法華経 如来神力本第二十一
所在国土。若有受持。読誦。解説。書写。如説修行。
若経巻所住之処。若於園中。若於林中。若於樹下。
若於僧坊。若白衣舎。若在殿堂。若山野廣野。
是中皆応。起塔供養。所以者何。当知是処。即是道場。
諸仏於此。得阿耨多羅三藐三菩提。諸仏於此。転於法輪。
諸仏於是。而般涅槃。
いたるところの国土のどこにあっても、その教え(法華経)を受持し
読誦し解説し書写して、説かれたままに修行しなさい。
園であれ林であれ樹の根元であれ、
僧院であれ世俗の屋敷であれ王宮であれ、
山や谷や野であれ、そこに塔を建てて経巻を収め供養しなさい。
なぜなら、その塔が起てられたところがすなわち道場なのです。
諸仏はその道場において阿耨多羅三藐三菩提という無上の悟りを得、
諸仏はその道場において法輪を転じたのです。
諸仏はその道場において般涅槃(入滅)に至ったのです