<真鯛らーめん 麺魚>でランチをしたぼくらわ 東京都美術館に移動して 12月18日まで開催中の<ゴッホとゴーギャン展>を見たのだ
ぼくが気になった作品なのだ
ゴッホが描いた<ゴーギャンの椅子>なのだ
解説にわ こう書かれていたのだ
『椅子とその上に本と蝋燭が描かれている。椅子は「黄色い家」のためにファン・ゴッホが購入し、ゴーギャンが使用していたものである。ガス灯やろうそくに照らされた本は、ファン・ゴッホがゴーギャンを「詩人」と呼んだように、思考や想像から絵画世界を広げるゴーギャンの制作アプローチを象徴としており、この様子はゴーギャンの面影を重ねている。』
なんとなくだけど 今見ると イスのロウソクわ 悲しい ともし火のように思えてくるのだ
今回展示してないけど ゴッホわ <ゴッホの椅子>も描いていて その絵にわ 椅子の上にパイプとタバコの葉を入れる袋が置かれているそうで <ゴーギャンの椅子>の方わ ガス灯や蝋燭など夕方から夜の場面であるのに対し <ゴッホの椅子>わ 明るい昼の光のもので描かれたものだそうなのだ 2つの作品を一緒に見てみたいなぁ~ って思ったのだ
ゴーギャンが描いた<肘掛け椅子のひまわり>なのだ
中央にひまわりの葉の緑があるから<ゴーギャンの椅子>に色調が似ているような気がしたのだ
ゴーギャンわ 1901年に4点の「ひまわり」を制作しているそうで しかも 友人に手紙を出して タヒチまでひまわりのタネを取り寄せているのだ
ゴッホが描いた<グラスに生けた花咲くアーモンドの小枝>なのだ
浮世絵の影響を受けた作品で 小品ながらも すごく惹かれたのだ
ゴッホわ 好きな方で ゴーギャンわ そうでもなかったんだけど ゴッホを思って描いた<肘掛け椅子のひまわり>わ すごく惹かれる作品だったのだ アルルでの共同生活わ 早めに終わってしまったけど お互いに気にしていただろうし 2人の作品を一緒に見れて良かったのだ
展示数も多くなくて ちょうどいい感じで 疲れないと思うし オススメだと思うのだ
ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想なのだ
東京都美術館 <ゴッホとゴーギャン展> 12月18日(日)まで
http://www.tobikan.jp/exhibition/h28_goghandgauguin.html
公式サイト
http://www.g-g2016.com/
作品リスト
http://www.tobikan.jp/media/pdf/20161006_goghandgauguin_worklist.pdf
展示構成
第1章 近代絵画のパイオニアの誕生
第2章 新しい絵画、新たな刺激と仲間たちとの出会い
第3章 ポン=タヴェンのゴーギャン、アルルのファン・ゴッホ、そして共同生活
第4章 共同生活後のファン・ゴッホとゴーギャン
第5章 タヒチのゴーギャン
展覧会名の通り、ゴッホとゴーギャンの作品がメインですが、印象派の作品や、ゴッホがあこがれた画家など62点を展示しており、ゴッホは27点、ゴーギャンは19点展示していました。
なお、no.11のセザンヌの<収穫>の展示は取りやめになったそうです。
気になった作品
4.ジャン=フランソワ・ミレー 鵞鳥番の少女
たくさんのガチョウたちが水辺に向かい泳いでいる。ガチョウの鳴き声がしそうな描写がいいし、水面の模様、ガチョウたちを見守る少女のかわいらしさが良かった。
ミレーはゴッホが尊敬していた画家。
5.ジュール・プルトン 鍬を持つ若い農婦
鍬を持ち、丸太に腰かけ休憩する農婦、頬杖をつき、何かを考えているよう。
8.ポール・ゴーギャン 夢を見る子供(習作)
9.ポール・ゴーギャン 自画像
36歳の自画像、ゴーギャンの自画像って、自信満々なイメージがあるのだが、この作品は自信なさげな感じに見える。
ゴーギャンの奥の斜めの木(階段?)のところに赤でサインらしきものがあった。
16.フィンセント・ファン・ゴッホ パイプをくわえた自画像
ファン・ゴッホ美術館所蔵、33歳の自画像で、オランダ時代の影響で、暗い色彩となっているそうで、ゴッホの色彩が暗い自画像は、あまり見たことがなかったので、印象に残る。
この作品と、今回展示しているno.18、no.22の自画像はパリで描いたものだそうで、1年の間に描かれたそうです。
解説に書いてありましたが、ゴッホは2年のパリ滞在で30点もの自画像を描いたそうで、自画像を描いたのは、自己を見つめる時間が必要だったことと、モデル代を節約したためと、人物を描く研究をするためだそうです。
18.フィンセント・ファン・ゴッホ 自画像
クレラー=ミュラー美術館所蔵、色彩も明るくなった34歳の自画像。
この作品は厚紙に描かれているそうで、生活が苦しい時期には、キャンヴァスより安い厚紙を用いていた。
22.フィンセント・ファン・ゴッホ パイプと麦わら帽子の自画像
no.18の作品の3~6か月後に描かれた34歳の自画像。no.18より色彩が明るく、水彩やマジックペンで描いたかのような色をしていた。
26.ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ 祈りを捧げる少女聖ジュヌヴィエーヴ
37.フィンセント・ファン・ゴッホ 収穫
49.ポール・ゴーギャン ブドウの収穫、人間の悲劇
この作品と、no.37のゴッホの<収穫>は隣に展示していていました。
51.フィンセント・ファン・ゴッホ タマネギの皿のある静物
左耳の一部を切ったあと入院していたゴッホが退院後すぐに取り組んだ静物画だそうで、描かれているものがゴッホの存在と結びつくそうです。
明るく光の輝きを放つような色彩だった。
52.フィンセント・ファン・ゴッホ ジョゼフ・ルーランの肖像
66.ポール・ゴーギャン タヒチの3人
解説には、こう書かれています。
『ゴーギャンのタヒチ時代を代表するさくひんのひとつ。ポリネシアの人々の壮健な肉体と力強い表情が彫刻的な量感で描かれている。背景の黄と紫の鮮やかな色彩は、ファン・ゴッホが南仏でよく用いた組み合わせである。青リンゴを持つ女性の姿には、禁断の果実を口にするイヴの姿が重ねられ、キリスト教的な要素も残されていることが分かる。』
68.ポール・ゴーギャン 肘掛け椅子のひまわり
解説には、こう書かれています。
『ファン・ゴッホは、かつてゴーギャンとアルルの「黄色い家」で共同生活を送るため、<ひまわり>の連作などで部屋を飾り、新しい椅子を購入する。そしてゴーギャンが使用していた肘掛け椅子を作品に描いた。ゴーギャンは晩年、ファン・ゴッホとの思い出に欠かせない「ひまわり」と「肘掛け椅子」を組み合わせ、亡き友人に想いを馳せたのだろう。』
ゴッホとゴーギャン展わ 2人に焦点を当てて、初期から晩年までの作品を展示していて見ごたえがありましたし、途中から、もし共同生活が長く続いていたら影響し合って、どんな作品を残したのだろうとか、ゴッホが長生きしていたらとか、そんなことを思いながら作品を見ていました。
素晴らしい作品が展示していてオススメの展覧会だと思います。
しいていえば、<ゴッホの椅子>や、ゴーギャンが描いた他の<ひまわり>も見たかった・・・。
巡回情報
愛知県美術館 2017年1月3日(火)~3月20日(月・祝)
今回も素晴らしい作品を見ることが出来ましたし、美味しいものを食べることが出来て大満足でした。
ありがとうございます。