端として見ることができます。

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大山のお寺と言うと、まず「大山寺」それから「大神山神社」
と思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

大山寺はもとは中門院大日堂(大日如来)と言い、
争いの際に仏像などを一時的に避難させた物置のような場所だったようです。

現在では没収さていていた大神山神社も大山寺へと戻っていますが、
一度、大山寺を本社として決めた以上変更することも出来ず、
また、位置も丁度よい場所にあったため、
そのまま現在に至る…との事のようです。

ちなみに、大山寺周辺の木々を良く見てみると、
当時の大火の跡が見てとれます。

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