世界遺産・国特別史跡・大湯環状列石。大湯ストーンサークル館。秋田県鹿角市十和田大湯。
2022年10月4日(火)。
土版(どばん)は、粘土板の表面に付けた穴で人間の体と数字を表現しているが、その内部に消化管に似た貫通孔があることがレプリカの制作過程で分かった。縄文人は体内の構造を理解していたとも考えられる。
大湯環状列石が作られた時期には、土偶、キノコ形土製品、動物形土製品、足形付土版などの土製品や、石棒、石刀などの石製品といった祭祀に関係するとみられる道具がたくさん作られた。
土偶や足形付土版は子孫繁栄や子どもの成長を祈り、キノコ形土製品、動物形土製品は豊作を祈り、感謝するマツリに使用されたものと考えられる。
見学後は道の駅「おおゆ」へ向かった。雨は翌朝には止んでいた。翌朝は最後の見学地である秋田県北秋田市の世界遺産・伊勢堂岱遺跡へ向かった。
秋田県鹿角市 世界遺産・大湯環状列石 ③縄文土器 十腰内式土器 大湯式土器