どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『平安の秘仏-滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち@東京国立博物館』なのだ

2016年10月21日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

<トーハクの総合文化展(常設展)>を見たぼくらわ 本館 特別5室で 12月11日まで開催している<平安の秘仏-滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち>を見たのだ



今回わ 感想わ えこうが書くのだ

東京国立博物館 <平安の秘仏-滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち> 12月11日(日)まで

http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1779

公式サイト
http://hibutsu2016.com/

作品リスト
http://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=4601




展示構成

滋賀県にある櫟野寺(らくやじ)の平安時代の仏像20体を展示しており、すべてが重要文化財。


気になった作品

1.十一面観音菩薩坐像 重要文化財


解説には、こう書かれています。
『櫟野寺の秘仏本尊で、寺外初公開。像高3mを超える巨像で重要文化財に指定された坐像の十一面観音菩薩としては最大です。下ぶくれの顔を均整のとれた体形は、甲賀における仏像表現の手本となりました。』

入ってすぐにドーンと鎮座する金色の仏像で、光背や台座を含めると5mで圧巻です。光背は燃え盛る炎のよう、頭の上の11面のお顔は、正面を向いているものを澄ましたお顔だが、横から後方にいくにつれ怒っているようなお顔となっていた。秘仏なので、菩薩の衣の赤や緑などの彩色も残っていてる。

載せた画像は、正面から撮ったものでしょうけど、実際に見る場合は下から見上げるので、少し印象が違いますし、ずっと見ているとすべてを見透かされているような感じに思えました。


2.毘沙門天立像 重要文化財


でっぷりとした毘沙門天、一本の木から彫られたものだそうです。


5.観音菩薩立像 重要文化財

顔つきがお優しい観音様、見ていると和む。


7.観音菩薩立像 重要文化財

目尻が吊り上って険しいお顔の観音様、この目尻が吊り上り、険しい顔や細身で長身の体つきが「甲賀様式」の特徴だそうです。


9.薬師如来坐像 重要文化財


解説に載っていたが、理想的な仏様の大きさという周丈六を基準とする像高2mの大作。

NO.1の<十一面観音菩薩坐像>よりも、ふくよかなお顔をしていた。


16.地蔵菩薩坐像 重要文化財


こちらも大きな仏像で、載せた画像より、もっと輝いて見えました。


展示数は20点と少ないですが、展示されている仏像すべてが重要文化財ですし、<十一面観音菩薩坐像>は秘仏でお寺だと厨子の中に入っているので、サイドから見れるのは、今回を逃したらきっとないでしょうし、他にも大きな仏像の2体も見ごたえがありますし、オススメです!!


『らほつニット』の現物が見たかったのですが、残念ながら売切れていて見れませんでした・・・。



今回も素晴らしい作品を見れましたし、美味しいものを食べることが出来て、大満足でした。

ありがとうございます。