京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

名古屋城

2020-01-11 08:07:15 | 俳句
名古屋城
                 金澤ひろあき
 正月に芭蕉ゆかりの地を訪れ、それから名古屋城へ行きました。天守閣を建て替えるとかで、天守閣には今入れないのですが、城の内外を散歩です。
 加藤清正が石垣を組んだとあって、石と石の隙間もない整然とした石垣です。そして角度も急です。
 清正は武の人のイメージが強いですが、工の人でもあったのですね。清正の熊本城の石垣も素晴らしいですよ。
 御三家の城だけあって、規模が大きいですし、堀も深いですね。
 正月なので、城内のあちこちで芸の披露をしています。天気も良く、散策日和です。
 重要文化財の櫓(やぐら)が古風を伝えます。入ってみたかったのですが、五十分待ちと言われてあきらめました。私は武にはあまり縁がないのですね。
 今ある天守閣を壊して、木と漆喰(しっくい)、土壁で、戦前あった形に、新たな天守閣を復元するそうですが、なんかもったいない気もします。そんな大きな木が、国内にあるのかしらん。
 一緒に行った親友の中村先生も、これから城めぐりの旅をしようかという話をしました。ちなみに、これまで巡った城の数をあげると、二十ぐらいありました。
 大きな規模を誇る名古屋城は、結局一回も戦の場になりませんでした。ずっと平和の中にあったわけで、それが一番良いような気がします。
 初代徳川義直からして文化を好む人で、名古屋は繁栄して行きました。
  旅憩う 平和の中にあった城     ひろあき
  城の春 戦無用のあたたかさ