この2月、2年ぶりに俳句の会の吟行・句会に参加したが、その後いろいろあって4ヵ月休んでしまい、5か月ぶりに参加した。
場所は市内のいつもの場所にいつもの時間。
今月から新入会者が1名増えて(ちなみに私はスタート時からの会員)総勢12名が参集した。
これだけ長期にわたって休むと、毎月送られてくる句会報には、格段に進歩が明らかな仲間たちの句が並んでいるし、いかに自分を鼓舞しようと気後れしてしまう。
ならば、時間はたっぷりあるのだから句作に励めばいいものを、この私、ダメなんだな。講師のK先生の後ろをくっついて歩くとき以外は、どうしても俳句モードに慣れないときている。
https://blog.goo.ne.jp/deckydecky/e/d3e8547ae2d7ec0d8a5a9a71ab76e453
歩き始めはK先生の「今鳴いているのはニイニイゼミ」との説明から始まった。
「賑やかですね」の言葉に仲間たちは共感し、それぞれに森の雰囲気を味わっている。
えっ、えっ? ちょっと待って、聞こえないんですけど!
私は慌てた。
数種類の鳥の鳴き声、特に成熟した風の鶯の声などは四方八方から耳に入ってくる。
でも記憶のあるニイニイゼミのひっきりなしの声は、全然聞こえない。
思い切って「そんなに鳴いてるんですか? 私にはぜんぜん聞こえないんですけど…」とK先生に告げた。
その後は私の他にも思い当たる人がいるようで、加齢に伴う聞こえにくい周波数の話やら「うちの夫はご飯が炊きあがったピピピって音が聞こえないのよ」などと話題は脱線、「皆には聞こえるのに自分には聞こえない蝉の鳴き声で1句作ってみたら」との先生のアドバイスで、次なる蓮の花咲く池に向かって歩き始めた。
そういえば、10日ほど前に義息子と孫が来た時にも、同じようなことがあった。
「このジーーージーーーって何の音?」と聞かれた時だ。
「え? ジーーージーーーって鳴ってる? 何も聞こえないけど」
「ほらほら、鳴ってるじゃない? ね?」
と彼が孫に問うと、彼女も「うん、ジーーージーーって鳴ってるよ」と。
そうか、そうだったのか。
また一つ、加齢を認めるしかない事象が始まったのか。機能が一つ劣化しちゃったのか。
帰宅後、ニイニイゼミの鳴き声を確認しようとスマホで検索したら、さらに追い打ちをかけられてしまった。▶マークをクリックしても何も聞こえないのだ。
スマホのボリュームを上げ、耳を近づけたら、ようやく聴こえてきた。幼い頃から聞いてきた懐かしいニイニイゼミの鳴き声が…。
早めに耳鼻科に行った方が良いかも。
今は良い補聴器もたくさんありますしね。
我が夫は全然聞こえなくなっちゃいました。
いろんな補聴器を買ったのになんだかんだと理由をつけて聞く努力もしません。
サッチモは世捨て人になっちゃったよ!( ノД`)
ニイニイゼミの鳴き声は聞こえなくても、他はぜんぜん不自由していないけれど、耳鼻科受診したほうがいいのかしら?
加齢現象ってジワジワとやってくるんですね。
サッチモさん、全然聞こえなくなってしまったんですって?
残念です。
世捨て人になったとは、サッチモさんを知る一人としては、なんだか粋だななんて思ってしまうけど、実際の所は不自由でしょうね。
筆談で?