近鉄信貴山下の駅前から
寅の寺に向かってアスファルト道、
山道を歩き、そうしてようやく
朝護孫子寺のバス停の
ところに登りつきました。
ここから、登り始めた信貴山下
の駅にまでバスは通っています。
でもまあ歩いて生きたというのは
関心ですね。
寺ができたころは、みんなこうして
歩いてきたんやもんね。
でもちょっと運動していないと
厳しいコースでした。
さすがに年寄りになると
歩いて寺にはいけませんねえ。
そのたどりついたバス停のところで、
パンフレット等を入手し、
さあではお寺へと進んでいきましょう。
お寺に向かって歩きはじめると、
バスが通っているくらいで
驚いてはいけませんね。
広い自動車道もありますし、
古い家も、もう全くの住宅街。
山の上にこれだけの町があるというのは、
意外に驚きでした。
お寺はこっちかなと思うのですが、
ここにきてふと思ったのですが、
今行こうとしている寅の寺
「朝護孫子寺」って何て読むのが
正しいのでしょうか。
下手に間違って道を聞くと、
「清水寺」を訪ねていくのに
「しみずでら」なんて言って
聞いてしまようで恥ずかしいもんね。
と思っていたら、
道案内にアルファベットが打ってあって
「ちょうごそんしじ」であると確認しました。
では、この言いにくい名前の
お寺はどんなお寺なんでしょうか。
このお寺は大和の国と河内の国の間に
そびえる生駒山麓に位置する神社。
創建は587年に聖徳太子によるもの。
四天王の一つである毘沙門天を
感得したことで作られました。
山は信ずべき貴ぶべき山ということで
「信貴山」と名付けたとされています。
言いにくいお寺の名前は
「朝廟安穏・守護国土・子孫長久」
の祈願寺とされ、「朝護孫子寺」の
勅号を賜ったとされています。
信貴山真言宗の総本山です。
寅に絡んでいる創建で、
いま境内には大きな寅が
置かれていることで有名です。
近鉄の東信貴鋼索線の終点から、
約10分くらい歩けば寺の入り口です。
そんな参道をぶらぶら歩いてゆきます。
ところどころに旅館とかもありますねえ。
夏は涼しいのかなあ。
古いお店のようなものもありますし、
今風の新しいお店なんかも並んでいます。
あ、これが信貴山のある
奈良県生駒郡平群町の
マンホールですねえ。
菊と樫の実が刻まれています。
町の花、町の木ですね。
ゆるーい坂道を登って行くと、
途中山方向に大門ダムや展望台なんかの
案内もありました。
また別の機会に少し歩けそうな
感じがしますね。
でも今日はお参りですから
まっすぐ進んでいきましょう。
地蔵を眺めたり、
こういう玉垣が並んでいたり、
驚くほどたくさん並んでいる
千体地蔵を眺めながら
てくてくと進んでいきますと、
ようやく山門に差しかかります。
ここから駐車場が眺めれるのですが、
もう入庫を車が待つくらい混雑しています。
確かにこのあたりから
急激に人が増えてきました。
ここは神仏習合の名残で、
寺内にもたくさんの鳥居があります。
神社も多くあるようです。
この山門から朝護孫子寺の
境内に入ってゆきます。
よくもまあこんな山の中に
広大なお寺を設けたものです。
イノシシも出るようなところですが、
無視すれば襲ってこないそうです。
「かまってよー」とか言ってこないのですね。
昔六甲の公園で座っておにぎりを食べていて、
ふと後ろを見たらイノシシが
すぐそこにいたって感じに
なったことがあります。
あんな感じですね。
でも当たり前やけど寅は出ないので、
そこは安全ですね。
でもここは寅が絡んでいますので、
こんな寅人形の納め寅供養も
しているようです。
太子が寅の年、寅の月、寅の日、
寅の刻に四天王の一つである
毘沙門天を感得しているという寺ですからね。
こんなに鮮やかな黄色が
めちゃんこ並んでいます。
続く
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