AチームとBチームを比較するというわけではないんですが、役の印象がそれぞれ違うし、役で比較すると自分もまとめやすいので、チームの印象をそれぞれで。
🏚️暁玄十朗(神谷浩史さん)
去年、一昨年はライブビューだったので実は神谷さんのリーライを生で観るのは初めて。
暁の印象は神経質、というよりナイーブ。繊細とはちょっと違う印象。
傷が痛む様子が回によって違う感じがした。(故に摂理の「傷が痛むのか?」の問いかけも毎回違う。)
暁は日常生活には全く関心がない感じ。なので摂理が彼の『お母さん』に間違いないと思う。
眉間にシワを寄せて次々と推理を進めて行く彼は摂理と目を合わせてくれないんだよね〜イケズか!?(笑)
でも摂理を失って誰よりも傷つき、それ故、何故か見えてしまう摂理の亡霊を幽霊として認めたくない。
認めたくないが故に妄想だと思い込もうとしている。
なんて面倒な奴なんだ?傷を抱えたまま膝を抱えて眠れない眠りにつくのか?彼は…?
舞浜日曜はなんとなくそれまでの暁とは違う暁で、台詞のトーンや物言いのテンポがちょっと違っていた。表情も結構あったように思うし、何よりも謎を解く事に夢中になっている姿が、なんだか愛おしい感じがした。
浪川さんが探偵物語の探偵って感じがしたのに対して例えるなら八つ墓村の金田一耕助ってイメージ。
神谷さんの暁は声を荒立てたり喚いたりするけど感情面が分かりにくい人だって印象。
でもきっとそんな内面も摂理にはお見とうしだったと思う。
🏚️斗真摂理(吉野裕行さん)
神谷さんの暁ありきの斗真摂理だったと思う。
摂理は受身芝居だったのかな…?神谷さんの暁によって摂理もちょっと違う感じになったのが舞浜日曜。
自分の感情的に1番心がひきつけられて涙にくれたのが舞浜土曜日。
何がどう違うとかはよく分からない。
ただ、摂理は暁を残して逝ってしまった事、暁を庇って死んでしまった事が暁を傷つけ、苦しませ、悩ませている事を悔しく思っているのかな、と思った。
正直、自分的には今回のお役は難しくてよく分からなかったっていうのが本音。
よく分からいっいうのはストリーとかの事ではないんです。
探偵の夢を幽霊になっても一緒に追いたかった助手、ってくくるにはなんか違うんだよな〜神谷さんの暁と吉野さんの摂理って。
うーん、やっぱり機会があれば再演お願いしたい作品です。もう一度…いや、後何度か観てみたいと思うふたり。
🏚️三条透(千葉翔也さん、吉永拓斗さん)
千葉さんは舞浜で髪型からメイクから大阪から変えて来て、それがお芝居にも反映してとてもよかった。
この話しの中で生きてる人間は暁と三条だけなので、現実に会話が成りたっているのはこのふたりだけなんだよ。
だから透くんの存在は依頼人としても暁と日常会話を話す人としても重要だと思うし、なんてったって暁に摂理の事を意識させる事を誘発する重要な人物なんだよ〜。
大阪では、頼りない感じでリーライ初めてで緊張してたのかな?
なんか台本持ってても台詞に落ち着きがない印象だったかな?
それが舞浜ではちゃんと地に足がついてた感じの三条くんだった。(あくまでもどらっとのイメージです)
タクトくんは、無邪気な雰囲気の中にも確信をつくときは好奇心を全面的にズバッ!と出して来て、そう来たかー!!って意表を突かれた(笑)!それが暁に表情を変化させた理由かな?とも勝手に解釈してる。
彼らが今後どんなお芝居見せてくれるようになるのかほんと楽しみ。
🏚️三条虚霊(古川登志夫さん)
ただただ素晴らしい!としか言えない。表現力がなくて自分がダメダメだけどほんと凄いお芝居見せていただいた。
幻視の中の虚霊は一貫して統一されていて、本当にゾッとするほど怖かった。
そして、オフはおちゃめな方というのがツイッターからもうかがえて新たな発見が〜(*´˘`*)
🏚️浅野宗一(野島健児さん)
宗一の皮の面が厚くて、微笑みの下に隠された殺意が怖かった〜:(´・ω・`):
でもその殺意から感じたのは“哀れみ”かな…?
Aチームの幻視の中の3人は共通して深い愛情と哀れみの中にいたと思う。
野島さんは穏やかな中にも静かな怒りがあって、その緩急が見事だった。
舞浜は両日泣けたんだけど、日曜は背筋を震わせながら宗一に同情して涙しました。
うぅ…宗一さん、幸せになって…( ; ; )
🏚️鹿島正次(木村良平さん)
木村さんは舞台映えする容姿をお持ちだな、と生で観劇して改めて思った。
大阪の幻視の場面は上手に花道に正次さんと下手に虚霊さんがいて、離れた場所からの台詞のやり取りも好みだった。
舞浜のボン回しは生で観たら、ふたりの距離感とか面白かったんじゃないかな?
幻視の冒頭で宗一、正次、三郎の3人はおユキさんの事を愛していた事を語るんだけど、3人3様の表現が好きなんだけど中でも木村さんのその第一声が好き〜優しい気持ちになる。
でも、切なくて東京ではウルウルしまくりだった。
おユキさんと妹の間で苦しんで、苦しんだ葛藤の末の決断だったのにー!からの殺意が哀しすぎた。
🏚️笹木三郎(代永翼さん)
代永さんの三郎さんの愛は限りなく優しい。無条件に愛を捧ぐ人だと思う。
交霊会に赴いてきた三郎が、先生に合わせる顔がないとかおユキさんの死の原因が自分にあるのか?と悶々としている葛藤の場面が好き。
🏚️田辺清(上村祐翔さん)
最後の幻視で虚霊に対する憎しみと怒りと殺意を露にする場面の豹変ぶりが見事で、大阪で観た時は本当その豹変ぶりにゾッとしたんだけど、舞浜では彼が哀れで仕方なかった…シクシク。
吉野さんのラジオ(ラブナイツ)で、他に演るとしたらどの役を?という質問があって、それには濁してあえて答えてはいませんでしたが、
台本から視えた摂理を吉野さんが捉えたイメージで演じてらっしゃるのが分かって嬉しかったな。
キラミューンのリーディングでならではのお芝居なんですね。
サラっと話されてたけど、色々貴重なお話しを聴けました。
自分的にはもし吉野さんが摂理以外を演られるのなら、三郎さんを観てみたい!と思います。
とても興味がある。
そして、暁と摂理にはまた何処で会いたいな〜。