今日は遠出をして筑紫郡那珂川町一ノ瀬にある
線刻の磨崖仏を那珂川町郷土史会の方々の
ご案内で見学してきました。
脊振山塊から北に派生した峰中に
かつて頭風山南林寺があったとされる
西斜面にそれはありました。
おおよそ10箇所に露頭した花崗岩塊を利用して
線刻で表現した仏像や神像が展開しています。
また、山裾には宝キョ印塔、一石五輪塔などからなる
『筑前国続風土記』に「探題千葉氏の墓」とされる
中世後期の墳墓がありました。
また、その一角には九州探題渋川萬寿丸のものとして
地元の人に祀られて来た自然石板碑もあります。
郷土史会の方々はメンバー個々が積極的で
山中に分け入って一つ一つこれらを見つけて
地図にプロットする作業を続けて来られたそうです。
佐賀県との境にある国境石も調査されています。
頼もしいご活動の一端を拝見しました。