片岡神社は広い境内を持つ神社です。
いつもチェックするお百度石ですが、
ここのは石の上に帽子を被っています。
ちょっと珍しいですね。
そして参道の真ん中には
神道が作られています。
そう神社は中央ではなく
橋によって人は歩かないといけませんね。
本殿でお祈りをして、
さらに進むとそこに法光寺があります。
実際はもう少し下の小学校に
近いあたりにあったそうですが、
今はひっそりと丘の中腹に
祀られています。
葬送の一行も、こんな社寺を周って
報告しつつ行進していったのでしょう。
ここから山に沿って移動していくかなあ
と思ったのですが、
どうも道はありません。
とりあえず国道に戻って
進んでいくことにしましょう。
安専寺の先の交差点には、
飛び出し小僧がありますね。
さすがにここでは飛び出し
雪丸君ではなさそうです。
ここから山の方に上がって
ゆくことにしましょう。
最初の交差点で南の方を見ますと、
どうやらこれが目的の道のようです。
交差点には道標があります、
「左 たえま」と書かれてあるのかなあ。
義父母の墓のある當麻寺方面ですね。
昔っぽい道を進んでいくと、池に出ます。
この池が、昔からある池で
「芦田池」という池です。
葛城山脈と馬見丘陵に挟まれた
この地域は「片岡のあしだの原」と
呼ばれていました。
なのでこの池は葦が生い茂って
いたところから、
「葦田池」と呼ばれていたそうです。
昔からあるので、様々な歌にも
歌われています。
「あすからは若菜つまむと片岡の
あしたの原はけふぞやくめる」
とうたわれたりしたそうです。
へりに立って眺めると、
町々の景色や片岡の山々が
うねって見えますね。
そしてその下には立派な道標があります。
その道標には
「すぐ たゑま よし能 高野山」
「すぐ だるまじ 多川多
ほう里うじ 奈良」と刻まれております。
書かれてある地域をじっくり読むと
面白いですね。
多川多は龍田なんだそうです。
こんな広い池を眺めながら、
太子葬送の一行は静かに
南向いて進んでいきます。
いまこの横の国道はどんどんひろく
整備されていますが、
こんな昔道も頑張って
保存してほしいものですねえ。
あ、そうそう池の端っこに
きれいな蝶々が飛んでいましたねえ。
これです。
ツマグロヒョウモンのメスですね。
もともと本州では関西以西の
蝶だったのですが、
いまはもう東北の方にも
いたりする普通の蝶です。
子どもの時はモンシロチョウや
モンキチョウ、アゲハ、カラスアゲハ、
アオスジアゲハくらいしか
みなかったのになあ。
最近は普通に見れる蝶の種類も
多くなったような気がします。
さてコースはかなり進んできましたよ。
まもなく畠田の駅の方に向かう道に
出てきそうですから、
ここらでコンビニに入って
昼食を飼いましょう。
買ったのはこれ。
なんたら弁当と言います。
もう名前も忘れてしまいました。
しっかり写真にとっておかないと
いけませんね。
公園を探したのですが見つかりません。
仕方ないので畠田の駅のすみっこの
ベンチでいただきました。
雪丸君の人形の前です。
食べながら周りを見回したら、
丁度駅の目に激安の駐車場がありますよ。
次回歩くときは、この畠田の駅から
再開ですから、ここまで車で来て、
歩いて南下し、電車でここまで
戻ってくるという感じで行けますね。
昼食後、やって来た電車で王子に戻り、
聖徳太子葬送の道の一部を
歩いたウォーク、
これにていったん終了です。
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