宝満山研究会(山岳宗教遺跡の保全と研究)

大宰府の北東に聳える宝満山の歴史的価値を掘り起こし、山の保全を考える会です。

宝満山の道迷い

2013-06-13 | Weblog

今日夕方、宝満山の羅漢道付近で道迷いが発生。
3時頃に羅漢道に山頂側から入り、
遠見の岩の手前から北谷側の沢に入ってしまい
立ち往生されて110番通報されたようです。

このルートは江戸中期に修行のために開かれたもので、
宝満山の南西壁の直下付近の岩場の裾をアップダウンしながら
山頂北西から中宮の行者堂跡に出るルートです。

山ガールの道迷いがこの個所でよく発生しているとのことです。
夕方が近づくにつれ不安になってどんどん谷に下りて行ったのでしょう。
ここは下りると岩がゴロゴロした危険な沢になります。
動かずに待っていたため大事に至らなかったようです。
危険の認識が甘ければ宝満山といえども生命に関わる問題に至ります。


沢の近くには羅漢道際から落とされたお地蔵さんが
ひっそりと事の次第を見守っていらっしゃいました。

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