京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

ハイ、皆さん、今日は詩人です  2020年1月

2020-01-16 08:08:48 | 俳句
ハイ、皆さん、今日は詩人です  西山寮のお話 2020年1月 
          金澤 ひろあき
 ハイ、皆さん、こんにちわ。新しい年になりました。あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
 年末の話ですが、いつも行く理容店がいっぱいだったので、初めて別のお店に入りました。そこは比較的すいていて、店の主人は若いのですが、お話上手。子どもの相手もうまいのです。そこで作ったのが今月の句です。
  おなかがすいたとぐずる子をあやす床屋の主人   ひろあき
 五七五や季語にこだわらない「自由律」というジャンルがあるのですが、その自由律で書きました。
 その日あったことをそのまま書いてみると、けっこう面白いことがあります。できずに悩むより、そのまま書くのがいいですよ。
 今月は沢山作品をいただきました。有難うございます。さっそく読んでみましょう。
  どんぐりや孫と拾いて散歩する    野原加代子
 かわいいお孫さんと、散歩がてらのどんぐりひろい。楽しいひとときをそのまま写しています。楽しい顔の表情も思い浮かびますね。
  年末におやつがほしいと思いしや嫁届けくれうれしかりけり 森秀子
 いいお嫁さんですね。以心伝心とは、このことですね。
  もういやだ今日の会議しんどいな   黒田幹雄
 本当です。共感します。私も仕事で会議が続くと、かないません。
  ねむたいな楽しいことをやりたいな  藤村勝子
 本当ですね。楽しむためには「見る」だけでなく、「やる」のが一番良いですよ。
  いやいやと云いつつ作る俳句かな   木下とし子
 そう言わんと、これからもよろしくお願いしますね。
  詩(うた)俳句詩俳句と言いながら本人スヤスヤ夢路入り  西田ナツエ
 くすっと笑えるおもしろさがありますね。
  鍋のあとすっぽん雑煮余すなく    中野硯池
 すっぽん鍋、その後雑煮。すばらしいフルコースですね。長いことすっぽん鍋に使った土鍋は、うまみを吸っていてダシをとらなくても、良い味が出るとか。昔、伏見の専門店の人が教えてくれました。
  膝に来る子犬あづきや赤とんぼ    宮﨑清枝
 犬の名前が「あずきちゃん」ですか。かわいい名前ですね。なついてくる子犬に愛情の目が注がれていますね。
  散る紅葉着けてお茶目な石地蔵    能勢忠三
 目のつけどころがおもしろいです。「お茶目なお地蔵さん」が楽しいです。