「乍恐奉願口上書付」第十七頁、上の五~六行目
解読 店方商ひヲ留作男を追帰し、若ひ者之
致し方是と悲との差別なく平押之
読み 店方商いを留め、作男を追い帰し、若い者の
致し方是と非との差別無く、平押しの
解説 「店方商ひヲ留」・・・商店の商売を禁止し。 「作男を追帰し」・・・下村へ傭われて農作業をしている男を、上村へ追い帰し。 「若ひ者之致し方」・・・若い者のやり方。 「是と悲との差別なく」・・・良い悪いの区別も無く。「悲」は「非」の当て字です。「是」は良いこと。「非」は悪いこと。 「差別」も読みにくい。 「平押之」・・・一方的に押しつける。