古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第四十四章 新池を開く 其の二十二

2015年09月01日 06時55分04秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「新池普請ニ付、百姓迷い方願一札控」第五頁、上の三~四行目

 

解読 申出候義ニ付、右之通

    夫々当村与り弁へ

読み 申し出で候義に付き、右の通り

    それぞれ当村より弁え

 

解説 「申出候義ニ付」・・・「申出」も読むのは困難です。「出」は三行前に「願出」と有りますので、形を頭に入れましょう。 「候義ニ付」・・・「義」も難解です。前行の「さゝゐ之義」の「義」と同じ。 「右之通」・・・「右」も大きく崩しています。一昨日の「右」よりは崩しています。  「当村与り」・・・当田並浦より。「与」はヒラカナの「よ」の元字。 「弁へ」・・・『わきまえ』。弁償すること。田並浦より損失を補償すると言うこと。


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