古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第十章 地震・津浪乃記・その九十九

2012年05月04日 08時04分09秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

地震津浪乃記第二十五ページ。上の写真の一行目二行目

解読 去寅年冬ヲロシア舩紀海ヱ来ル。日高若山海等ヱ碇ヲ下シ

    尋テ大阪ヱ入舩ス。暫ク滞舩シ海ノ浅深ナド量リシト云。

読み 省略 送り仮名はすべてカタカナになっています。

解説 「紀海」・・・紀州の海。 「日高」・・・紀中の日高郡。 「若山」・・・現在の和歌山の事。 「日高・若山海」・・・「日高」御坊市や「若山」和歌山市付近の海岸。 「碇」・・・錨・いかり。 「尋テ」・・・「ツイ」と振り仮名付き。「次いで」。「引き続き」。 ロシアの船が和歌山近海で投錨したり、続いて大阪港へ入った。 「海の浅深ナド量リシト云」・・・海の深度等を測量したと言う事である。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿