乳木の加持
長さ一尺の角柱状の乳木(にゅうもく)を
導師(採燈師)が宝剣で刻む所作をして加持し、
三本を続けて燃え盛る護摩壇に投入します。
そうしていよいよ護摩祈祷が始まります。
護摩木の投入
信者や参列者がさまざまな願文を書き込んだ
数多くの添護摩木を山伏たちが次々と読み上げて宝剣で加持し
護摩壇を取り囲んで四方から次々と炎の中へ投入します。
それ以外に、火渡りのオキにするために
不動明王の真言で加持された杉板の束も投入されています。
願文のある護摩木(乳木)の投入
燃え盛る護摩木
破壇の作法
願文のある添護摩木の投入が終わって
炎が落ち着きを見せる頃、
導師が立ち上がって護摩壇の前に立つと
除魔の法螺が鳴らされ、導師は「本覚讃」をとなえ
壇を解く破壇の作法がおこなわれて
組んであった護摩壇が解体されます。
つづく・・・