雨の日に拾われた猫の話

2006年初夏、しとしと降る雨の夜に拾われた二匹の子猫。
リツとコトと名付けられOL一人との同居生活が始まった。

癒しの国内旅行≪湯沢編≫

2007-10-31 19:25:02 | リツコト
予告どおり、先週末は紅葉狩りに出かけた。

しかし、突如出現した台風の直撃により、土曜日は土砂降り。
車窓からは、世の中の色という色がすべて失われた水墨画の世界。
それも、楽しめるっちゃ楽しめるけど・・・紅葉見に来たのに・・・(p_q)

水上で温泉に入る予定を急遽変更し、直接湯沢へ。
湯沢の商店街はシーズンオフのせいか台風のせいか、
シーンと静まり返っていた。

しかし、おいしい居酒屋さんにめぐり合うことができ結果オーライな一日。




翌日は打って変わってピッカ~ン☆というきれいな秋晴れ。





           朝湯沢を出発し




    群馬への山越えの途中で立ち寄った川沿い




空の青と澄んだ流れと色づいた木々




       昨日の台風が嘘のような清流




  きれいな空気の中できれいな日本の自然に触れる



これ以上の贅沢はないよね~。




   *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:





その頃のリツくん。。。

           宝物がいっぱ~い♪





リツコトは実家でお留守番。
・・・・。
ひどい荒らしよう・・・。






ああ、残念な姿・・・。




いもちゃんが夜中に仕事から帰宅し、母が作っておいたカレーを
さあ、食べよう!というときに隣でコトが「う、う、うおえ~・・・」
となったらしい。
いもちゃんの食欲は↓↓↓ ズドーン・・・。
ご、ごめんね?ね?

※コトは実家にいると食べ過ぎてしまったり拾い食いしたりするらしく
 よく吐きます。





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雨の日に思うこと 3

2007-10-29 17:16:57 | リツコト
昨日・おとといの続き


朝、ゴトッ ゴトッ という音で目が覚めた。
寝ぼけた頭で、なんだろう?こんな音がするようなものうちにあったっけ?
と必死で考えた。
そして、「そだ!昨日ねこ拾ったんだった!!」と行き着き、
ガバッと飛び起きた。

ベッドの横に設置した子猫ボックスから、ゴトゴト音が聞こえる。
とりあえず箱から脱走することはなかったらしい。
あとは箱の中でう○ちまみれになっていないことを祈りつつ、
そうっと箱を開けてみる。。。
箱から脱走しようとしろねこがジャンプしている音だった。
ちびっこいくせに元気だねぇ。しかも、まだ朝の5時前だよ・・・。
ぶつぶつつぶやいてみたけど、とにかくかわいい二匹に朝一からメロメロ。
本気で会社に『体調不良で・・・ゴホゴホ・・・。』と電話しようかと思った。

そして、一番の心配事だったトイレだが、ちびっこ二匹はちゃんと
トイレもどきでおしっこをすることができていたのだ!!
すばらしい!トレビア~ン!!天才!!さすがわが子!!

トイレも大丈夫そうだということで、しっかりミルクとパンを食べてもらい、
早朝からリボンで遊んだり、ベッドの上で転げまわったりと運動もしてもらった。

悲しいかな、私はしがないサラリーマン。
時間がきたら会社に行かねばならない。
段ボール箱を横に倒し怖いことがあったらすぐに逃げ込めるようにし、
トイレもきれいにして、かわいい二匹を置いて泣く泣く会社に行った。

仕事中は今までにないスピードで仕事を処理し、いつもよりも少し早めに
仕事を終えてダッシュで家に帰った。
帰り道、トイレシートと子猫用ご飯を少量とお皿を購入。
このときはまだネット上で里親募集をしようと思っていたのだ。
トイレのしつけも済んでたし、なにより子猫で超可愛い。
貰ってくれる人がきっといるだろう。
そう思っていた。

暗闇の中で玄関まで走ってきてちゃんとお出迎えする二匹をみて、
再度その可愛さに感動!いやむしろ感涙!
誰かがおうちで待っててくれるっていいもんだな~。

早速トイレを確認すると、ちゃんと箱の中にう○ちできていた!!
きっともう大丈夫だ。
そのにおいの付いたティッシュペーパーを買ってきたトイレシートの上に置き、
トイレシートをケースに入れ、人間用トイレの部屋に置く。
二匹を連れて行って、今日からここがお前たちのトイレだよ。と教える。
分かっているのか、分かっていないのか分からないけど、とりあえずあとは
二匹を信用するしかない。

買ってきたねこ缶を開け、お皿に盛る。
そこに温かいミルクを少量かけ、さらにやわらかくする。
キッチンの台の上でその作業をしていたら、待ちきれなくなった
しましま子猫がジーパンをはいた私の足をよじ登ってきた!!
か、かわいい。
でも痛い・・・(T_T)。  ←あとで見てみたら血が出てた・・・。

ご飯をたらふく食べてひとしきり遊びまわると、あぐらをかいていた
私の足の間にもそもそと入ってきて、二匹で抱き合うように眠りについた。
眠る猫の頭上で、ネットで友人たちの集まるコミュニティに里親募集の案内
を張り、待つことにした。
しかし、このとき既に、この二匹を手放すことなどできそうにもない
自分をひしひしと感じていた。

こうやって、生後1.5ヶ月の子猫二匹とOL一人との生活が静かに始まったのだ。
















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雨の日に思うこと 2

2007-10-28 21:38:23 | リツコト
昨日の続き



家に着き、子猫をとりあえず明るい場所でみてみると、
とてつもなく汚いということだけは良く分かった。
そして、とってもくさい。

家の中を探検される前にノミがいないかチェックと
シャンプーをしよう!そう思ったが、寒さで震えている
子猫を見ると哀れでそれもできない。

そうだ、寒いときはエネルギーだ!
ということで、ミルクを温め、パンを小さくちぎって
ミルクにひたす。
即席子猫用ご飯をつくり、おそるおそる与えてみる。

「これを食べてくれなかったらどっかにキャットフード、
しかも離乳食みたいなのを買いに行かなきゃな~」
そう思っていたが、そんな心配は無用だった。

走って寄ってきてガツガツガツガツ一気食い!
ひとまず安心して、猛烈な勢いで食べる二匹を見守る。

ごはんが終わりおなかぱんぱんの二匹は狭い家の中を探検し始めた。
しかし、そのくさい体で大事なベッドの上に乗られちゃ困る。
私には3度の飯より快適な眠りのほうが大事なのだ。

ということでお風呂に入れることにした。
お風呂といっても手のひらサイズの子猫たち。
洗面所にお湯をはり、小さいしろねこからそうっと足先をつけてみる。
案の定ピイピイ鳴く。
しろねこが鳴くとあわててしましま子猫が様子を見に走ってきた。
不安そうな顔で私の1m後方でしろねこの災難を見守る。
しろねこは、細いつめで私の腕にみみず腫れの跡をたくさん残し
ながら必死に抵抗。
しかし、うちに泊まるならシャンプーは絶対にしていただかなければならない。

温かいお湯で毛を丁寧にぬらし、汚れたお湯を一度換え、石鹸を手に取る。
小さな体を両手で抱きしめるようにして丁寧に泡立てていった。
すると、薄い毛の中に小さなゴマみたいなものが点々と…。

やっぱり…。ノミだらけだ…。

一度すすいで、再度石鹸洗い。
今度は見つけたノミを一匹一匹毛の間から引っ張り出す。
その間もピイピイ鳴くしろねこをなだめすかし、両腕にみみずを
たくさん抱えつつの作業は困難を極めた。

ある程度のところで見切りをつけ、タオルにくるんで拭く。
とても嫌がるので、母猫が子猫をなめるようなまねをして
小さい面積で細かく拭いていくと突然おとなしくなった。
ある程度毛が乾いてきたら、ホットカーペットをつけその上で
あとは自力で乾かしてもらうことに。

おなじ作業でしましま子猫にもきれいになってもらい、
乾いたところでようやく眠りにつかせてあげることができた。
二匹の猫を丸洗いしねこが眠りについたのはすでに3時近かった。
残っているだろうノミは多少気になるが、すごかったにおいも消え
シャボンの香りのふわふわちゃんが出来上がった。

子猫たちには、段ボール箱の中にいらないフリース生地の布を
敷き、同じ箱の中にトイレ(靴箱にティッシュを敷いたもの)
を入れその中で眠ってもらうことにした。
トイレのしつけもしてないので家の中に放すのが怖かったのだ。

翌朝、へんなところにう○ちとかおしっこをしてませんように…。

そう神様にお祈りしてから眠りについた。









まだ続きそう。。。




あ、湯沢水上温泉ツアーから帰宅しました!
紅葉がとてもきれいで開放される旅だったな~。

この雨の日シリーズが終わったらアップします♪




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雨の日に思うこと 1

2007-10-27 10:38:11 | リツコト
「せっかくの週末ですが、今週は雨となりそうです」

よくお天気お姉さんやおじさんは残念そうにそう言う。



私にとっては雨が降るたびにこたちを拾った日のことを
思い出すいいきっかけとなる。
もともと雨とか嵐とか大好きだけど、
ねこを拾ってから雨の日がもっと好きになった。


   :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::




2006年6月22日
しとしと降る雨の夜。

仕事を終えて帰宅の途中だった私は、
片手に傘片手に携帯を持っていた。
終電近かったためあたりは静かで暗く、
父と電話で話しながら足早に歩いていた。

駅から自宅まで歩いて7分。
その調度中間地点くらいにあるマンションの駐輪場。
通り過ぎようとすると、足元の茂みがガサリと動いた。
つづけて、小さく、でも力強い鳴き声。

手のひらサイズのしましまの子猫が茂みから出てきてピユウ!と鳴いた。
思わず、父に「ねこ!超ちっちゃいねこがいる!」と報告。
父は間髪いれずに、「拾うなよ、絶対に抱き上げるなよ」といった。
「そうだよね、ひとりぐらしのアパートでは飼えないもんね」
といいつつ子猫に手が届く距離までそうっと移動。
子猫はこちらを見上げたまま。
逃げようとはしない。

父に「とりあえず電話切るね」と伝え、携帯をしまい傘を置く。

ちいさいしましまねこはこちらを見上げたまま。
そっと手を出し指を差し出すと、クンカクンカとにおいをかぎ、
おでこをこすりっとしてきた。
耳と目が異常に大きく、しっぽはない。
とってもとっても美人な子猫だった。

ちっちゃいな~。寒くないのかな~。と撫でていると、後ろの茂み
がまたガサリと音を立て、今度は真っ白いもう少し小柄なねこが出てきた。

!!
二匹?!

しろねこも触ろうとしても逃げない。
自分から足元に額やからだをこすりつけ、なんだかとっても人懐こい。
近くに親猫の気配もなく、しばらく待ってみたが雨音以外聞こえない。

そして、とうとう子猫を抱き上げてしまった。。。

「どうしよう。このままおいていかなきゃいけないのは分かってるけど、
生まれたばっかりで(後で調べたらこのとき生後1ヶ月半位)、
雨降ってるし、寒いし、お母さんいないっぽいし…。
でも、うちでは飼えないし…。」

そんなことをぐるぐると考えていた。

が、

一回抱いてしまったら最後、その場に放置して自分だけ暖かい家に帰る
なんてできるわけもなかった。
腕の中に二匹の子猫をかかえ、傘を拾い上げ、すっごくわくわくするような、
すっごく後ろめたいような、複雑な気持ちで家までの残りの道を歩いた。










長くなりそうなので、続く。





※今日は台風の中水上湯沢方面に温泉つかりに行ってきます♪
 リツコトは甘父の羽の下でほっこりお留守番。
 パパ・ママ・いもちゃん、よろしくね。




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午睡・睡蓮・ねこのひげ

2007-10-26 12:33:23 | コト
秋の風がそよそよと通り抜けるベッドの上で、
無理やり言えば、ハートに見えなくもない寝姿を
披露しているのはことめちゃん。





      さむあったかい風~丸くなりたくなる~



ねこを飼うまでは、ねこは寝るときちゃんと丸くなって眠るものだと
思っていたが、どうやら丸くなって眠るのは一年の半分以下のようだ。
リツにいたっては本当に寒いときしか丸くならない。




   そよそよ~そよそよ~、あたしはだんだん眠くな~る~




おなかをべろ~んと出して眠っている姿をみていると、
危機管理能力のなさを心配してしまう。

ためしにおなかの毛をちょいちょいとひっぱってみると
半目で首を上げ、「くるる~?」だって。

だいじょうぶか、おまえたち。






    いーのー。だって寝子だも~ん。







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やめなさいっ

2007-10-25 11:03:35 | リツコト
あいかわらず、移動中の車内でくつろぎまくる二匹。




    リツ兄 ウザイ!!

                 やろーぜー♪バトろうぜ~♪





  怒るわよ、本気で怒るわよ!

                    りーりーりーりー♪♪





  痛いじゃない!私の美脚に何すんのよ!!

     ガブリ!





               やめなさいっっっ!!(バシッ

     あイテ





相変わらず、仲良いね~。。。

そして、相変わらず、女は強いね~。






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父からのメール

2007-10-24 13:18:56 | リツコト





父からメールがきた。


>どうも。甘父です。
>
>昨日インフルエンザ予防注射をしました。
>○○通りクリニックで3000円弱。
>健康保険対象外ですが、初診料がないのかな?
>昨年よりまた安くなりました。
>100%予防できるわけではないけど、
>やっておいたほうがいいと強くお勧めします。
>わたしは昨年の年末も風邪をひいたけど、
>強烈なヤツはなかったので予防注射がそれなりに
>効いたかと思っとります。
>ねこには必要ないと思います。


                             注射?!

   イヤよ、絶対イヤ!!




最後の一文が言いたかったんだろうな。。。



というわけで、皆様もインフルエンザにはお気をつけて。。。







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☆子悪魔☆講座 byコト先生

2007-10-23 12:57:18 | コト
我が家では、コトにかなうものはいない。

特に、いもちゃんはコトのお世話係のようになっている。




     どうやったら子悪魔な女☆になれるか?

    それはね、常にジコチューであることかしら。



た、確かに・・・。
コトほどの自己中は見たことがないな・・・。




撫でてほしい時にはいもちゃんの手元にあごを持っていくの

         そうすると、イチコロ☆よ



確かにイチコロだね。
うちの家族は皆、コトの要求を断れるほど強い精神を持ってないからな~。




      おなかも撫でてほしいときは誘うのよ

     目の前でゴロン、ほらほら~撫でて~、って




コトは、目が合った瞬間にバタリと倒れるような誘い方をする。
父いわく、『裸で誘ってる』らしい。
確かに裸ですが・・・。(大丈夫か、父?!)



     それでね、もういいわ、っていうときは

    伸びをして、「もういいわ」アピールをするの




  それでも撫でようとするときは、態度でやんわり断るの

      なにくれとな~く寝返りを打って・・・



         あらぬほうを向くのよ

       そうすると、大体の人はあきらめるわ





そうは言っても、いつも途中でやめさせてくれなくて、
眠りにつくまで撫でさせるコト&その要求を断れない意志薄弱一家。。。

いもちゃんは、朝の忙しい時間に甘えモードになってしまったコトの
餌食になって、何度もバスの時間を逃したそうだ。

それも、被害総額に入るのですか?いもちゃん。。。






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カゴバッグの正しい使い方

2007-10-22 12:48:16 | コト
我が家のカゴバッグは、このように使用されることが多い。





           これが正しい使い方!



物より猫のほうがよく入っているのだ。
カゴバッグだけではない、プラスチックでできたメッシュ状
のランドリーバッグも、洋服を保存するプラスチックケースも
カゴ・箱と名の付くものにはすべて猫が入っている。






         包まれてるって安心する~



こうやって温かい日差しが差し込む窓辺とかにおいておくと、
その不自然な姿のままウツラウツラ・・・。






  このアミアミをみてるとね、自然とより目になっちゃうの
  そいで、とっても眠くなっちゃうの・・・。



喜んでもらえてうれしいけど、そのバッグ、来年の夏には
またママに返してあげてね。



コトは、床に放置されたビニール袋とかも大好き。
シェルターとして中に入れるものに、強烈な魅力を感じるらしい。







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秋の夜長はこう過ごす

2007-10-20 14:58:55 | リツ
夜眠りにつく前に、ベッドに寝転んで本を読んだりする。
その時間がわたしにとってはとっても大事。

その大事な時間に、参加したがるねこ一匹。





           あの~・・・さ。



ちょっと拗ねた顔して、どうしたリツくん。
枕の上を占拠し、何かを言いたい様子。

本を片手に、リツをなでる。






            ん~と~・・・さ。



甘えん坊スイッチ常時ON!のコトと違って、
リツは甘えてこないときは、どんなにかまっても
その気になってはくれない。
そのかわりスイッチが入ると、どんな状況でも
意地でも甘えに来て、人間の手をとめさせる。


そして、上目遣い攻撃!!





            なでて、くれるよな?




この攻撃をかわせる人間を未だかつて見たことがない。
いもちゃんなんか、この写真だけでノックアウト状態。
イチコロだ。




            R「しょうがないな~」 ナデナデ

             はふ~、しあわせ~。



そうだろう、そうだろう。

しかし、ねこってなんでこんなにさわり心地がいいんだろう。
なでていると、手のひらから体温が伝わり、仕事をしているうちに
尖ってしまった神経を弛緩させてくれる。
私もだんだん眠くなってきた・・・。




             今日はこのままここで 寝 る 。zzz




え!?それは困る!!

と思ったけど、枕の上でスヤスヤ眠るリツをどかすことなど
できるはずもなく、リツをよけるようにして枕の端っこに
頭を乗せて、私もオヤスミナサイするよ。。。






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