煌めく星の向こうへ

宝塚は我が心の故郷。今や宝塚は遠くなり人生折返し?てから声優吉野裕行さんに突然魅せられました.。.:*ෆ気軽に絡んでね!

宝塚~エリザベート②

2012年11月11日 20時05分36秒 | 今も昔も宝塚
続き

そして観劇した星組。
残っているチケットが三階チ列です。
凄い所で観てました。(リ列が最後尾、因みに当時はイロハ数えです)

衣装とかも当然デザインなんかもちょっとずつ違うのがなんかとっても記憶に残ってますが、
どらっとは数ある宝塚バージョンの中で、この星組の『エリザベート』が一番好きですo(^-^)o!!

理由は簡単!

とっても宝塚ぽかったし、
とっても分かりやすかったから…!

何故に、闇の帝王“死”であるトートがああもしつこくシシィにつきまとうのか…。
何故に、トートはエルマー達を操り、ハプスブル家を追い詰めていくのか。
何故に、トートは幼いルドルフの前に現れたのか。
何故に、ミルクの場面で、あんなに躍起になって民衆を先導するのか。
何故に、あんなにシシィに拒まれても拒まれても死の世界へ迎えに来るのか…?
そして、何故にシシィがルドルフの死後トートの元へ逝こうとするのをトート自身が「まだ、私を愛していない!」と拒んだのか。


初演雪組が分かりにくかったわけではないと思います。
なんせ、一回しか観てないから自分の理解力も低いしね。

星組は初演に手が加えられさらに理解しやすくなっていたし。

そう…そこにあったのは、“愛”。

これは、今年帝劇のエリザを観てより深く感じた事ですが、
“愛”の形が宝塚版のは多分、どの国で上演されている『エリザベート』の中でも一番現実味のない、て言うと変な感じですけどね、一番夢夢しい、“愛”になっているからだと思うからです。
そこが、外の世界ではない、宝塚らしい(?)、宝塚ならではの愛の形なんだと思います。
“死”が抽象的ではなく、現実的な“人”寄りなせいだとも思います。

本来トートとシシィの“愛”は“死”に近い物だと思いますが、宝塚の“愛”はやっぱり“愛”なの。
宝塚で、ラスト「棺桶に戻る」・・・ってのはありえない事ではないかな。
(→作品的にはこの棺桶から甦って、棺桶に戻る演出は好き!)

そうゆう対象で見てしまうと、一番自分の好みにすっぽり入るのがこの星組なんですね。


宝塚のエリザベートは、再演のタイミングの時は自分が宝塚からちょっと離れていたし、観劇を復活してからの再演はケットが手に入らなかったし、であまり生では観れてないんですけど…。

再演されたそれぞれの組では、再演される度に新しい演出が加わり、それぞれ比べようがないです~ほんとに。

この組の○×さんのここが好き!と語りだしたら、それこそどうなるかわかりません!
春野さん閣下については、それこそ過去にしつこく語りましたけど・・・(笑)。

ひとつだけ今、あげるとしたら、
星組のあやかちゃんシシィで
「いつかたどり着く所・・・」のくだりかな。。。
この後に続く、ラストシーンをすごく納得させる物があった台詞だったと強く印象に残ってます。

ちなみに、DVDで観ただけですが、白羽さんのシシィも好みなんです。

後ね、宝塚としてはちょっとどうかな、とDVDで観たときにちょっと違和感のあった月組でのあさこさんシシィは、6月に帝劇を見た時に
「そうそう!これだよ!これ!これこそあさこさんのシシィよ!」と
あさこさんのシシィは宝塚の枠ではなかったのかな、とも思いました。


いつか、おささん、あさこさんリバーシブルトート&シシィを観れる事を願い続けますよ~。


それにしても、梅芸ナビでお稽古の集合時の映像を見ただけでも、凄いメンバーだよなぁ~と、改めて今回の企画の凄さを実感。

一路さんがとどちゃんと並び、紫苑さんが涼さんと並び…。

歌稽古してるよ…歌稽古~。
(…紫苑さんあんまり歌ってるシーンではなさそうでしたが…。 )


紫苑さんのトートに関しては、やっぱり
楽しみ半分。
不安半分…(笑)。


おささんのは…正直、なんでもう一回観れないかなぁ~って後悔半分。

いや…昼夜連続すれば二回観れますが…
後、梅田に走るとかね…(笑)。 チケットないけど。



梅芸のHPにはおささんとずんこちゃんの舞台稽古動画やら、先日の囲み取材の様子やら、盛りだくさんですo(^-^)o!

稽古場映像でも迫力は伝わる!伝わる!!
ああ~楽しみだぁ~!

おささんと大鳥さんの♪「私が躍る時」を生で聴けるのか~ヽ(^o^)丿!!

ガラコンがハンドマイクで、というのに違和感があるかな…と思いましたが、紫苑さんに関してはハンドマイク世代の方なので、ハンドマイクを持つ姿に全く違和感がありません!


既に風邪ひいたお馬鹿などらっとですが、これからの休みは全て観劇予定なので、体調管理に気をつけて乗り切ります!
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宝塚~エリザベート①

2012年11月11日 20時05分07秒 | 今も昔も宝塚
過去に退団後におささんの『エリザベート』を見て、どっぷり魅惑の微笑みの閣下に堕ちてしまったどらっとですが、『エリザベート』を観ると(ビデオDVD含む)必ず、全組見たくなってしまうのが難でして…
同じ作品なのに、二つとして同じ物はなく、まして東宝(帝劇)も入ると、各組宝語り切れないので、今まで多くを語らなかった(→いや…だいぶ語ってるかも…)どらっとですが、
来週、いよいよその自分をどっぷりと虜にした魅惑の眼差し、悪魔の微笑み、天使の歌声…な、おささん(春野寿美礼さん)のトートをガラコンとはいえ、生で観劇するので、ちょっと『宝塚のエリザベート』を思いだしてみます。


まず、紫苑さんが(←そっちが先かいっ!?)がトートを演りたい!と長年思い続けておられた事は知ってはいましたが、自分的に“紫苑さん=トート”にはあまり思い入れはないんですね~。
それは、紫苑さんが“退団=一般人”になられたので、自己完結してしまっていて、勿論、観たくないわけがないのですが、それは紫苑さんが今「オスカル」を演っても、「バトラー」を演ったとしても、多分同じように「うわぁ~楽しみ~!」って事になる、とゆうような感じになります。
伯爵(ドラキュラ)演るってなったら多分どらっとのテンション百倍増し!になると思いますが…。

ですから、宝塚で『エリザベート』を初演した時も、星組でさきちゃん(麻路さきさん)が演った時も、これを紫苑さんで観たかったなぁ~って言うのは別段思ったりはありません。
これは、たぶん他の作品でも一緒で「これを紫苑さんで観たかったなぁ~」というのは本当になかったと思います。(自分の怪しい記憶の中でも・・・)

さてその『エリザベート』、初演の雪組が東京に来たときは、確かもう星組での再演が決まっていて、もう雪組さんでの評判が良くて良くて、失礼ながら色々な意味で大丈夫か~?星組?…的な、星組ファンとしては、ちと不安な状況で雪組を観劇した記憶があります。
この“不安”は評判が高い作品を直ぐに再演する事、主要メンバーの歌唱力に自分的に不安があった事、コスチューム物が定番という印象が強かった当時の星組で、コスチューム物ではあるけど、それまでの宝塚の作品にはない作風のミュージカルが合うのかどうか?という事などがその要因でした。

雪組を見た時、最初正直何がなんだか分からなかった…
みんな棺から被り物して出て来て、誰が誰だ分からないし・・・
歌詞を聞き取るのが精一杯で…うわっ~疲れる!!
と…正直とまどっていました。(今でも台詞が歌になって続くのは苦手)
そんな時の
「黄泉の帝王…またの名を死!」
って言われて出てきた一路さん見て、ちょっとほっとしたような…
そして1幕の終わりのシーンがよほど印象だったのか、あの迫力に圧倒されたのか…
いいわ~エリザベート~!!ってなってました。

でも、やっぱり最後のシーンが唐突で、なんかトートとシシィの関係があまり理解出来なかった(笑)…。
なんで、あんなに拒んでいたのに…?
なんで、まだ早い!とか言ってたのに…?
いつ、もうOKになったんだ…?…?と?ハテナで終わってしまったんですが、宝塚マジックのフィナーレですっかり騙されて(笑)、うん!凄いよ『エリザベート』!って大感動で劇場を後にしたように思います(爆)。

で、ビジュアル的に星組にも期待度がマックスになりました!

続く
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