「漂流外国物語」第百四ページ、上の三~四行目
解読 無之との御読聞セ之上、爪印仕候。
一、揚り屋へ入候節、笠壱本、下駄壱足手拭下帯
読み これ無しとのお読み聞かせの上、爪印仕り候。
一つ、揚り屋へ入候節、笠壱本、下駄壱足手拭い下帯
説明 (何等申し分)「これ無しとの」・・・「何も言い分は御座いませんと言う」。 「御読聞セ」・・・文章を読んで聞かせる事。 「爪印」・・・拇印(ボイン)右手の親指の先で、印鑑に代えて朱肉をつけて押す印。 「候節」・・・「節」が難しい。入る際。 「手拭い」・・・タオル。 「下帯」・・・したおび。ふんどし。昔の男性のパンツ。
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