雨の日に拾われた猫の話

2006年初夏、しとしと降る雨の夜に拾われた二匹の子猫。
リツとコトと名付けられOL一人との同居生活が始まった。

不良娘

2007-08-31 22:05:59 | リツコト
いままでりつの専売特許だった『仰向け寝』。
最近パクられているようだ。



  結構いいじゃない


        でしょう?



まだそこまででぶではないことがやると、
貫禄がない分、くさいトイレで隠れてタバコを
ふかしている未成年のような頼りなさを感じる。





   まだ壁がないとバランスがね~




※良い子の皆さん、タバコはハタチを過ぎてからね。
 身長とまっちゃうよ。









雷鳴

2007-08-29 22:01:31 | コト
夕方になると雷が鳴る。
それを見るのが好きだ。




  怖いじゃない!大きい音立てないでよ!


こと、腰抜けてるよ…。



真っ白い光を見るのは気持ちがいい。
意思を持ったような稲妻を見ていると、
自分の方向性を振り返ってしまう。
土砂降りの雨も、轟音も自分をリセット
してくれるんじゃないかと思ってしまう。


ん?私はリセットしたいのか??





月蝕~eclipse~

2007-08-29 14:23:33 | リツコト
先日6年ぶりに日本全国で月蝕が観測された。
仕事が終わりビルの外に出るとあいにく土砂降り。
雷がピカピカ、雷鳴ゴロゴロ。
残念ながら、月蝕は見られなかった。




                      残念だったね。




楽しみにしていた月蝕が見られなかったので父に
その旨メールを入れたら以下のようにリメールが来た。


ねこはリアリストだから、月食には興味ないんだよ。
万一うちのねこ達がロマンチストだったとしても、
満月の夜まで何かを待ったことはないんじゃないかな。
いつもご飯とお母さん(私)の帰りをまってるからね。


やっぱり、父の頭の中はねこのことでいっぱいなんだな…。









まんじゅうねこ

2007-08-27 23:02:49 | リツコト
我が家のねこは正式な名前があるにもかかわらず、
「さばまんじゅう」「しろまんじゅう」と呼ばれている。
両方あわせて呼ぶときには「まんじゅうねこたち!」と言われる。


その由来はこれだ。




    お外見える~。      見える~。



紅白まんじゅうならぬ、白黒まんじゅう。

小さい頃から最低月に2回は実家に拉致されているコタチは車大好き。
うちの車に限ってだが、抱っこして車の近くに行くと、自ら乗り込もう
と暴れだすくらい。(単に外の世界が怖いだけかもしれないが)
りつにいたっては、お出かけ用のかごを持ってくると、いそいそと
入り込んでくれるため、手がかからなくてとても助かる。





  ヘッドレストこと



このように、後ろの荷台との間のシートの背にしっかりと居座り、
外を眺めるのが楽しいらしい。
信号待ちの際、隣の車から「あ~!ねこ!!」という声がよくかかります。

そして、りつの場合はもっと危険。




   ど、ドライブ。。。



※イイ大人は真似をしないでください。

いまいち顔が満足そうではないけど、りつは自ら運転席の前の
フロントガラスとの隙間にみっしり入りたがる。
危ないからと、ずりおろしてもしばらくするとまたみっしり。
怖いなら登らなきゃいいのに。





  高速乗るの?



どうも、やってることの大胆さと表情のゆとりのなさにギャップを感じる。
まあ、本人が納得して楽しんでるなら、運転の邪魔にならない程度に
みっしりさせてもらいなさい。

ちなみに私は、ねこを乗せてるときは助手席派です。





ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

とうとう、人気ブログランキングに
参加してしまいました。
怖いもの見たさ爆発!!
ぼちぼちやっていこうと思います。




押してみてください。
きっと夢にねこが出てきます。


ざるねこ

2007-08-26 13:49:07 | リツコト
終わった~!!
なにはともあれ、終わった。
良くも悪くも、終わった。
あっというまに、終わった。


試験が終わりました。





  じゃあ、遊んでくれるの?




うん。
まま結構燃え尽きたから、しばらく何かをする気にならない。
ちゅーカル遊び、しようね。
投げてあげるから、持っといで。





  ぼく、今忙しいからいい。



あっそう。


ねこは、自己中だ。
それは、世の中の人みんなが知っている。
こっちが忙しいときや集中しているときに限って
かまって欲しがったり、邪魔してきたり。
こっちの手が空いて、「よ~し、遊んであげよう」
という姿勢をみせるとフイっと行ってしまう。




じゃあ、ことでも抱っこするかな。


  あたしはいつも多忙を極めてるのよ。



あっそう。
じゃあいいよ。
一人でブログ書いてるから。

てゆうか、そのざるは漬けた梅干を干すためのざるであって
お前たちの玉座じゃないんだよ。
しかも、梅っていうのは超きれいなざるで干さないとだめ
なんじゃなかったっけな?

ま、いっか。

さ、今日からお酒解禁だ♪




最終兵器ニクキュウ

2007-08-24 23:03:35 | リツコト
とうとう明日は試験当日だ。
本当に笑えない。
この期に及んでブログを書いている自分にも呆れてしまうが、
ここまできてしまったからにはこのおじゃま虫達の悪行を
しっかり書き留めておこう。
(開き直りにも程がある・・・)



もともと脆弱な集中力しか持ち合わせていないが、
いつもに増して勉強がはかどらなかった・・・。
諸悪の根源は、もちろんこやつらだ。




  暇なんですが・・・。

                     ひーまー。



参考資料やらテキストやらノートやらが散乱した部屋の中で一人、
自分に集中力がないことを自覚している私は、一切の音を排除
するようにしている。
CDもかけない音のない部屋で、一心不乱に勉強しようと精神統一
していると、足元にドサリと陣取るしろねこ(こと)。
そして、嬉しそうにちゅーカルテットをくわえて走り寄ってくる
さばねこ(りつ)。





  暇なのよ。構いなさいよ。




私の足元にぽとりとねずみを落とすりつ。

ここで負けては女がすたる!
なけなしの集中力にしがみつき、ねこを無視しようと必死に
テキストのページを繰っていく私。

すると、一度落としたちゅーカルテットをくわえなおし、
今度は私のひざの上にぽとり。

ここで負けては飼い主の名がすたる!!
最期の集中力を振り絞り、テキストを音読作戦。
(この時点で、読んでもまったく頭に入ってない)

すると、りつは最終手段、今度は
『温かいにくきゅうでひざにタッチ』攻撃。

そこで、もろくも崩れ去る私の集中力。
足元に落とされたちゅーカルテットをつかみ、
部屋の端っこへぽ~い!!





  投げてくれるまで待ってる。




ダッシュで取りに行き、ダッシュで戻ってくるりつ。
そしてまた足元にぽとり。
また、ぽ~い。
ダッシュ&ぽとり。


ああ、きりがない。
ああ、集中できない。
ああ、勉強はかどらない。
ああ、ねこがうれしそうにじゃまをする。
ああ、弱い私。


明日の試験が恐ろしい。







その時さばねこは・・・

2007-08-23 21:17:19 | リツコト
昨日はことの進化(?)を書きましたが、
そんなとき兄ねこはなにをしてるのでしょう。

①自分もセミを取ろうと窓辺にスタンバイ
②ことのセミを奪おうと虎視眈々
③指をくわえて見つめるだけ






  セミ臭が…。



正解は、③の「指をくわえて見つめるだけ」でした。
りつには狩猟のDNAは遺伝しなかったらしい。

近づくと、ことに威嚇されて追っ払われるので、
ちょうどいい距離を保ちつつ、物欲しそうに見つめるりつ。



  何か言い残したことはないかい?

  うんうん、もっと恋がしたかった?そうか~。





セミがセミでない何かになってしまうと、さっさと飽きて
立ち去ること。(その後もう一匹捕まえてきて楽しんだそうです)
セミではない何かをじっと見つめるりつ。
その姿はまるで、セミの最後の想いを聞き取っている
イタコの様でした。(買いかぶりすぎ)





            セミ子に愛していると伝えてくれ…。





※ピンボケ写真ばかりですみません。
 言い訳をするわけではないのですが、
 ここに載せている写真は、ぼけている
 写真の中でもましなほうなんです!!
 




☆余談☆

今朝、通勤途中の公園で、セミに関する衝撃映像が…。

毎朝見かけるお散歩中のわんちゃんとその飼い主さん。
飼い主さんは結構お年のおばあちゃまなんですが、
頻繁にわんちゃんのカットを変えるお洒落さんです。

その飼い主さんが、おもむろに木の幹に手を伸ばし、
さっとセミを一匹捕まえました。
その機敏な動きに圧倒されていたのですが、その次の
瞬間、つかんだセミをそのままわんちゃんの顔の前に…。
わんちゃんは当然のことのようにムッシャムッシャ
セミを食べてしまいました。
その一連の流れは、私が公園を通り過ぎる十数秒の間に
おきたものです。
恐るべき早業!!

知らなかった。
世の中のわんちゃんは、セミをお散歩中のおやつに
しているんですね。
そうか、最近セミが多いと思ったら、誰かが養殖して
いるんだな!!
こと、セミ食べるならお金払わなきゃ!!





セミを食うねこ

2007-08-22 22:10:10 | コト
先日も少し触れたが、ことがセミを取ることを覚えた。

うちではベランダにすらほとんど出さないので、
セミや鳥が通るたびに、網戸越しに期待いっぱいの
まなざしで外を見つめている。

夏休み中、ねことともにずっと実家に帰っていたのだが、
そこで、ハンティングの楽しさを覚えたらしい。










母がベランダに出た一瞬の隙をついてベランダへ脱出!!
しかし母は、大変おおらかな性格で(おおざっぱというか、
放任主義というか、ことが喜ぶならそれでいっか♪という
考えの持ち主のため)、ことの脱出を笑顔で見送ったらしい。

数分後、ビービーなくセミをくわえ、意気揚々と帰宅した
ことをたいそう褒め、ご丁寧にセミがセミでない何かになるまで
その一部始終をデジカメに収めてくれていた。
(残念ながらその証拠写真のほとんどが、彼女の性格同様
ビミョーにぼけているが、仕方ない。)

帰宅した私に嬉々としてことの偉業を語り、見せてくれたのが
これらの写真。









それにしても、こと、セミ捕まえるなんてやるじゃん!
2ヶ月になる前から温室育ちのくせに、やればできる子
だったんだね。
やはりねこのDNAには狩猟の記憶が刻まれているのだろう。
誰に教えられるでもなくセミを食ったことを、ちょっと
見直した。








いい夏休みを過ごすことができたね、こと。

あ、お前は毎日が夏休みか…。