古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十九章 漂流外国物語 其の二百四十七

2017年01月24日 07時57分27秒 | 古文書の初歩

 


 


「漂流外国物語」第七十ページ、上の三~四行目

解読 飛尓行んと入口を這る処我々を見付、此家の内儀

    「ビナリ」飛んで出我々を入口より外へ押出し立せ置皆之

読み びに行かんと入口を這入る処我々を見付け、此の家の内儀

    「ビナリ」飛んで出、我々を入口より外へ押しだし立たせ置き皆の

説明 「飛尓」・・・びに。遊びに。「飛」は「ひ」、「尓」は「に」、それぞれ変体仮名です。 「行んと」・・・行かんと。行こうと。 「這る」・・・這入る。はいる。 「内儀」・・・小さい字で判りにくい。『ないぎ』、おかみさん。奥さん。 「ビナリ」・・・奥さんの名。 「飛んで出」・・・飛び出して来て。 「我々を」・・・「を」は今まで変体仮名の「越」を多用していたのに、ここでは「を」をよく使っています。 「押出し」・・・「出」が判りにくい。 「立せ置」・・・立たせて置き。「置」も難しい。 最後は「之」。皆の。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿