21世紀 脱原発 市民ウォーク in 滋賀

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5・17高浜原発4号機 再稼働反対 現地闘争 (報告)

2017-05-20 15:31:54 | 記事

< さいなら原発・びわこネットワーク ニュース第14号より >

■ 5・17高浜原発4号機再稼働反対現地闘争 ■
■ 怒りの声が内浦湾に響く、1450万人の生命の水源:琵琶湖を守る■
■ 滋賀県・三日月大造知事、大津市・越直美市長は原発再稼働反対を明言 ■ 

5月17日、午後5時、
地元中の地元、高浜町音海地区住民(67世帯・133人:4月現在)をはじめ、
多くの人々の反対にもかかわらず、関西電力高浜原発4号機の
再稼働ボタンが押された。

が、この日、若狭の原発を考える会の呼びかけに応じて、
100人の近畿一円を中心とする心ある人たちが正午近くから集まり、
午後5時半まで怒りのデモ行進や申し入れ、
シュプレヒコール、ハンドマイクを使用した訴えが展開された。

3月28日の不当な大阪高裁抗告審決定で、
世界史上初の運転中原発を司法の力で止めた昨年3月9日の大津地裁仮処分を
無効としてしまい、関電はこの日、安全防護策も確立しないまま
(もともと原発でそんなものは確立しようがないのだが)再稼働運転を強行した。
1年3か月ぶりに。
原発建屋も損傷させたこの1月のクレーン倒壊事故や、
昨年再稼働直後の水漏れ運転休止などの解明も何もなされないまま。
6年前の福島原発事故の原因究明も対処策も未確立・未実行なまま。

高浜原発1・2号機前の正門を通過してトンネルに入り北上すると
高浜原発3・4号機が目の前にある北ゲート前に出る。
そこを通ってしばらくすると日本海・若狭の海の内浦湾を一望し、
半島に住む音海区の方々の家々が見えてる展望所にたどり着く。

現地反対闘争はこの展望所に参集し、
午後一時にデモ行進を北ゲートまでスタートさせた。



参加者全員で抗議のシュプレヒコールをたたきつけた上、
若狭の原発を考える会の木原壯林代表(京都工芸繊維大学名誉教授)や
地元市民団体代表など3人の申し入れ代表団を結成し、
関電高浜原発所長に対し関電社長あての、高浜原発4号機の再稼働中止の
申し入れ書を読み上げ手渡した。

申し入れ代表団


以後4時間半にわたっての怒りの抗議行動が続けられた。




この日、1450万人の近畿の命の水源:琵琶湖を預かる
滋賀県三日月大造知事と県都:大津市の越直美市長は
「多重防護策が確立しない現状では高浜原発再稼働を容認できない」と明言し、
全国紙でもいっせいに見解が発表された。

琵琶湖を守り、日本海を放射能で汚させない、
立地地元:福井、被害地元:滋賀、消費地元:京阪神の暮らしと命を守るため、
この列島と地球を、未来を守るため、仲間は奮闘した。 

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