どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『没後110年 カリエール展 セピア色の、想い。@東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館』なのだ

2016年10月10日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

ぼくらわ 東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で 11月20日まで開催している<没後110年 カリエール展 セピア色の、想い(パンセ)。>を見たのだ



今回の感想わ えこうの任せるのだ

東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館 <没後110年 カリエール展 セピア色の、想い(パンセ)。> 11月20(日)まで

http://www.sjnk-museum.org/program/4196.html

作品リスト
http://www.sjnk-museum.org/wp/wp-content/uploads/2016/09/20160910_list.pdf




展示構成

Ⅰ.画家カリエールの誕生から国家買い上げまで(初期~1885年頃)

Ⅱ.母性、子どもたち、室内(1885年頃~1890年頃)

Ⅲ.サロンからの独立、著名人の肖像(1890年頃~1900年頃)

Ⅳ.晩年(1900年頃~1906年)

カリエールの子孫にあたるミランご夫妻のコレクションを中心に88点を展示しており、最後に収蔵品コーナーも15点ほどありました。


気になった作品

5.羊飼いと羊の群れ


主題は、バルビゾン派のミレーから、淡い色彩の表現はJ.M.ウィリアム・ターナーの影響と考えられるそうです。


8.正面向きのカリエール夫人

胸元の金のネックレスに手を置き、正面を向くカリエール夫人。背景も茶色系で暗く、黒い服を着ているので、彼女の白い肌とネックレスが際立つ。顔は少しぼかした感じに描かれているが、彼女の視線の強さを感じる。


17.手紙



19.エリーズの指に包帯を巻くカリエール夫人


左の小指を怪我した娘のエリーズに包帯を巻こうとしている母(カリエール夫人)。母の慈愛に満ちた表情と、痛みのそぶりを見せないエリーズが可愛い。


26.室内

室内に椅子がぽつんと1つで人物は描かれていない。色がセピア調だから、見ているとのノスタルジーを感じる。カリエールの人物を描いていない作品って、珍しいのでは?


37.ポール・ガリマール夫人の肖像


椅子に横たわるポール・ガリマール夫人、白のドレスに所々にあしらわれたピンクの装飾が美しく優雅。


47.もの思いにふける女


展示していた中で1番良かった作品、習作のような気がするが、この頬杖をつく横顔の女性は美しくずっと見ていたくなる。


あと、最後の収蔵品コーナーで展示していた、東郷青児の<レダ>・<花炎>も良かった。


<カリエール展>は、小さめな作品が多かったですが、フランスから来ている作品が多く、そう見る機会はないと思うので、オススメだと思いますし、特に母と子や、子どもを描いた作品は素晴らしかったです。


この後わ 美術館から徒歩5分程度の場所にある<麺屋 翔 本店>でランチをしたんだけど そのことわ また 今度書くのだ