「せっかくの週末ですが、今週は雨となりそうです」
よくお天気お姉さんやおじさんは残念そうにそう言う。
私にとっては雨が降るたびにこたちを拾った日のことを
思い出すいいきっかけとなる。
もともと雨とか嵐とか大好きだけど、
ねこを拾ってから雨の日がもっと好きになった。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
2006年6月22日
しとしと降る雨の夜。
仕事を終えて帰宅の途中だった私は、
片手に傘片手に携帯を持っていた。
終電近かったためあたりは静かで暗く、
父と電話で話しながら足早に歩いていた。
駅から自宅まで歩いて7分。
その調度中間地点くらいにあるマンションの駐輪場。
通り過ぎようとすると、足元の茂みがガサリと動いた。
つづけて、小さく、でも力強い鳴き声。
手のひらサイズのしましまの子猫が茂みから出てきてピユウ!と鳴いた。
思わず、父に「ねこ!超ちっちゃいねこがいる!」と報告。
父は間髪いれずに、「拾うなよ、絶対に抱き上げるなよ」といった。
「そうだよね、ひとりぐらしのアパートでは飼えないもんね」
といいつつ子猫に手が届く距離までそうっと移動。
子猫はこちらを見上げたまま。
逃げようとはしない。
父に「とりあえず電話切るね」と伝え、携帯をしまい傘を置く。
ちいさいしましまねこはこちらを見上げたまま。
そっと手を出し指を差し出すと、クンカクンカとにおいをかぎ、
おでこをこすりっとしてきた。
耳と目が異常に大きく、しっぽはない。
とってもとっても美人な子猫だった。
ちっちゃいな~。寒くないのかな~。と撫でていると、後ろの茂み
がまたガサリと音を立て、今度は真っ白いもう少し小柄なねこが出てきた。
!!
二匹?!
しろねこも触ろうとしても逃げない。
自分から足元に額やからだをこすりつけ、なんだかとっても人懐こい。
近くに親猫の気配もなく、しばらく待ってみたが雨音以外聞こえない。
そして、とうとう子猫を抱き上げてしまった。。。
「どうしよう。このままおいていかなきゃいけないのは分かってるけど、
生まれたばっかりで(後で調べたらこのとき生後1ヶ月半位)、
雨降ってるし、寒いし、お母さんいないっぽいし…。
でも、うちでは飼えないし…。」
そんなことをぐるぐると考えていた。
が、
一回抱いてしまったら最後、その場に放置して自分だけ暖かい家に帰る
なんてできるわけもなかった。
腕の中に二匹の子猫をかかえ、傘を拾い上げ、すっごくわくわくするような、
すっごく後ろめたいような、複雑な気持ちで家までの残りの道を歩いた。
長くなりそうなので、続く。
※今日は台風の中水上湯沢方面に温泉つかりに行ってきます♪
リツコトは甘父の羽の下でほっこりお留守番。
パパ・ママ・いもちゃん、よろしくね。
↑参加してます♪
よくお天気お姉さんやおじさんは残念そうにそう言う。
私にとっては雨が降るたびにこたちを拾った日のことを
思い出すいいきっかけとなる。
もともと雨とか嵐とか大好きだけど、
ねこを拾ってから雨の日がもっと好きになった。
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2006年6月22日
しとしと降る雨の夜。
仕事を終えて帰宅の途中だった私は、
片手に傘片手に携帯を持っていた。
終電近かったためあたりは静かで暗く、
父と電話で話しながら足早に歩いていた。
駅から自宅まで歩いて7分。
その調度中間地点くらいにあるマンションの駐輪場。
通り過ぎようとすると、足元の茂みがガサリと動いた。
つづけて、小さく、でも力強い鳴き声。
手のひらサイズのしましまの子猫が茂みから出てきてピユウ!と鳴いた。
思わず、父に「ねこ!超ちっちゃいねこがいる!」と報告。
父は間髪いれずに、「拾うなよ、絶対に抱き上げるなよ」といった。
「そうだよね、ひとりぐらしのアパートでは飼えないもんね」
といいつつ子猫に手が届く距離までそうっと移動。
子猫はこちらを見上げたまま。
逃げようとはしない。
父に「とりあえず電話切るね」と伝え、携帯をしまい傘を置く。
ちいさいしましまねこはこちらを見上げたまま。
そっと手を出し指を差し出すと、クンカクンカとにおいをかぎ、
おでこをこすりっとしてきた。
耳と目が異常に大きく、しっぽはない。
とってもとっても美人な子猫だった。
ちっちゃいな~。寒くないのかな~。と撫でていると、後ろの茂み
がまたガサリと音を立て、今度は真っ白いもう少し小柄なねこが出てきた。
!!
二匹?!
しろねこも触ろうとしても逃げない。
自分から足元に額やからだをこすりつけ、なんだかとっても人懐こい。
近くに親猫の気配もなく、しばらく待ってみたが雨音以外聞こえない。
そして、とうとう子猫を抱き上げてしまった。。。
「どうしよう。このままおいていかなきゃいけないのは分かってるけど、
生まれたばっかりで(後で調べたらこのとき生後1ヶ月半位)、
雨降ってるし、寒いし、お母さんいないっぽいし…。
でも、うちでは飼えないし…。」
そんなことをぐるぐると考えていた。
が、
一回抱いてしまったら最後、その場に放置して自分だけ暖かい家に帰る
なんてできるわけもなかった。
腕の中に二匹の子猫をかかえ、傘を拾い上げ、すっごくわくわくするような、
すっごく後ろめたいような、複雑な気持ちで家までの残りの道を歩いた。
長くなりそうなので、続く。
※今日は台風の中水上湯沢方面に温泉つかりに行ってきます♪
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