男子のこだわり

いつの間にかほぼ柴犬ブログ

ブログを書くということ

2019-10-19 10:04:39 | その他
気が付けば、このブログを始めてもうすぐ4年。
おっさんのマイナーなこだわりを書くということをテーマに始めたので、常に書くことがあるわけでもなく、週1ぐらいの更新ペースで何とかやってこれました。

相変わらずネタ不足なので、今回は私がブログを始めた経緯について今更ながら書いてみることにしました。

数年前、父が十二指腸潰瘍で入院しました。
母から入院を知らされた時は大したことはないのだろうと思っていたのですが、かなりの出血があり、本人は相当辛かったようで、病室で涙を流して弱音を吐く父の姿を目の当たりにしました。
お見舞い時には、何とか元気付けたいと思って、何を持っていこうかあれこれ考えてみたのですが、父が好きなことをほとんど何も知らなかった自分にハッとしました。
音楽を聴いているところも見たことがない、本や雑誌を読んでいるところも見たことがない、テレビドラマやスポーツ観戦に熱中しているところも見たことがない・・・
妻に聞かれても、何を差し入れしていいか全く思い付かない自分を不甲斐なく感じました。
その後、癌が判明し、昨年11月に永眠したのですが、父のことをもっと理解出来ていれば、闘病中、孫の顔を見せに行く以外にも何かしてあげられることがあったのではと少なからず後悔しております。

父が最初に入院した時に思ったのは、果たしてうちの息子たちは自分のことをどれぐらい知ってくれているのだろうということでした。
私の場合、年中拓郎さんを聴いていますし、暇さえあれば靴や革製品を磨いたり、洗車したり、ギター弾いたりしていますので、息子たちもある程度は父のこだわりというのを感じてくれているとは思います。
が、今はまだ彼らが共感してくれるようなことではないので、将来、彼らが身に着けるものを気にするようになり、車を運転するようになったころ、自分の父にはこんなこだわりがあったんだ~と知ってほしくて、何かに記録しておきたいと思うようになりました。
そんな目的(もちろん自分がいいと思っている物を多くの人に紹介したいという目的もあります)でしたので、facebookやインスタ、ツイッターなどよりもいわゆるweb上のlogというのが最適だろうと思い、ブログを始めたという次第です。

実は、自分がブログを書いていることは妻も息子たちも多分知りません。
息子たちに自分のことを知ってほしくて書いているのに、その存在を明かさずに自分が突然ポックリ逝ってしまっては元も子もないので、いつかは伝えたいと思っているのですが・・・
いわゆるデジタル遺品問題もありますし、何か遺書的なものを用意しておいたほうがいいのかな~とも思う今日このごろです。

画像もない長文をお読みいただき、ありがとうございました。