海老蔵は団十郎の名跡を継いではいけないと思う。(継がせるなら)歌舞伎の神様の怒りが起きると思う。こういう「ナンチャッテ歌舞伎役者」に宗家を継がせるのは、何としても止めるべき。
8月歌舞伎は大々的に宣伝されているように、幸四郎と猿之助のタグで素晴らしい舞台になっている。
海老蔵のあの無根拠な傲慢。何しろ温厚な仁左衛門、吉右衛門にも見放されてしまったんですよ。前途は暗い。
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私は歌舞伎は三回だけ観に行った事がありますが、「團十郎」「吉右衛門」の素晴らしさには目を見張りました。
当時(35年位前)の客は非常に行儀が悪く、おばさん達は食べながら、無駄口ききながら非常にうるさくて、少しは集中して観て欲しいものだ! 自分も舞台に立つ者の立場としては、こんな環境で歌うなんて御免だわ! 歌舞伎役者は大変ね~~~! と思ったものです。
そんな中で、けたたましい客を黙らせるのが、役者さんの力量である事を、偉大な歌舞伎役者様方は教えて下さいました。
あの大声で騒いでいるオバサン達を、團十郎、吉右衛門、それに勿論、玉三郎も黙らせるのです。
当時まだまだ若かった中村小太郎、今は福助?かな、は花魁で登場。
それまでは本当にうるさかったオバサン達が、小太郎さんが花魁道中で登場した途端に、みんなの視線が、彼の、あまりにも美しい、超絶絶世の美女のお顔一点に集中して、会場全体がシーンと静まった時には驚きました。
そう言えば、亡き勘九郎(勘三郎)さんが
「観客を黙らせる事が出来ないのは、まだまだ未熟、先代はそれが出来た。」
と言うような意味の事を、20代の頃に仰っていたのを思い出しました。
勘九郎さんは、テレビで見るよりずっと細面で、心が非常に繊細な役柄を好演なさっていた事も印象的でした。
当時の花形は、皆さま、非常に演技力も、立ち居振る舞いも洗練された、素晴らしい方々でしたよ。
「プロ集団」だと思いました。
それに比べて、あの素晴らしい「團十郎様」を、海老蔵が継ぐですって?有り得ませんよ、あ~やが天皇に成る位に「有・り・得・ま・せ・ん。」
テレビで先代の猿之助が「狐」の役で、ロープで宙吊り状態で、空を歩く(泳ぐ?)のを見たのですが、兎に角、全身の筋肉が鍛えられている事が直ぐに分かりました。
宙吊りなのに、「地面に平行に浮く」なんて、ちょっとの運動神経では出来ませんよ、筋力とバランスを取る力が絶妙に一致していないと!
その「狐」を、海老蔵がパリだかどこかでやったのも放送されたので見てビックリ!!
筋力無いわ~~!
だって、普通にぶら下がっているだけだったから・・・・・
お稽古しないのは嘘では無い事を、この「宙吊り事件」だけで証明してくれました。
プロとしての自負は無いのか?!