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涙を流すことは、心の健康に良いそうで、「泣く」療法まで有るそうな!
周りにいる人たちが、この頃泣いた事が無い、と言う。
どうしたら泣けるでしょうか? と言っている。
私などは、父から「泣くなんて恥ずかしい!人前では泣くな!」
と、まるで(当時の)男の子と同じに躾けられた。
だから、涙が出そうに成っても、必死で堪える癖がついたので、
雅子さまが、目に涙をいっぱいためて堪えておいでの様子を見ると
ぽろぽろ涙がこぼれてしまう。
独りでニュースを見ても、ドラマを見ても、毎日毎日、涙を流している。
もう大分前から、男の子たちが平気で人前で泣く姿を見る様になって
大変に驚いている。人前で泣くのは恥、とは思わなくなったのだろうか?!
ただ、涙を堪えるのは、精神衛生には悪いらしく、涙を流した方が
心は開放されるらしい。
涙を流すなんて、実に簡単である。
例えば、「すみれ」モーツァルトの歌曲の歌詞を思い浮かべたら、
ぽろぽろどころか、号泣してしまう。
マーラー作曲の歌曲にも、どうしても本気で泣けてしまって、私には
絶対に歌えない名曲が有る。
すみれは、野原にやってくる羊飼いの少女に憧れ、自分に気づいて欲しい!
と思う。
そして、美しく咲けば、きっと自分に気づいてくれるに違いない!!
と思う。
ところが、少女は、そんな「すみれ」には目も止めず、踏み躙ってしまう。
哀れすみれは死んでしまう訳だが、
「それでも彼女によって死んで行くんだから、いいんだ・・・・・」
と思うのである。
もう、これ、酷すぎて、歌詞を思い出すだけで、涙は出るし鼻水は出るし。。
ドイツリートには、随分と残酷な内容の物が「名曲」として残っている。
メロディも美しいし、特に難しくもないから歌えるのだが、歌詞の意味が問題で
私には決して歌えない。
どうしても、泣かずにいられなく成るからだ。
泣くのが健康に良いと思うのなら、是非、「すみれ」等の歌詞を訳してみれば良いと思う。