宝満山と白山と厳島大明神
宝満研究の大先輩森弘子さんより
お教えいただいた史料に興味深いものがある。
『厳島大明神日記』がそれである。
神奈川の鎌倉文庫の史料群中にある
鎌倉時代後期のものとされたもので、
『金沢文庫の中世神道資料』というものに
収容公開されているものらしい。
史料の冒頭と思われる箇所に注目すべき記載がる。
「厳島大明神日記竈門白山一躰御事
彼大明神者旅神マシマス、仏法興行ノ主シ
慈悲第一ノ明神也、尺加羅龍ノ次ノ娘
八歳ノ龍女ニハ妹神宮皇后淀姫ニハ姉也、
或卜居於北国白山之禅頂顕妙理権現ト
其徳盛志天利益遍万人、或垂迹於西海竈門之高峰
現妣 宝満其威新志天効験施永代霊威」

厳島の明神は八歳ノ龍女の妹である姫神であり、
白山の妙理権現と竈門(宝満)の姫神とは
実は厳島の明神が旅先の場所に応じて変じたもので
その実は一体の神である、
と解説されている。
この繋がりをなんと見るか・・・
つづく
宝満研究の大先輩森弘子さんより
お教えいただいた史料に興味深いものがある。
『厳島大明神日記』がそれである。
神奈川の鎌倉文庫の史料群中にある
鎌倉時代後期のものとされたもので、
『金沢文庫の中世神道資料』というものに
収容公開されているものらしい。
史料の冒頭と思われる箇所に注目すべき記載がる。
「厳島大明神日記竈門白山一躰御事
彼大明神者旅神マシマス、仏法興行ノ主シ
慈悲第一ノ明神也、尺加羅龍ノ次ノ娘
八歳ノ龍女ニハ妹神宮皇后淀姫ニハ姉也、
或卜居於北国白山之禅頂顕妙理権現ト
其徳盛志天利益遍万人、或垂迹於西海竈門之高峰
現妣 宝満其威新志天効験施永代霊威」

厳島の明神は八歳ノ龍女の妹である姫神であり、
白山の妙理権現と竈門(宝満)の姫神とは
実は厳島の明神が旅先の場所に応じて変じたもので
その実は一体の神である、
と解説されている。
この繋がりをなんと見るか・・・
つづく