祐さんの散歩路 Ⅱ

日々の目についたことを、気ままに書いています。散歩路に咲く木々や花などの写真もフォトチャンネルに載せました。

・ 古賀茂明氏が語る「I am not Abe」発言の真意

2015-02-06 00:43:55 | 政治
元官僚の古賀さんがアベシの言動にかみついています。改革派官僚として多くの人に慕われているだけあって、何が国民のためなのかを冷静に判断できる人ですね。こういうレベルの官僚もいるのに、それを使うことが出来ない自民党や民主党・・・・・報道ステーションの内容を日刊ゲンダイが掲載していました。以下転載します。


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古賀茂明氏が語る「I am not Abe」発言の真意
2015年2月2日
報道ステーション

古賀氏は「テロリストを擁護する気は毛頭ない」と語る/(C)日刊ゲンダイ

安倍首相は「有志国連合」の有力メンバーになりたかった
 イスラム国の人質事件では、ほとんどの大メディアが安倍政権批判を控えている。そこにあるのは、「人質が殺されそうなときに足を引っ張るな」という情緒論だが、そんな中、敢然と、しかも痛烈な言葉で安倍首相を批判したのが、元経産官僚の古賀茂明氏(59)だ。

「フランス人は『Je suis Charlie(私はシャルリー)』というプラカードを持って行進したけど、日本人は今、『I am not Abe』というカードを掲げる必要があると思う」

 テレビ朝日系の「報道ステーション」での発言に官邸は激怒、ネトウヨたちは大騒ぎとなった。一方、「よくぞ言った」という支援の輪も広がりつつある。古賀氏が改めて“過激発言”の真意を語った。


――あの発言が出た直後から、大変な反響だったと聞きましたよ。官邸の秘書官筋からテレビ朝日の上層部に抗議の電話が入り、大騒ぎになったとか。古賀さん自身には何かありましたか?

 局に対してはいろいろな声があったようですが、僕には直接ありません。でも、誰かが声を上げて、「これはおかしい」と言わなければ、太平洋戦争と同じ状況になってしまう。だから、注目度が高い番組に出た際、考え抜いて発言したわけで、反論は予想通りですし、むしろ反響の大きさに驚いているくらいです。


――戦前と同じ状況というのは、ついに日本も米国と一緒に泥沼のテロとの戦いに引きずり込まれてしまった。キッカケは安倍首相の軽率としか思えない中東歴訪と、イスラム国と戦う国への2億ドル支援表明です。多くの日本人が不安を抱えているのに、声に出せない。そんな状況ということですか

 今度の人質事件では、いろいろな報道がされていました。でも、必ず最後の方は「テロは許しがたい行為だ」「いまは一致団結して、安倍さんの戦いを支持すべきだ」というところに帰結してしまうんですね。そうなると、あらゆる議論が封じ込まれてしまう。今は戦前のように治安維持法もないし、特高警察もいませんが、安倍政権のテロとの戦いに異論を挟むのは非国民だ、みたいな雰囲気が醸成されつつある。テロリストを擁護する気は毛頭ありませんが、日本が米国と一緒になって世界中で戦争に参加する国だというイメージをつくっていいのか。多くの人が違うと思っているのに、誰も声を出せない。それってやっぱり、おかしいでしょう。


――順番に伺います。古賀さんは安倍総理が中東歴訪以前に後藤さんが人質になっていることを知っていたという前提で話された。「臆測でものを言うな」という批判もありました。一部報道では当初10億円、その後20億円の身代金要求があり、奥さんは外務省に相談していたと報じられたからですか?

 政府はずっと前から知っていたことを認めましたよね。でも、それは官僚だった私から見れば当たり前のことでした。こうした情報に接した官僚が上に上げないということはあり得ません。あとで情報を上げなかったことが分かったら、大変な失態になるからです。大臣秘書官、次官、官房長にはすぐ上げる。同時に官邸の外務省出身の秘書官にも連絡がいくはずです。その秘書官が安倍首相に伝えないということもあり得ない。伝えなければ、大きなリスクを背負うし、伝えて損をすることはないからです。


――だとすると、この時点で官邸・外務省は身代金を払わない方針を決めたのか、「放っとけ」とばかりに無視したのか。右往左往しているうちに時間が過ぎてしまったのか。

 10、20億円程度であれば、官房機密費で払えます。まして、1月には安倍首相の中東歴訪が控えている。身代金を払って解決させる選択肢もあったはずですが、官邸にそういう提案をして却下されたのか、それさえできない雰囲気だったのか。いずれにしても、人命よりも優先させたい事情があったとみるべきです。


――それは何ですか?

 安倍首相は対イスラム国の有志国連合の有力なメンバーになりたかったのだと思います。世界の列強と肩を並べて、認められたい。それが安倍首相の願望であるのは間違いないと思います。そんなときにイスラム国に身代金を払ったことがバレたら、米英に顔向けできなくなる。そんなリスクは背負いたくない。後藤さんの命よりそちらを優先したのです。


世界の大舞台で“二枚舌外交”を繰り広げる安倍首相
――なるほど。そうなると、安倍首相がエジプトでイスラム国に宣戦布告するような言い方で、2億ドルの支援表明をしたのも分かりますね。

 有志国連合として認めてもらうために空爆や武器供与をしたいけど、現行の憲法ではできない。できるのは人道支援くらいです。そこで、イスラム国を名指しして、そこと戦うためのお金であると聞こえる言い方をした。他にもテロ組織はたくさんあるのに、イスラム国にだけ言及したのは不自然ですし、本来、人道支援というのは武力紛争にはかかわらず、どちらにも加担せずに、政治的意図を排除して、人道主義の立場から行うもので、日本はいつもそれを強調していた。ところが、あの演説は人道支援というトーンを弱めて、軍事的政治的意図を込めた支援であるような言い方をした。この発言を米英は歓迎したようですが、身代金を取れずに焦れていたイスラム国にしてみれば、これで交渉の余地なしとなった。「宣戦布告された」となったのだと思います。


――安倍首相は動画が公開された後、盛んに人道支援だと強調していますけど?

 最初は人道支援ではなくイスラム国と戦うための支援であるかのように装い、これは失敗したと思ったら、急に人道支援を強調する。二枚舌外交です。五輪プレゼンテーションの汚染水発言もそうでしたが、世界の大舞台で大嘘をつく。それが安倍政権の特徴です。


――「人命第一」と繰り返していますが、これも怪しいもんですね

 25日、NHKの日曜討論で安倍首相は「この(テロ殺害事件)ように海外で邦人が危害に遭った時、自衛隊が救出できるための法整備をしっかりする」と言いました。これは驚くべき発言で、イスラム国が聞いたらどう思うのか。人命第一と言いながら、その交渉の最中に「いまは戦争できないけど、法律を改正したら、おまえたちを叩くために自衛隊を出すぞ」と言ったわけです。普通の感覚であれば出てこない発言で、安倍首相は中東で米国と人質奪還の共同作戦をやりたいのでしょう。人命のかかった危機を「政治利用」しようとするとんでもない発言です。;


――でも、そうなると、日本人は対テロ戦争に引きずり込まれる。世界中でテロの標的になってしまう

 中東での日本のイメージとは「戦争をしない国」です。ポジティブな平和ブランドがあるんです。安倍さんはそれをぶっ壊そうとしている。少なくとも政治的にも軍事的にも、米国の正義=日本の正義というイメージで走ろうとしている。安倍さん自身の願望でしょう。でも、日本は米国とイコールではありませんよ。日本は世界に敵が少ないんです。一方、米国はシンパもいるが敵も多い。おそらく、米国ほど敵が多い国はないと思いますよ。途上国では中国よりも嫌われている。イスラム国がやっていることはめちゃくちゃですが、その根底には米国がイラクやアフガニスタンで無実の女性や子供、民間人を大量に殺戮した過去がある。その報復は国際法上は許されないが、メンタリティーとしては理解できる。だから、イスラム国は急拡大したのでしょう。そんな中、米国の正義=日本の正義で、米国の敵=日本の敵というイメージがつくられつつある。イスラム国のPR戦略の巧みさもありますが、安倍さん自身がそういう認識の政治家であるというのも真実だと思います。


――ちょっと待ってください。多くの日本人は米国の敵=日本の敵なんて思っちゃいませんよ。中東で戦争しようとも思っていない。

 だからこそ、「I am not Abe」というプラカードを掲げる必要があるのです。私たちは安倍さんとは違う、安倍さんは変なメッセージを送ったが、彼は日本国憲法を踏みにじるおかしな人だ、普通の日本人じゃない。我々は違うということを、世界に訴える必要がある。安倍さんのもとに結束しろという意見があるが、それは危険です。「I am not Abe」ということで、日本人の命を守るには、安倍さんの考え方を否定すべきだということを言いたかったのです。憲法の前文を見てください。日本はあらゆる国と仲良くし、それを通じて、世界平和に道を開くことを基本理念にしている。日本を攻撃しない人々を敵にするのは、憲法上、許されないのです。この理念は後藤さんの考えと共通しています。「I am Kenji」ですね。そうしたことを訴えるべきで、さもないと、世界中で日本人はテロの標的になってしまいます。


▽こが・しげあき 1955年、長崎県生まれ。東大法卒。通産省へ。行政改革などにかかわり、改革派官僚として名を馳せる。2011年に退職、評論活動へ。「日本中枢の崩壊」(講談社)が38万部のベストセラー。近著は「国家の暴走 安倍政権の世論操作術」(角川oneテーマ21)。

・ 接触も交渉も「なかった」…

2015-02-05 23:46:58 | イスラム国


どうでもこうでも日本を戦争に巻き込みたいアベシ・・・・国民を助けるための行動は何もせず、やっているだけのポーズの上に、湯川・後藤氏らが殺害されると、突然に報復するとわめいている。尚且つ自衛隊を海外まで救助に出せように法律を変えるとまで言い放った・・・・・表面的には国民の生命を守るためだとか・・・・・馬鹿か!こいつは・・・・・自分で争いの種をまいておいて、国民を危険な状況に追い込んでいるにもかかわらず、「その罪を償わせる」とはよく言えたものだ!
その罪を償うのはアベシだろう・・・・全財産没収の上、監獄に入るべきだろう・・・・・
以下、日刊ゲンダイから転載します。



  



接触も交渉も「なかった」…安倍政権が踏み入れた泥沼報復戦
2015年2月2日


 過激派組織「イスラム国」による日本人人質事件は、湯川遥菜さんに続き、後藤健二さんの殺害画像もインターネット上に公開され、事態は発覚後13日目に最悪の結末となった。安倍首相は「非道、卑劣極まりないテロ行為に強い憤りを覚える」と非難したが、この間、日本政府がやっていたのは、はっきり言って、パフォーマンスだけだ

 後藤さん殺害動画を受けて記者会見した菅官房長官は「犯行組織と日本政府の直接的な接触はあったのか?」と問われて、「なかった」と答えた。「身代金交渉は?」と問われると、「まったくなかった」と明言した。

 後藤さんの妻はイスラム国と直接、メールでやりとりしていたのに、政府は何にもしなかった、ということだ。

「テロに屈しない」ということは、「テロリストと交渉しないこと」という理屈らしいが、だったら、この12日間、一体何をやっていたのか。「情報収集」という名のアリバイづくりだ。緊急閣僚会議にしても、テレビに映させるために集まっただけ。「全力を挙げています」というポーズである。


■「その罪を償わせる」と報復を宣言

 改めて、安倍政権の無能、無力、いい加減さに呆れるが、悲劇的な結末に安倍首相は反省するどころか、興奮、高揚している

「テロリストたちを決して許さない。その罪を償わせるために国際社会と連携していく」

 記者団に囲まれた安倍首相はこう言い放ったのである。

「“罪を償わせる”ってなんですか。まさしく、報復の思想ではないですか。私は9・11テロ後のブッシュ大統領のセリフを思い出しましたよ」(政治評論家の森田実氏)

 米ブッシュ前大統領は同時多発テロを受けて、「これは戦争行為だ」「善対悪の歴史に残る戦いだ」「戦いに時間はかかっても米国は必ず、敵に打ち勝つ」と宣言した。その後、米国はアフガン侵攻を経て、泥沼のイラク戦争に踏み込んでいく


「結局、イラクの大量破壊兵器保有の疑惑はデッチ上げでした。この戦争が今日の中東の泥沼を招いたのに、安倍首相は同じことをやろうとしている。戦争は一度、踏み込んだが最後、後戻りはできない。だからこそ、トップは一時の感情に流されてはいけないのに、勇ましさだけの安倍首相はそこがわかっていない。恐ろしいのは安倍首相の好戦思想には感情論だけでなく、確信犯の要素もあることです。後藤さんの殺害もあらかじめ分析、織り込み済みで、こういう対応をしているのだとしたら、怖くなります」(森田実氏)

 英キャメロン首相は「この殺人犯を捜し出し、裁くためにできることは何でもする」と訴え、日本に対し、イスラム国撲滅に向けた共闘を呼びかけた。安倍首相に報復合戦をやらせたら、もう後戻りはできなくなる

<「日刊ゲンダイ」2月3日号より ※本紙では3ページに渡り特集記事を掲載しています> nter>






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2人とも殺害されてしまった(インターネットの投稿画像)


2人とも殺害されてしまった(インターネットの投稿画像)


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 過激派組織「イスラム国」による日本人人質事件は、湯川遥菜さんに続き、後藤健二さんの殺害画像もインターネット上に公開され、事態は発覚後13日目に最悪の結末となった。

 安倍首相は「非道、卑劣極まりないテロ行為に強い憤りを覚える」と非難したが、この間、日本政府がやっていたのは、はっきり言って、パフォーマンスだけだ。

 後藤さん殺害動画を受けて記者会見した菅官房長官は「犯行組織と日本政府の直接的な接触はあったのか?」と問われて、「なかった」と答えた。「身代金交渉は?」と問われると、「まったくなかった」と明言した。

 後藤さんの妻はイスラム国と直接、メールでやりとりしていたのに、政府は何にもしなかった、ということだ。

「テロに屈しない」ということは、「テロリストと交渉しないこと」という理屈らしいが、だったら、この12日間、一体何をやっていたのか。「情報収集」という名のアリバイづくりだ。緊急閣僚会議にしても、テレビに映させるために集まっただけ。「全力を挙げています」というポーズである。

■「その罪を償わせる」と報復を宣言

 改めて、安倍政権の無能、無力、いい加減さに呆れるが、悲劇的な結末に安倍首相は反省するどころか、興奮、高揚している。

「テロリストたちを決して許さない。その罪を償わせるために国際社会と連携していく」

 記者団に囲まれた安倍首相はこう言い放ったのである。

「“罪を償わせる”ってなんですか。まさしく、報復の思想ではないですか。私は9・11テロ後のブッシュ大統領のセリフを思い出しましたよ」(政治評論家の森田実氏)

 米ブッシュ前大統領は同時多発テロを受けて、「これは戦争行為だ」「善対悪の歴史に残る戦いだ」「戦いに時間はかかっても米国は必ず、敵に打ち勝つ」と宣言した。その後、米国はアフガン侵攻を経て、泥沼のイラク戦争に踏み込んでいく。


「結局、イラクの大量破壊兵器保有の疑惑はデッチ上げでした。この戦争が今日の中東の泥沼を招いたのに、安倍首相は同じことをやろうとしている。戦争は一度、踏み込んだが最後、後戻りはできない。だからこそ、トップは一時の感情に流されてはいけないのに、勇ましさだけの安倍首相はそこがわかっていない。恐ろしいのは安倍首相の好戦思想には感情論だけでなく、確信犯の要素もあることです。後藤さんの殺害もあらかじめ分析、織り込み済みで、こういう対応をしているのだとしたら、怖くなります」(森田実氏)

 英キャメロン首相は「この殺人犯を捜し出し、裁くためにできることは何でもする」と訴え、日本に対し、イスラム国撲滅に向けた共闘を呼びかけた。安倍首相に報復合戦をやらせたら、もう後戻りはできなくなる。

<「日刊ゲンダイ」2月3日号より ※本紙では3ページに渡り特集記事を掲載しています>



・ 外務省が妻にしていた「総選挙12日前の口止め工作」

2015-02-05 23:15:26 | イスラム国
だんだんとアベシのボロが出ていますね。イスラム国に殺害された後藤さんの奥さんと現地ガイドに「事件の口止め」をされていたと女性自身に出ています。アベシは国民の生命よりも、選挙で自分がどうなるかが優先事項のようです。それにしても、わざわざ口止めまでしてまで、事件を国民の目にさらさせないようにするなんて、まともな人間のすることではないですね。ましてや国のトップたるものが、国民の生命をないがしろにすることは許せないですね・・・・以下転載します。


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後藤健二さん 外務省が妻にしていた「総選挙12日前の口止め工作」
女性自身 2月3日(火)0時0分配信



 テロ組織『イスラム国』に人質となっていたジャーナリスト・後藤健二さん(47)の殺害が公表された。 イスラム国を訪れたこともあるジャーナリスト・常岡浩介氏が言う。

「遺体の返還はこれまで例がありません。イスラム国は、遺体に“身代金”を払うよう要求してきたこともあります」

 殺害を受け、後藤さんの妻は、夫を「誇りに思う」との声明を発表した。妻は、幼児2人を抱えながら独立行政法人で働く、東大大学院修了のキャリア女性だ。12月2日に夫の拘束をイスラム国からのメールで知って以来、彼女は苦難の日々を過ごしてきた。だが、常岡さんは重大な情報を本誌に明かす。

「この12月2日という日は、衆議院総選挙の告示日でした。12月14日が投票日ですから、その12日前という状況です。じつはこのとき、外務省が後藤さんの奥さんとシリア人の現地ガイドに、厳重に“口止め”をしていたのです」

 選挙直前に“日本人人質事件”が発覚すれば、選挙に影響が――。万一にも事件が表沙汰にならないよう、外務省が口止めをしていたというのだ。

「奥さんは子供を守るため、もともとメディアにさらされたくないとは思っておられましたが、外務省からの“口止め工作”について、現地ガイドがはっきりと証言しています。外務省は『後藤さんを守るためだ』と言ってきたそうですが、選挙前にこの話が出たら、安倍首相にプラスにはなりません。譲歩して助けても、助けられなくても批判されますから。でも、選挙前に拘束の事実が明らかになっていたら、日本政府はもっとまじめに助けていたかもしれませんね」

 政府による後藤さんの救出活動に問題はなかったのか。これからその検証が始まるーー。

・ 交渉を妨害し後藤さんを見殺し!

2015-02-04 23:18:16 | イスラム国
LITERAにイスラム国事件の記事があります。今回の事件に関して、アベシがどのように関わったかを知ることが出来ます。

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交渉を妨害し後藤さんを見殺し! イスラム国事件で安倍政権が犯した3つの罪
2015.02.01.

アベシ

abe_150201.jpg首相官邸ホームページより
.

 2月1日早朝、イスラム国に拘束されていた後藤健二さんの殺害映像が動画サイトにアップされた。政府もメディアも「イスラム国は許しがたい」「テロには屈しない」といってすませようとしているようだが、問題はけっしてそれだけではない。

 今回の事態は明らかに安倍政権の政策や判断ミスが招いたものだ。しかし、こうした指摘に対して、安倍政権の親衛隊たちは「悪いのはテロリスト。安倍政権に責任はない」と合唱し、「政権批判につなげるのは政治利用だ」などといった恫喝で批判を抑え込もうとしている。

 だったら、改めて説明してやろう。後藤さんを見殺しにしてしまった責任の一端は誰がなんといおうと、安倍政権にある。それは日本政府が中東政策で対米追従路線をとってきたという大枠の話だけではない。政治信条とは関係のないプラグマティックな判断でも、安倍政権はありえないミスを犯しているのだ。


“致命的なミス”は少なくとも3つある。

 1つ目はなんといっても、湯川遥菜さん、そして後藤さんが拘束された後、官邸が解放に向けて本気で動こうとしなかったことだ。

 いや、動かなかったどころではない。実は今回、イスラム国が動画をアップして2億ドルを要求する前に、外務省が水面下で交渉していたにもかかわらず、官邸はその交渉の障害になっていたのである。

「外務省は中東アジア局長の上村局長が中心になって、昨年11月、後藤さんの妻宛てにイスラム国から最初のメールが届いた直後、仲介人を通じてイスラム国と秘密交渉をしていた。ところが、官邸はかなり冷ややかで外務省に交渉の自由を与えず、低い金額の身代金を払うかどうかの判断もしなかったんです。そのため外務省も動きようもなく、交渉は頓挫してしまった。もっとも、官邸が動かなかったのは、信念があってのことではなく、当時、この問題に全く無関心でたなざらしにしたというのが実情のようです」(外務省担当記者)

 しかも、この後、官邸は解散総選挙に踏み切り、外務省は交渉を継続できなくなってしまった

「もし後藤さんが人質にとられていることが発覚すると、選挙に影響を与えるという判断があったんでしょう。情報が漏れないようにするのが最優先にされ、外務省も動きをストップさせられてしまったようです」(外務省担当記者) このときのイスラム国と交渉がうまくいけば、かなり安い身代金を支払うことで妥結していた可能性もある。


安倍政権の親衛隊メディアはまるで身代金交渉に応じなかったことを手柄話のように語っているが、フランスやスペイン、イタリアなどは実際に裏で交渉し、低い金額の身代金で人質をとり戻す事に成功している。

 ようするに、安倍政権は自分たちの政権維持のために、国民の生命を守るという作業を放棄したのである。この責任はあまりに重大だろう。

 しかも、初動段階で日本政府はもうひとつ“致命的なミス”を犯している。それは、先日、本サイトでも指摘したように、交渉の窓口をトルコではなく、ヨルダンとしたことだ。

 日本政府は少なくとも昨年11月の時点でヨルダンに現地対策本部を置き、以来、交渉窓口をヨルダン政府に委ねてきた。しかし、ヨルダンは親米国であるだけでなく、現状、もっとも激しくイスラム国と対立している国であり、イスラム国空爆の有志連合にも参加している。この選択がイスラム国を硬化させた可能性はいなめない。

 また、ヨルダン政府をまきこんだことで、イスラム国はヨルダン国内に収監されているリシャウィ死刑囚の解放を要求するという手に打って出た。イスラム国に新たな交渉のカードを与えてしまったのである。

 これは結果論でなく、専門家の間では事件発覚当初から、ヨルダンでなくアメリカの中東政策と距離を置くトルコに全面協力を求めるべきだという声があがっていた。トルコは昨年9月にオバマ米大統領から「攻撃参加」を強く要請されたものの、その呼びかけを拒否した。その結果、人質に取られたトルコ国民49名全員の解放に成功している。

 また、トルコはイスラム国と独自の交渉ルートをもち、情報も得やすいうえ、後藤さんが敵対する意志をもっていないことなども、そのルートを使って伝えることができる。実際、フランスなどもこのトルコルートをつかって人質解放に成功している。

 テレビ朝日『報道ステーション』などで、トルコへの協力要請の必要性を訴えていた同志社大大学院教授・内藤正典氏は自著『イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北』(集英社新書)でも、アメリカと距離を置くトルコの独自路線について解説している。それによれば、トルコの国内世論は、米軍の攻撃に参加することで、何の罪もないイラクやシリアの市民たちを巻き添えにして殺すことに極めて否定的だという。9.11に際してアメリカが仕掛けたアフガン侵攻に関しても、トルコはアフガン市民に対して一発も発砲せず、タリバンからの攻撃で一名の死者も出していない

 さらに注目すべきは、トルコは中東におけるアメリカ最大の同盟国のひとつであるにも関わらず、集団的自衛権の行使にきわめて慎重である点だ。つまり、トルコを交渉の窓口にすれば、日本はアメリカ側と必ずしも姿勢を同じくしているわけではない、というメッセージにもなり得たのだ。


 では、なぜ日本政府はヨルダンを選択したのか。ひとつ確実なのは、これはアメリカの顔色をうかがった判断だということだ。「テロとの戦い」でアメリカに追従する安倍政権としては、親米で有志連合に入っているヨルダンに現地対策本部をおくのが当然と安易に考えていたのではないか。

 また、この判断には外務省の事情も関係したのではないかとささやかれている。今回の人質交渉を担っているのは外務省の中東アフリカ局はアラビア語の研修を受けたアラブスクール出身者が主流を占め、局長の上村司氏も元イラク大使館参事官。そのため、トルコルートを軽視し、省内の声を抑えて、ヨルダンにベースをおいてしまったのではないかといわれている。

 いずれにしても、この判断によって事態はさらに複雑になり、日本の単独意志で解放交渉ができなくなって、結局、後藤さんは殺害された。

 前出の内藤氏は1月27日、自身のツイッターでこのような推論を立てていた。

「(イスラム国が)恐ろしく狡猾だと思うのは、もしサージダ(・シャラウィ死刑囚)の解放などどうでも良いとすると辻褄が合う。つまり、この件で敵国ヨルダンを翻弄した挙句、パイロットを犠牲にすることで戦果を強調することが可能。日本政府が無策なことを見透かし、欧米の追従者に過ぎないことをアピールする。」

 良好だったヨルダン・日本の関係にクサビを打ち、かつ、日本がアメリカ側の国家にすぎないことをイスラム社会に喧伝する──これがイスラム国の狙いであったならば、今回の事件で日本政府は、まんまとイスラム国の思惑に乗ってしまったということになる……。

 しかも、こういう致命的なミスを犯しながら、安倍政権はそれをカバーするどころか、だめ押しとなるような3つ目の決定的な“ミス”を犯す。いまさら言うまでもない、安倍首相の中東歴訪でぶちあげた2億ドル支援だ。

 イスラム国による最初の殺害予告動画での身代金“2億ドル”要求は、明らかに、安倍首相のカイロでの「2億ドル支援」演説を受けてのものだった。

 政府は後になって人道支援であることを強調していたが、カイロの安倍首相の発言は明らかに戦闘的だった。「支援はISILの脅威を食い止めるため」「ISILと闘う周辺各国に、総額で2億ドル程度、支援をお約束します」と、軍事援助と受け取られかねない発言をしたのである。

 実はこれは発言だけでなく、2億ドルの中には人道支援以外の用途の資金が入っているとの見方もある。たとえば、エジプトのエルシーシ大統領との首脳会談で、安倍首相は「日本のISIL対策でのエジプトの国境管理能力強化のための50万ドルを含む、総額2億ドル規模の新規支援」を伝えている。この「国境管理能力強化のための50万ドル」は、軍備への資金提供と受け取られても仕方がないだろう。


また、「2億ドル」が仮にすべて人道支援であるとしても、いや、だとしたらなおさら、安倍首相が「イスラムと闘う」と発言した罪は大きい。安倍首相はおそらく、対イスラム国に強硬的な姿勢をとるアメリカに、勇ましいことを言って、いい顔をみせたかったのだろうが、安倍首相はこの時点で、湯川さん、後藤さんが拘束されていることを知っていたはずだ。にもかかわらず、こんな挑発的な台詞を口にしたというのは、この時点で彼らの生命を一顧だにしていなかったという何よりの証明だろう。

 そう。安倍首相が「人命を第一優先に」などと殊勝なことを言い始め、形だけでも救出に動き始めたのは、イスラム国が二人の動画を公開し、日本の世論が後藤さんへの同情論で盛り上がり始めて以降のことだ。それまでは、具体的に自分たちが積極的に救出に動くなんてことはさらさら考えていなかったのである。

 そういう意味では、この3つは“ミス”というより、自らの意志で国民を見殺しにする“犯罪行為”といっていいだろう。
 
 しかし、こうした主張を少しでも口にしようものなら、産経や読売等の御用メディア、そしてネトウヨやネトサポ(J-NSC)の「イスラム国を利するつもりなのか」「テロリストとの闘いの足をひっぱるもの」といった大合唱が起きる。実際、今日の『サンデーモーニング』(TBS系)や『サンデースクランブル』(テレビ朝日系)は、コメンテーターや司会者がごく常識的な主張をしただけで、「売国」「テロ礼賛」などと大炎上をしている。

 しかし連中に怯え、口をつぐんではならない。私たちが今、やらなければならないのは、イスラム国へのヒステリーを起こす事ではない。この間、政府がどんな交渉をしていたか、安倍政権がどんな意図でどう動いたかをきっちり検証することだ。それが次の悲劇を食い止められるかどうかのカギを握るのだから。
(田部祥太)



































・ イスラム国による日本人人質事件

2015-02-04 16:00:17 | イスラム国


今回のイスラム国による日本人殺害事件について、伊藤和子さんがいろいろな状況を説明してくれています。我々のようにただ日本国内にいる人は、海外の戦争がどのようなものであるかはほとんど知らないでしょう。いろいろな情報に接し、物事を正しき見つめれれるようにすべきですね。以下転載します。


  


イスラム国による日本人人質事件 今私たちができること、考えるべきこと
伊藤和子 | 弁護士、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ事務局長
2015年1月31日 15時4分



■ 深刻化を増す事態

「イスラム国」が、後藤健二さん(47)、湯川遥菜(はるな)さん(42)を人質にとった事件はあまりにも深刻な事態となっている。

20日に、身代金2億ドルを72時間以内に支払わなければ、湯川さんと後藤さんの2人を殺害すると警告するビデオ声明をネット上に公表されたが、24日午後11時すぎには、「湯川さんは既に殺害された」との声明を後藤さんとみられる男性が読み上げる画像がインターネット上に掲載された。

イスラム国は、人質解放の条件として、イラク人、サジダ・アルリシャウィ死刑囚をヨルダン政府に釈放させるよう要求、しかし、ヨルダン人パイロットの生存確認を求めるヨルダン政府に対し、イスラム国は沈黙を貫き、交渉は難航しているようである。

後藤さんの状況は依然不明だという。

人質や捕虜の殺害・超法規的処刑やその威嚇は国際法上到底許されない人権侵害・犯罪である。本人はもとより、ご家族の気持ちを思うと本当にいたたまれない。



■ 2004年の経験

私は、2004年4月に発生した、イラク日本人人質事件で、家族や釈放後の人質の方々(高遠菜穂子氏、今井紀明氏、郡山総一郎氏の三名。なお、この後二名がさらに拘束されたがほどなく解放された)の代理人弁護士を務め、解放までのほぼすべてのプロセスに立ち会ったが、今回と前回ではかなり状況が違う。

2004年のイラク人質事件で武装勢力~当時は、純朴な地元の青年たちがにわかに結成したものだった~が世界に訴えかけた「2003年のイラク戦争後にイラクの人びとが置かれた苦境を世界の人に知ってほしい、この不正義を正してほしい。」という訴えに対し、この約10年近くの間、結局超大国や国連を含む世界のほぼすべての人びとが無視を決め込んできたのだ。

イラクの人びとの蓄積された怒りと憎悪、そして大地に流されてきた幾多の血が残虐行為を顧みないISを生んだ。その残虐性は際立っており、到底許しがたい人権侵害行為を繰り返してきた。そのISと「交渉」し、人間としての会話を成立させることは極めて難しい。   しかし、それでも2004年の経験に立ち返ってみたい。

2004年のイラク邦人人質事件の際、人質となった人道支援家・高遠菜穂子さんは、自分を人質に取った武装勢力に、自らの人間性をかけて、「このようなやり方でイラクを変えることはできない」と説得した。当時、犯人グループが突き付けた要求は「自衛隊撤退」であり、当時の日本政府が即座に拒絶した。

そうした厳しい状況の中で、支援に関わった友人や支援者は、高遠さんたち人質となった人たちが「イラクの人たちを助けたいという思いでイラクへ行った」「イラクの人びとの敵ではない」ということを知らせる映像をアルジャジーラに送り、アルジャジーラが放映をしてくれた。このほか、様々発信を続け、行動を起こした。

また、高遠さんがつながっていたNGOの現地スタッフは、多大な危険を冒して宗教指導者に会いに行き、彼女たちの活動がどんなにイラクの人びとを救ったかということを説得し、その結果地元の宗教指導者から『三人を解放せよ』という指令が出た。

現場では人質となった人々が犯人集団と対話を続け、「殺害する」という決断を揺るがせ、それを日本の市民社会が後押しし、その声が犯人グループの元まで届いた。そうしたことが功を奏して、結果的に三人の人質は無条件で釈放された。

参照: 書籍「イラク人質事件と自己責任論 私たちはこう動いた・こう考える」(2004年佐藤真紀×伊藤和子)

繰り返すが、当時の犯人グループとISでは異なり、状況はさらに厳しい。しかし、国ではない私たちにもできることはある。 私たちにできることは、ISとまさに対峙しているだろう後藤さんの孤独な戦いをサポートするメッセージを送り続けることだ。


■ 私たちが伝えるメッセージとは

後藤氏のお母さんの記者会見については様々な意見も出ている(心無い中傷もあり、あまりにひどすぎる)が、私は以下のお母さんの声明は、イスラム国に伝えるメッセージとして適切だったと思う。

健二は幼い頃から心の優しい子でした。 健二はいつも「戦地の子どもたちの命を救いたい」と言っていました。中立な立場で戦争報道をしてきました。イスラム国の皆さん、健二はイスラム国の敵ではありません。解放して下さい。日本は戦争をしないと憲法9条に誓った国です。70年間戦争をしていません。日本はイスラム教諸国の敵ではなく、友好関係を保ってきました。 日本は唯一の被爆国です。アメリカによる広島と長崎への原爆投下で数十万人が亡くなりました。


出典:声明文

アラブ社会には日本に対する信頼が長らく残されてきた。日本への共感・信頼の根拠は、米国による広島・長崎への原爆投下というあまりに壮絶な被害を受けながらも平和国家として立ち直ってきた国という認識、外交において中立的立場を保ってきたという認識(いまや大きく変わろうとしているが)また、損得抜きで人道支援・戦地報道等に尽力してきた個人(高遠さんや後藤さんのような・・)への信頼が大きかった。

日本の市民のなかには、欧米の「テロとの戦い」とは一線を画し、2003年のイラク戦争以降の欧米の介入に批判的で、イラク戦争後に起きたイラク人の苦しみに寄せてきた人々もたくさんいる、後藤さんもその一人であるということをもっと伝えていく必要があるだろう。後藤さんを知る人々、そして後藤さんのことを報道等を通じて知った私たちも、後藤さんのしてきた仕事を紹介しながら、同様のメッセージを伝えていくことが唯一できることではないだろうか。

後藤さんが生きている限り、私たちは諦めないでそうしたメッセージを発していく必要がある。


■ IS誕生の土壌~この瞬間も続くアラブの人びとへの人権侵害。

日本人の目が一人の人質の生死の一点に注がれてきたこの一週間、現地ではどんなことが起きていたのだろう。 国連関係者によれば、イラクでは1月21日から27日の一週間で、紛争関連で794人が死亡、825人が負傷したという。

例えば、イラク・ディヤラ州バロアナ村では今週、シーア派民兵がスンニ派の非武装の72人の住民を虐殺した。

「IS掃討」「テロとの戦い」という名のもとに、イラク治安部隊とシーア派住民が無抵抗のスンニ派住民を殺害する事態が拡大し、ほぼ「民族浄化」とでも言えるような重大な人権侵害が進行中だ。そして、ISによる人権侵害の被害もあまりにも凄惨で残虐ある。

こうした事態に全く心を寄せずに、日本人の釈放だけを求める訴えを繰り返すならば、現地で共感を呼ぶことはないであろう。

そして、現地に心を寄せ、シリア・イラクにまたがるこの紛争をどう解決すればいいのか、を考える時、なぜISなるグループが生まれ、勢力を拡大しているのか、その背景にどんなフラストレーションがあるのか、考えてみる必要があるだろう。


・イラクで

ISの幹部たちは、イラク出身、特にサダム・フセインの旧バース党関係者が固めている事で知られている。旧バース党、そしてスンニ派は、イラク戦争後のイラクで徹底的に弾圧され、殺戮された。

イラク戦争はあまりにも過酷な人権侵害をイラクの人びとにもたらし、幾多の血が無残にも流され、人々は虐殺されていった。

米国の占領政策に反対する人々は次々と投獄され、拷問を受けた。アブグレイブのようにイスラムの人びとの尊厳を徹底して辱める性的拷問も行われた。

アンバール州ファルージャでは2004年に2度の大虐殺が行われ、残虐兵器を用いた虐殺で多くの民間人が犠牲になった。このほか、ファルージャを含むイラクの多くの地域で、米軍等が使用した有害兵器の影響で先天性異常の子どもたちがたくさん出生し、苦しみながら亡くなっている。
しかし、だれもイラク戦争の責任を問われない。イスラムの尊厳を傷つけた拷問の数々の責任を問われない。

そして、イラク戦争後に勃発した宗派間対立で、スンニ派住民は徹底的に、シーア派マリキ政権主導の血の弾圧を受け、大量に殺害されていった。イラク内務省直属の殺人部隊によって反政府的なスンニ派は次々と拘束され、処刑され、路上に見せしめのように死体が打ち捨てられた(その人権侵害の深刻さは、国連人種差別撤廃委員会にヒューマンライツ・ナウが提出した報告書に詳述した。http://hrn.or.jp/eng/news/2014/08/11/human-rights-now-submitted-information-report-for-the-review-of-iraq-cerd/)

しかし、こうした事態に対して、占領統治をしていた米国は黙認、国際社会も本当に無関心であった。

2013年終わりころ、スンニ派住民が多数を占めるアンバール州で反政府の機運が高まった。平和的なデモに政権は銃をつきつけて住民を射殺、住民が武装をすると、2014年1月以降は大量の戦車を派遣して、民間人も含めた無差別攻撃を繰り広げた。

私たちがイラクの子どもたちの実情を調査した際、協力してくれたファルージャ綜合病院も攻撃対象となり、医療従事者が次々と殺されていった。病院への攻撃は明らかな戦争犯罪であるのに、マリキ政権はそれを実施し民間人を殺害した。

しかしこの時、国際社会も国連も地元の人びとの悲鳴や救いを求める声を黙殺した。 そうしたなか、ISの前身(ダイシュと呼ばれた)がマリキ政権の弾圧に絶望した人々の信頼を得る流れをつくり、勢力を拡大し、6月のイスラム国建国宣言 につながった。

私たちヒューマンライツ・ナウでも、イラクの深刻な人権状況について、報告書や声明を出してきたが、国連からことごとく黙殺されてきた。 私たちは様々な国の問題に取り組んできたが、これほど重大な人権侵害が国際社会から黙殺された国は珍しい。

歴史の針は元に戻らないが、イラク戦争からのこの10年余、もっと人々が、国際社会が、イラクの人権侵害に心を寄せていれば、効果的に介入が出来ていれば、ISのようなモンスターが登場することはなかっただろうと心から悔やまれる。

今も前述したようなイラクでのスンニ派虐殺は光が当てられていない。ルワンダ等で起きたと同様の国際社会の怠慢が生んだ悲劇を私たちは再び繰り返しているのだ


・パレスチナで

イスラムの人びとにとっての不正義の象徴であるパレスチナ問題はどうか。
最近では、2008~2009年、そして2014年とガザの人びとに対するイスラエルの虐殺が繰り返されてきた。

2014年には500人以上の子どもを含むガザの住民2000人以上が犠牲になったが、イスラエルの戦争犯罪の責任は全く問われないままである。イスラエルの戦争犯罪を問おうとする動きが起きるたびに、日頃、「人権」を声高に叫ぶ西側諸国がこぞってイスラエルを擁護する。そんな状況が続いている。

参照:http://hrn.or.jp/product/statement/icc/
http://hrn.or.jp/activity/area/cat69/post-278/


・収容所で

さらに、米国が主導する「対テロ戦争」では、アフガニスタン戦争の際に「テロ容疑者」として捕獲したイスラム教徒をキューバのグアンタナモ基地に収容し、拷問の限りを尽くした。その際、米軍がイスラム教徒に着用させたのは、今回の人質の方々に着せられたと同様のオレンジ色の囚人服だった。こうした拷問や辱めがイスラムの人びとの尊厳をどれだけ踏みにじったのか、その怒りは察するに余りある。

さらにCIAが世界に設置した秘密収容所でも、イスラム教徒が秘密裡に拷問され、その内容もあまりにすさまじいものであった。

参照:http://hrn.or.jp/activity/topic/cia/


・世界各地で

このような一生勝てないゲームの中で、殺され続け、踏みにじられ続けていくイスラム、そして世界各国の社会で差別され搾取され、貧困にあえぐムスリム移民。 そしてイスラムを嘲笑する風刺画が「表現の自由」「ユーモア」として西側諸国の知識人からも許容される。

そうした怒りがあるからこそ、ISには続々と人々が集まってしまう。ISはイスラムではない、あのような人権侵害行為は絶対に許されないという穏健なイスラムの人びとはもちろんイスラム教徒の圧倒的多数であろう、しかし、イスラム教徒の人たちであれば同じフラストレーションを感じざるを得ないような状況が深刻化しているのだ。


■ 軍事的な勝利はない。

私は決してISのあのような人権侵害は容認しない。いつも怒りを抱えてきたし、いかなる理由があっても許されない。しかし、残念ながら、軍事的手段によって、彼らを滅亡させることはできないたろう。短期的にISを弱体化させることができたとしても、ISが熱狂的に支持されるこの世界の不平等・不均衡が彼らにも納得のいくようなかたちで是正されない限り、ISが支持される土壌までを根絶することはできない。

イスラムの困窮した若者たちは希望が持てず、他に行くところがないからISに集う。ほかにオールタナティブが見つけられず、西側諸国と互角に戦える術はほかにない。そのような思いがあれだけ残虐な映像を見せつけられても若い人たちをISに惹きつけている。ISが既存の体制と正面から闘っているから(しかも互角に見える)共感を集めてしまうのだ。

特に、イラクのスンニ派に対する不当な取り扱いに直ちに終止符を打つこと、そして、パレスチナ紛争や対テロ戦争の過程で続けられてきたイスラム教徒に対する殺人、拷問、尊厳の破壊などの重大な人権侵害について、西側が真摯に謝罪をし、責任者の責任を明確にし、補償をすることなくして、納得は得られないだろう。

そして根本的には、イスラムの人びとを尊厳をもった人間として対話を積み重ねていく必要がある。  

現地にいるある国際問題の専門家は、「イラクでイスラム国ではない平和な共存を求めている市民社会に対し国際社会の支援が少なすぎる。イスラムの未来世代・子どもたちの教育への投資・支援も少なすぎる。」と語る。

「イスラム国との戦いは何もこの砂漠で行われているわけではない。もっと違う世界中の町や教室で実は毎日繰り広げられている」「みんながもっと夢・希望をもっていきていける世の中にならなくてはしない。」という。 イスラムの人びとを絶望させ続けるような差別や仕打ちが国際的にも身近でも後を絶たない状況が続くなら、ISの隊列に加わろうとする人々は次々と出てくるだろう。



■ 日本の中東政策・「積極的平和主義」はこのままでよいのか

最近、ISの広報機関の一つ、ラッカメディアセンターが製作した映像が公開された。

住民がインタビューに答える形で、日本を米軍主導の有志国連合の支持国とみなし、「米国による広島、長崎の(原爆投下による)虐殺を忘れ、なぜ米国がイスラム教徒を殺害するのに手を貸すのか」「十字軍(米欧)連合に参加するという過ちを犯した」などと批判したという。

これはISの認識を示したものにほかならないだろう。そして、ISにはアラブ社会のフラストレーションや認識が一定程度反映されているといえる。日本は実は対テロ戦争に常に賛成し、欧米に追随してきたが、あまり目立たなかった。

しかし「積極的平和主義」を掲げ野心的な対外アピールを続ける安倍首相が登場し、今回の中東訪問でも中東の人びとを刺激する発言や行動を連発したことで、イスラム国を刺激し、今回のような取り返しのつかない事態にも発展した。

今年、集団的自衛権、集団的安全保障に関する議論が本格化し、日本の海外での武力行使・「有志連合」への兵站支援・武器輸出に道が開かれ、現実化することになれば、そして「テロとの戦い」と称する中東での紛争に有志連合の一員としてより深くコミットすることになれば、ISというレベルではなく、アラブ社会全体におけるの日本への信頼は失われ、今回のような被害の危険もさらに増すことになるだろう。そのような時に、人命を犠牲にしても仕方ないという立場に日本が立つのか、ということが問われるだろう。

欧米とともに「テロとの戦い」に突き進むことは何をもたらすのか、もっと現在の紛争・対立の根源に働きかけ、平和的な貢献をする道はないのか、私たち自身がきちんと考え、議論していかなくてはならないだろう。


伊藤和子
弁護士、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ事務局長

1994年に弁護士登録。女性、子どもの権利、えん罪事件など、人権問題に関わって活動。米国留学後の2006年、国境を越えて世界の人権問題に取り組む日本発の国際人権NGO・ヒューマンライツ・ナウを立ち上げ、事務局長として国内外で現在進行形の人権侵害の解決を求めて活動中。同時に、弁護士として、女性をはじめ、権利の実現を求める市民の法的問題の解決のために日々活動している。ミモザの森法律事務所(東京)代表。



・ 本当の戦争の悲惨さ知らないネトウヨ親父

2015-02-03 02:43:26 | 政治
アベシは日本を戦争に巻き込みたくてしょうがないようだ。それによる軍事関係の企業が儲かることに必死になっている。日本国民だけでなく、他国の国民の生命や安全には全く興味を示さず、気にかかるのは自分の安全と地位のみ・・・・・イシバシも似たり寄ったりで、徴兵制度導入をたくらんでいる。このレベルの政治屋が自民党のトップである。このレベルが法律を作り変える権限を持っているとは日本崩壊につながりますね。
フリージャーナリストの志葉玲さんがアベシらと同類のタボガミシについて書いています。以下、ヤフーニュースより転載します。


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田母神元空自幕僚長に戦場ジャーナリストが噛みつく-本当の戦争の悲惨さ知らないネトウヨ親父は引退すべき

志葉玲 | フリージャーナリスト(環境、人権、戦争と平和) 2014年1月13日 12時1分


最初に断っておくが、今回書くのは記事というより、コラムだ。そう、イラク戦争やレバノン戦争、ガザ侵攻などのパレスチナ紛争etcといった、戦争取材を重ねてきた者としての、一意見である。

東京都知事選に田母神俊雄・元航空自衛隊幕僚長が出馬するという。保守政党からの支持も得られない泡沫候補であり、いちいち相手にするのもどうか、とも思うが、かつてナチスが台頭した際も、当時の知識人達は「まさかあんなバカ達が政権を取ることはないだろう」とタカをくくっていたというから、やはり発言しておくべきなのだろう。さて、私が言いたいことは、要約すれば、

本当の戦争の悲惨さを知らないネトウヨ親父は大人しく引退しなさい

ということだ。田母神氏は、元空自幕僚長という経歴やその過激な発言から一部のネット右翼に人気であるようだが、本当の戦争というものを経験していないという点では、彼の支持層と同じ「ネトウヨ親父」にすぎない。血と膿と死臭の混じった吐き気のする臭い、降り注ぐ爆弾の下での阿鼻叫喚、いつ殺されるかわからない前線兵士の恐怖、罪の無い市民を殺してしまったが故の兵士達の葛藤……私が戦争取材で実際に経験し、見聞きしてきたことのどれも、田母神氏は経験したことがなかろう。当然だ。彼も含め自衛隊は、戦争を禁じた平和憲法に守られ、直接の戦闘を経験しないで済んできたからである。それにもかかわらず、田母神氏が「集団的自衛権の行使を認めるべき」などを繰り返し主張しているのは、もはや滑稽にすら映る。「集団的自衛権の行使」は、結局のところ「米国の戦争への巻き込まれ権」だ。米国が攻撃を受けた際、日本が攻撃を受けていなくても、米国と一緒になって戦闘行為を行う、ということである。私は自衛官や元自衛官達に取材したことがあるが、彼らは「日本の人々を守るために自衛官になった」と言う。断じて、米国の戦争の片棒担ぎをしたいわけではない。

田母神氏は自らの講演で「徴兵制こそ日本再生に必要」「男とは闘って女を守るもの」とも発言している。だが、勇ましい発言をする権力者らが実際の有事の際には、自分たちのみ安全を確保しながら号令をかけ、若者たちをムザムザと無駄死にさせてきたのは、歴史の常である。そもそも田母神氏自身に「闘って女を守る」覚悟があるかも疑わしい。2012年10月16日に在日米軍兵士による集団強姦事件が発生した際、田母神氏は自身のツイッターに


「沖縄女性暴行事件でテレビが連日米兵の危険性を訴えるが、この事件が起きたのは朝の4時だそうです。平成7年の女子高生暴行事件も 朝の4時だったそうです。朝の4時ごろに街中をうろうろしている女性や女子高生は何をやっていたのでしょうか。でもテレビはこの時間については全く報道しないのです」
出典:https://twitter.com/toshio_tamogami/status/259433401663246338
と投稿した(同月20日)。夜中に歩いていれば米兵にレイプされても仕方ないと言わんばかりの神経自体が噴飯ものだが、平成7年の沖縄米兵少女暴行事件の発生時刻は朝4時ではなく夜8時であり、女子高生ではなく女子小学生である。当時、田母神氏には、「セカンドレイプの上にデマまで流すのか」などと批難が殺到したが、田母神氏は未だ弁明も謝罪もしていない。田母神氏に是非聞きたいのだが、「男は闘って女を守る」のではなかったのか。それとも、沖縄の女性や子どもは例外で、米軍犯罪から守らなくても良いということなのか。こうした矛盾は、田母神氏の支持層にも共通する。口を開けば「愛国」「日本を守る」と息巻くくせに、いざ、米軍犯罪が発生すると、被害者よりも加害者に味方するのだ。何が「愛国」「日本を守る」なのか、全く意味不明である。

政治家の資質として最も重要なことの一つは、持てる全ての能力を使って、戦争だけは絶対に避け、話し合いで解決するという姿勢の有無だ。あまりに安易に戦争やその被害を語り、戦争を行うことを躊躇しないような人物は政治に関わるべきではない。というか、そういう政治家こそ、人々にとっての最大の敵だ。戦争で傷つくのは、結局普通の人々、最も罪がなく、弱い立場の人々なのだ。だから、田母神氏には政界進出などという野望を持たず、大人しくご隠居生活を送ることをオススメする。先の戦争に関する歴史認識から、事実上、懲戒処分されたにもかかわらず、7000万円もの退職金を得たのだから、それ以上のことを望むべきではない。

そして、本稿をお読みの読者諸氏に警告しておきたい。田母神氏よりスマートな物言いをしているが、本質的に同類であるばかりか、権力者という点で比較にならない程危険であるのは、他でもない安倍晋三首相。安倍政権は「今年4月にも集団的自衛権についての憲法解釈見直しの素案をまとめる」としている。冗談でも比喩でもなく、リアルに「軍靴の音」はすぐ側まで迫っているのだ。


志葉玲
フリージャーナリスト(環境、人権、戦争と平和)

パレスチナやイラクなどの紛争地取材、脱原発・自然エネルギー取材の他、米軍基地問題や反貧困、TPP問題なども取材、幅広く活動する反骨系ジャーナリスト。「ジャーナリスト志葉玲のたたかう!メルマガ」 http://bit.ly/cN64Jj や、週刊SPA!等の雑誌で記事執筆、BS11等のテレビ局に映像を提供。著書に『たたかう!ジャーナリスト宣言』(社会批評社)、共編著に『原発依存国家』『母親たちの脱被曝革命』(共に扶桑社新書)など。イラク戦争の検証を求めるネットワークの事務局長。


・ 日記平成26年12月21日~

2015-02-02 03:59:03 | 日記
日本人殺害の責任
アベシ

2月1日。
イスラム国に捕まっていた後藤さんも予告通りに殺害されたようです。
今回の事件の全ての責任はアベシにありますね。昨年の8月に湯川さんが捕まり、救出に向かった後藤さんも10月には捕まっている。その後、身代金の請求があったのにもかかわらず、何ら対応をしていない。

尚且つ、その期間に中東訪問をし、余計な事を言ったことがきっかけとなり、今回の身代金騒動から殺人へと進んでしまった。情けないのは、その時に話したことを隠そうとしていることである。アベシは「イラク、シリアの難民・避難民支援、トルコ、レバノンへの支援をするのは、ISILがもたらす脅威を少しでも食い止めるためです。地道な人材開発、インフラ整備を含め、ISILと闘う周辺各国に、総額で2億ドル程度、支援をお約束します。」と話している。

これをきっかけに2億ドルの要求がなされたわけであるが、イスラム国の発表があるとすぐに菅官房長官に連絡を入れ「2億ドルは人道支援だとあらゆるメディアを通じて発信してほしい」と指示した。外務省はホームページで、「2億ドルは非軍事分野での支援です」という「日本からのメッセージ」を載せた」

しかし、本当の問題は別のところにあるように思えます。アベシの内閣はイスラム国に捕まった二人を解放させる気は初めから無かったのではないでしょうか? 昨年8月に湯川氏が捕まってから、何ら対策を取らなかったのは、日本に無事に戻すと彼らが話すことが、現政権にとって非常なダメージになるからではないかな?

湯川氏は日本で民間の軍事顧問の会社を立ち上げていた。尚且つ菅官房長官を始め自民党の国会議員や田母神らと親交があった。アベシの政権は武器三原則を解除し世界中に武器を販売しようとしており、集団的自衛権で自衛隊の海外への出動もさせようとしている・・・・・さらに、後藤氏は日本の「御用メディア」からの依頼で隠密に湯川氏を救助に向かっていた。

これらを考えあわせるときに見えてくるのは、湯川氏は正規では無いルートで武器関連のビジネスを請け負っていたのではないかという事ですね。そのために紛争している危険な地域に行っていた。しかし、所詮素人が行っているので、簡単に捕まり話さなくてもよいことをイスラム国に話してしまった・・・・これらが表に出るとまずいので、政府から御用メディアを通して後藤氏に救助に依頼をしたのではないでしょうか? 後藤氏も普通のジャーナリストならば、捕まらなかったものが湯川氏という危険な人物の救出のためであることから、彼も危険人物とみなされ捕まった・・・・

隠密に救出するか、それが出来なければイスラム国から戻らない方が黒幕にとって都合が良い。今回の報道でもイスラム国との交渉はできていないとのことですが、もし本当であるならば、中田孝氏(元同志社大学客員教授)や常岡氏は、イスラム国の司令官と直接会うことが出来る人たちですが、そのルートを活用すればよかったはずが、活用しようとはしなかった。

それは、この二人が間に入ると、湯川・後藤氏ら真の目的がばれてしまうので、使うことが出来なかったのは無いでしょうかね?

なんにしても「テロに屈しない」とばかり吠えていますが、日本国民を危険な所に誘導しているのはアベシですね。そして今回の二人の殺害を今後発生させないために・・・という理由で膨大な税金を使って情報活動のできる組織体を作るでしょう。アメリカのようにね。岸田外務大臣もいていました。国内のみならず海外に日本人の安全を守るため、自衛隊を海外に送り出せる法整備が必要だ???????

くだらない屁理屈を付けて、税金を国民のためではなく軍事産業が儲かるために使おうとしている。このままでは全くのミニアメリカ・・・・・多くの生活困窮者が続出の世界が待っているようですね。


高校生代表バスケットボール
高校生バスケット

1月29日。
ここ2日間ほどギックリ腰になり寝たきりの状態でした。やっと3日目になって、ベッドから動ける状態です。久しぶりのギックリゴシです。パソコン前に座る時間が多くなったのが原因でしょうかね・・・・・

全国の高校生代表のバスケットバール大会がありました。私がしていた頃に比べ格段に上手な高校生が一杯です。EastとWestに分かれそれぞれ10人の代表が選ばれていました。全国のトップクラスの高校生ですが、結構レベルが高い・・・・・最終的に88対91でWestが勝ちました。ボールをドリブルしてのホールディング力が高く、ディフェンスが少し離れるとスリーポイントシュートを放ち、近づくとドリブルで抜いて行く・・・・とても高校生とは思えないものですね。全国から集まったメンバーでこれだけの試合をできるという事は、少しチームとしてもトレーニングをすれば、とんでもないチームが出来ます。全国代表の大会は初めてとのことですが、このクラスの大会がたくさんあれば面白いですね。若い人たちには、どんどんトライするチャンスをあげたいですね。

雪庇除け
雪庇除け

1月21日
今シーズンは雪が少ないと思っていたら、ここ2~3日でドッと降りました。道路は一挙に狭くなり、車はぬかるみにはまって立ち往生・・・・ここ数日は毎日雪投げ(除雪)が続いています。肩の腱鞘板を一部断裂させているので、スコップの雪を遠くに飛ばすことが出来ません。ママさんダンプで雪山に押す上げることで精一杯です。今日も捨てるところが無くなってきたので、少し高く積み上げられた雪山にママさんダンプを押し上げようとして転倒・・・・少し勢いをつけて押していき手前でダンプの先が上がるように取っ手を低くした瞬間、靴がスリップして顔をいやというほど道路にぶつけてしまいました。メガネは曲がって使えなくなるし、顔には2センチほどの傷がつき、右腕全体が打撲で痛い状態です・・・・

除雪が終って、今シーズン初めてビルの屋上へ上がりました。昨シーズンは12月には一度屋上の排雪をしましたが、今年は少ないと思っていたら、あっという間に雪庇除けの上まで積もりました。雪国では、屋根に積もった雪が屋根よりも先に飛び出し、空中に浮いた状態の雪庇が出来ます。これは、空中に浮いた状態なので、いつ落ちてくるか分かりません。一般の住宅では、屋根の先には雪が溜まっており人が通らないのでいいのですが、ビルなどの出入り口の上では危険が一杯・・・・

そこで雪庇除けが最近いろいろなビルでもつけられるようになってきました。理屈は簡単で、大きな雪の塊にならないようになっていて、風によっても飛ばされるので便利ですね。しかし、雪庇除けの上まで雪が積もると全く意味をなさないので、そこは手作業で排雪が必要となります。今シーズンはあと何回屋上に上がることになるのでしょうね・・・・

高校生
高校生

1月19日
北海道の高校生35人が美瑛に集まり「将来を話し合う場を自分たちでつくろう」と語り合っています。2泊3日の日程で「原発は存続か脱原発か」「北方領土」「防災」「「難病で苦しむ家族への支援」「教育問題」など社会問題を夜通しで話し合っています・・・・・最近、いろいろな所で若い人たちが動き始めている気配を感じています。高校・大学時代に社会の問題に興味を持ち、社会に出ていく中で自分の考え方をきちんと持ち、意見を持てる人たちが増えてくれればいいですね。

今日、仕事場で近くの1歳児を抱っこした主婦の方と話をしました。上の4歳児の男の子の幼稚園では、同じクラスに年少・年中・年長の子供がいて、上の子が下の子の面倒を見ている・・・という話を聞かせてもらいました。モンテソーリの教育と同じようですね。自分で認識し、判断し、行動する。そのことを小さい頃から、自然と身に着くような環境のなかで育てていく・・・・・

私達の年代は、決められた結論を単純に記憶することの教育でしたが、そんな事では時代の流れに対応できる人材は生まれてきません。子供たちに残せることは「自分で考え・自分で結論を出していく」ことが出来る人物に育てることしかないでしょう。今回のような集まりが全国に広まることを期待したいですね・・・・

外付けディスク
外付けディスク

1月12日。
カメラの写真をパソコンに保存しているため、万が一のことを思って外付けディスクにコピーをするつもりで準備しました。ところがデーターベースをチェックしている最中に、外部記憶媒体の容量がありません表示されます。私の持っている外部ハードディスクは40ギガあるので大丈夫と思っていましたが、表示を見ると70ギガ以上が必要とあります・・・・・少しづつ孫の写真を貯めてきている内に、とんでもなく量の写真があるようです。仕方がないので、電気量販店へ出かけました。並んでいる製品を見ると、もう時代はテラバイトの時代のようです。ギガバイトはエクセルやワードなどのものでは足りるかも知れませんが、今は写真やビデオが普通に記憶保存されています。中にはハイビジョンテレビの映像も録画する時代なので、その容量は今までの物とは別世界のようです・・・・・・

買い物の途中で落し物を拾いました。お年玉です。中には3000円が入っており、おじいちゃんが孫にくれたもののようです。かわいそうなのですぐにサービスカウンターに・・・・・届けてしばらくしても、何のアナウンスもありません。帰る途中だったので、電話にてサービスカウンターに電話をし、早急に館内放送をして、落とした子供に戻すようお願いしましたが、「それはできない」と断られます。当然社内のルールがあり、現場担当では現金の落としものは放送しないようになっているのでしょう・・・・・

仕方ないので、店舗の責任者につなぐようにお願いしましたが、電話は転送できないと言い張ります。それではそちらから至急私の携帯に連絡するようお願いして待ちました。15分過ぎても連絡が無いので、再度こちらから店舗の責任者につなぐよう電話をしたところ、店長代理という方が出てきました。状況を話し、もし館内にいるのであれば少しでも早く放送して知らせてほしいと伝えました。その際、ルールとしてサービスカウンターでの対応をさせないことはよく分かる。しかし、今電話に応対している方は店舗の責任者代行という事なので、あなたがその受け渡しをすれば正しく対処できるでしょう。

放送して現金目当てで受け取りに来る者がいても、その落した場所・時刻・入っていた袋の特徴・中身の金額・袋に書かれている表示内容などを確認すれば、間違くなく本人かどうかは確認できるはずである・・と。それを聞いていた方は「これからサービスカウンターのところに行き状況を確認します」といって電話は切れました。それから50分後に、先ほどの方から電話があり、①どのように対応したか、②落とし主は現れなかった、③今後の対応について、④社内の教育についての4項目をきちんと報告してお詫びとお礼の言葉を述べていました。

そこは日本ではトップの店舗数を誇るスーパーです。現場での対応が出来ないだろうと思っていましたが、意外にきちんと対応してのには驚きですね。まだ、この企業は延びる可能性はあるかもしれませんね。それに引き換え、マクドナルドの対応レベルの低さは驚きですね。あれだけ厳しい仕様書発注をし、工場管理も徹底していた企業がボロボロの状態・・・・尚且つ、現場での対応もサービス業とは考えられなレベル・・・・・

日本マクドナルドの創業社長 藤田 田が現役の頃でさえ、現場を無視した幹部が多くいたのを思い出します。彼はビジネスにかけては動物的な勘の鋭さを持っており、何が企業にとって危険であるかを敏感に感じ取っていましたね。彼が戦略的な手を打っていたので、競合他社を寄せ付けず成長を続けていましたが、いなくなった現在では、そのビジネスの根本的な事が分からない人たちが経営の中枢にいるのでしょう。そうなると、あとは時間の問題ですね。

初すべり
夜間スキー

1月11日。
今シーズン初めてのスキー・・・・・12月中旬はまだ積雪がそれほどでもなく、正月はインフルエンザでおとなしくしていたので、今日は夜間スキーに出かけました。雪が降っている中でスキーでしたが、久しぶりのため12本ほど滑ってしまいました。三連休の最中のためか、家族連れのスキーヤーを多く見かけました。うちの孫家族もニセコの友達の家に2泊三日で出かけています。今年も孫と一緒にスキーに行かねばならないですね。

リフトの乗っていると高校3年の冬に、北の峰(今は富良野スキー場)に行った記憶がよみがえりました。大学受験を目前にスキーに行ったのを覚えています。その時も、到着したのが夕方5時頃で、すぐに夜間照明の中を滑りました。その時も丁度雪が降っており、今日と似たような状況・・・・・他の人が滑っている時にテールで粉雪が飛び、それが照明に照らされてキラキラ光っていたのを見て感動し、スキーを続けようと思いました。

また、高校時代の親友に当時の柔道部の友達がいて、旭川の井の沢スキー場で大きなパラレルの練習を一人でしていたのを思い出しました。斜滑降からストックを軽くついて伸身の抜重で大きな弧を描きながらターンしていくのです。それがとても美しかった。普段はショートターンのウェルデンやテールジャンプなどもできるのですが、なぜか一人で大きなターンの練習ばかり・・・・・彼は当時の北海道では柔道でNo1といわれたレベルですが、柔道以外のスポーツでも基本をしっかりと練習しているから上達は早いんですね。

泉田知事
対談

1月9日。
世の中キチガイ政治家ばかりでも無さそうです。新潟の泉田知事が東電の社長と対談して、「東電は福島原発事故に対して後ろ向きだ」と発言しています。尚且つ「原因究明もまだなうえ、社内処分もしていない」ともはっきりと発言しています。何でもかんでもごり押しして通そうとしている安倍政権や東電に対して、きちんとした姿勢で対応している姿は頼もしいですね。

泉田知事の頭の中は、理路整然と整理されているようです。過去にいろいろな形で公開しているものを見ると、信頼に値する政治家ですね。このような政治家が国会の中に100人ほどいれば、世の中随分とよくなるでしょうね。現在700名以上いる国会議員数を半減し、質の高い政治家が欲しいですね・・・・

情報統制
1月8日。
今年の札幌は雪が少なくて助かります。今日は久しぶりに除雪・・・・仕事場で昼から夕方6時半頃まで除雪です。それが終って自宅に帰るとそこも雪だらけ・・・・・自宅前の除雪が終って時計を見ると午後8時でした。家に入って風呂に入り、食卓に着いたのが9時となり、今日は雪投げ(除雪)の一日でした。 きっと夜中は体の痛さで唸りそうです・・・・・

日刊ゲンダイに情報統制について、「爆笑問題」がNHKの番組について書いてあります。お笑いコンビ「爆笑問題」が7日未明に放送されたラジオ番組「爆笑問題カーボーイ」(TBS系)でNHKの“圧力”を暴露した。出演した正月番組で政治家のネタを披露しようとしたところ、全てボツにされたと明かした。

言論の自由をどこまでも規制しようとし続けていますね。国民には何も本当の事は流さず、政府の嘘の発表を信じ込ませる魂胆ですね。まるで戦時中と同じ・・・・・。しかし国民はよほどバカばっかりだと思っているんですね。まあ、もっともこの前の選挙でも自民党が勝つような状況を作ったのは、国民ですからしょうが無いか・・・・・・

日本酒
秋鹿

1月6日。
お正月には孫たちが遊びに来るので、日本酒でも飲んでのんびりしたいと思い買っておいた「秋鹿」というお酒を飲んでみました。正月期間中はインフルエンザで寝込んだままなので、やっと飲むこと出来ました・・・・以前にもここのお酒を飲んで美味しかったと覚えています。今回は、原料の米を無農薬で自家栽培していると書かれているお酒をチョイス・・・・・お酒を買うのに「無農薬」が気になり買いました。食材の生産時を気にし始めたら、いろいろなものにも気づき始めました。

先日は無農薬で作られた大豆と小麦と天然岩塩とで作られた醤油を買おうとしていましたが、製造を依頼している醤油メーカーの住所が埼玉でした。もしかするとと思い電話で確認すると、醤油を作るための「水」は埼玉にある山からの湧水であることが分かりました。あのあたりまでは放射線が飛んでいるあたりで、そこの水を使っているのならとても買う気になりません。

今回の「秋鹿」も無農薬でのコメであり、純米の大吟醸になっています。少し安心して飲めます・・・・グラスに注いだお酒を口に持ってくると吟醸香が気持ちよく香っています。口に含んで飲み込むと、コクもあり、純米でありながら辛さもあって喉にスーと流れていきます。飲んだ後の鼻に残る香りも好きですね・・・・正月に楽しめなかった分をやっと楽しめています。これに毛ガニが有ったら最高ですね。インフルエンザになったのが残念・・・・年末の人混みの中には出かけないことが良いようですね。来年の正月は、インフルエンザにかからないようにしなければ・・・・・

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最近、新聞に載っているテレビ番組を見ると「ヒトラー独裁」に関するものや、戦争に関するものが目に付き始めました。どうやら安倍政権が圧勝したため、日本の先行きを気にし始めたメディアが動いているようです。まだ、まともな人たちもマスメディアの中にはいるようです。ただ、どこまで放送し続けられるかですね。ぱらぱらしか放映されないのであれば、大きなうねりにはならないでしょう・・・・馬鹿丸出しのお笑い芸人ばかりが、どこのテレビ番組にも山といますね。あんな低レベルの番組しか作れない奴らに、日本の将来を話題に取り上げるだけの問題意識があるかどうかですね・・・・・・

先日、TBSのサンデーモーニングで、「ヒトラー時代の教訓」という言うものを放映したそうです。その内容はYahooニュースにまとめて掲載されていました。内容は「群衆の心理」についての放映です。一度流れが出来ると、ほとんどその流れを止めることが出来ません。いま平和の中で、「そんなことをさせるほど日本人は馬鹿でない」と言っている人たちは、集団の動きが分からない人たちでしょう。これも単純にマネジメントを身に付けている人にとっては、意外と簡単なテクニックの一つなんです。多くの人が動き始めると、多少の事では流れは変わらなくなります。そうならないように努力しなければ・・・・・・

会話
1月4日。
インフルエンザで寝込んで丸二日が過ぎ、熱も安定して36.5度です。人に会わないようにして明日は少し仕事を始めましょう。しかし、これだけのんびりした正月は初めてですね。サラリーマンとして長い間外食産業に勤めてきたため、年末年始は休んだことが無かった。逆に忙しくて、年末から元旦へと徹夜での勤務が常識でしたので、ただ寝ているだけの正月など考えたことがなかった。

あまりに時間を持て余すので、友達に電話をかけていました。その中で、一人だけが会話がおかしい?初め電話で名前を言うと、何か対応に違和感を覚えました。違う人と話をしているのかと友達の名前を確認すると間違いが無い・・・・・その内、思い出したらしく当時の呼び名で話しはじめました。その内またどうもおかしいので、私が分かるか聞くとあとで高校の卒業アルバムを見ておきますと言います?・・・・・その後しばらくすると、私の事を全く別人の名字で呼びます・・・・・

どうやら脳に何らかの変化があるようでした。今、周りには身体に病気を持つ友達が大勢いますが、脳に何かがある人は初めて・・・・まだ認識あるうちに会いに行っておかなければなりませんね。

少年の心
1月3日。
ネット上に戦争を美化する動画が出ています。第3次安倍内閣が発足してからです。内容は日本が戦争をしたから、占領されていたアジアの多くの国は独立できたのだというものです。多くの犠牲がアジアの発展に貢献し、いまでも日本は評価されているというものでした・・・・・

酷いこじつけですね。日本が戦争をしたのはアジアの国々が独立することなどお構いなしで、あくまで軍部が独走したに過ぎないでしょう。日本は朝鮮・満州と領土を広げ、世界的に占領する地域を拡大したかっただけで、他国のことなど全く眼中になかったでしょう。それを美化して戦争は素晴らしいものだと思わせる動画を流し始めたことは、アベシは集団的自衛権に前のめりですね。でも、国民がそうさせたのだから仕方がないか・・・・・・・

ネット上に子供の動画が出ています。何らかの理由で母親と離れてしまったのでしょう。そんな子供の唯一の楽しみが写されています。表面には出さないけれど心の奥ではいつも思い続けていることがある。とても感動的に動画です。

インフルエンザ
1月2日。
年末から少し風邪気味で薬を飲み始めました。31日、元旦と37.4度でしたが、2日の朝は37.9度になり、昼には38.9度まで一気に上昇。これはおかしいと救急病院へ行きました。

病院はすごい人がいて立つ場所もないほどです。3時間待ちだと言われました。しばらく待っているうちに気持ち悪くなってきたので、トイレに行こうと歩き始めた時に意識を失って倒れてしまいました。病院の中は大騒ぎです。すぐにベッドに運ばれ点滴・・・・・

もう意識が薄い中検査をされ、インフルエンザとわかりました。インフルエンザにかかったのも初めてですが、意識が無くなって倒れたのも初めてです。倒れる時は、全く突然に身体中の力が無くなって崩れ落ちるんですね。意識は少しあるので、周りからの声は聞こえます。ただ身体がどうなっているかは、ほとんど分からない。しばらくは、安静にしなければ・・・・・

おせち料理
おせち

おせち

おせち

1月1日。
2015年もスタートしました。天気予報では大荒れになると聞いていましたが、札幌は朝から薄曇りに少し青空が見えます。静かなお正月がスタートしたようです。
孫たちの家族が、いつも海外に行っていないのですが今年は札幌にいます。それではと思い元旦を私の自宅で過ごそうと考え準備をしてきました。日頃より食材に関しては東北から東京・新潟・静岡あたりの食材は購入していません。私自身ががんの手術を受けているのと、孫たちが遊びに来た時に、不健康な食材や調味料などを使わないように努力しています。

スーパーで売っているおせち料理の食材は、正直どこの地域のものを使っているかもわからず、保存料などもかなり使っていると考えられるので、北海道の食材を使用している和食のお店の御節を買おうと探してみました。当然百貨店などでは有名なホテルのおせちがたくさん揃えられていますが、あれだけ大量に作るところは信用が出来ませんね。気づいたのが12月中旬ころなので、思い当たる料理屋さんに問い合わせをすると、さすが発売開始即日に売り切れとのことでした。それで、他のお店を探しているとまだ受付してくれるお店を見つけました。

三段のお重なので足りないかと思いきや、びっしりと入っており十分すぎるほどです。それと全て手作りなので保存料などがなく安心出来ます。開けると料理の香りがしてきて、これは期待が高まります。一品一品を丁寧に作っているので、味も優しくて楽しめました。この御節の他に、御刺身と浜茹で毛ガニ等を揃えて、十分すぎましたね。来年はもっと早く、いいお店の御節を頼みましょう・・・・・

原発事故
12月31日。
12月の上旬に知りあいからロシアの原発で事故が発生して、九州あたりに放射能が飛んできているようだとの話しがありました。真偽が分からないのでいろいろ調べましたが、なかなかわからない。一方、万が一を考えてヨウ素剤を手配しようと動きましたが、なかなか手に入れることが出来ませんでした。やっと、数日前に11月28日にロシアのウクライナのザポロジェ原発で事故があったことを見つけました。ただその規模や内容は分かりません。

日本国内では報道規制がさせているんのでしょうね。原発のゲの字も出てこない。福島事故を無かったものにしようと企んでいる自民党や官僚は、この手の情報を必死で抑えるでしょうね。福島の20ミリシーベルト地域にひとを住まわせようとしている政府ですから、他国の事故など日本国民に影響がないと考えているのでしょう・・・・・ひどい情報統制ですね。

郵便局
郵便局

12月28日。
いよいよ年末に近づいています。毎日することがある中で、少し時間が取れたので年賀状を書きました。今はパソコンやスマホがあるので、メールで済ませる人が多いのでしょうね。メールだといろいろな動画もあり、見ている方も楽しいですね。しかし、なぜかハガキに書くことが当たり前になっているので、どうしても年賀状になってしまいます。一人一人を思い出しながら、それぞれに言葉を選んで書いている時間がいいのでしょう。1年のうちで幾度会ったり、話したりできるかを考えても、それはごくわずか・・・・・この習慣は続けたいものですね。

年賀状を書いて郵便局へ行きました。ちょっと驚き・・・・・以前にハローワークの駐車場に多くの警備員がいたことを書いたことがありました。その時は60台くらいの駐車場に警備員が6人もいて、無駄な人件費の使い方をするものだと思っていましたが、今日はその上を行っていました。今日行った郵便局は、10台くらいしか止められません。その駐車場に郵便局員が4人・・・・・しかも、1台が出て行こうとすると「1台出ます・・」と入口に声をかけます・・・・・わずか10メートル程の距離で、いちいち車を出ることを伝えないとならない理由は何なんでしょう? 官公庁や元官公庁の無駄な金の使い方は驚きですね。本人たちは、これがサービスだと思っているんでしょう・・・・この感覚のずれは直しようが無い。体質がそういう感覚を生んでいるので、手の打ちようがない・・・・・

JR北海道の事故が慢性的に起きているのも、問題は組織の体質が国鉄時代と変わらず引き継がれているからでしょうね。責任を取らずに権利のみを要求する体質は、変わることは無そう・・・・・

危険国に指定
12月27日。
ツイッター上でYui Oshimaさんが、『フランス政府が日本を「危険国」に指定したと』と投稿しています。フランス政府認定の「Pays sensibles(お取り扱い注意の国)」のリストに今年から入っていますが、ちなみに、Pays sensiblesというのは、もともとPays a risque(危険国)という名称だったのをオランド大統領が「そんな呼び方は当該国に失礼だから」ということで呼び名が変わったものであるそうです。つまりが、「渡航にリスクを伴う国」。

基本的にはテロや内戦、疫病などのリスクがある国がノミネートされます。今年から入ったインドは治安の悪化が原因とのことですが、日本に関しては……ノーコメント。フランス外務省の各国情報によると、日本は暴力事件が非常に少なく治安の良い国とされています。また、地球上の重大な地震の20%はこの界隈で起こると紹介されています。

フランス政府は正式にはコメントしてはいないものの、「治安の良い国」に出かけるのは危険と言っているには理由があるはずですね。しかもフランス外務省の各国情報の「日本」では、そのセキュリテーの危険地域として福島地域を指定しています。推測の範囲ではありますが、世界で火山活動が活発化しており、世界の20%が集中している日本で、なんらその対策をしていない原発が50機以上もある日本を危険としてしてもおかしくは無いですね。更に、福島原発からは太平洋に汚染水が流れ続けているのはヨーロッパでは常識の範囲。

世界の原発に関する常識として、必ず原発事故は起きることを前提に安全対策をされています。福島みたいにメルトダウンしても隠し続け、具体的には何ら対策は無い原発は、世界の常識では考えられないようです。機能的にも、全く人の手を入れられなくてもメルトダウンを回避する設備になっているようです。日本でその質問をした際、その設備は追加設置できないと答えていました。また、原発事故が起きた後の避難は確実に出来ない限り、稼働はしないのが世界の常識ですが、日本はそこのところが抜け落ちています。単純に地域の自治体の責任として、国も原発事業体も無責任な対応です・・・・

これほど危険な原発を再稼動しようとしていることに、気づかない国民のなんと多いことか・・・・・アベシのように「世界で一番厳しい基準を通り抜けた原発・・・」とか言っていますが、言葉は方便ですね・・・・嘘の塊!

山本太郎氏
山本太郎

12月26日。
参議院の山本太郎氏が小沢一郎の生活の党と一緒になるとニュースが出ています。来年早々に「生活の党と山本太郎の仲間たち」という政党だそうです。5名の国会議員があつまり政党としての条件をクリアさせる模様です。小沢一郎というとマイナスのイメージですが、山本太郎氏にとってはプラスが大いかも知れませんね。上手にこのお金を使って仲間を増やしていければいいですね。

今までの彼の活動は表面的には出てこないので、どのような事を言っているかを知らない人が多いでしょう。しかし、政党要件が揃えば、国会の場での質問をテレビ中継を使って全国に放送されることになります。彼のファンが増えることが考えられる。更に、政党助成金が入るので、次回の選挙に人を立てることができる。一人立候補するのに600万円も国に治めないと立候補できない仕組みがおかしいですね。海外ではゼロ円かせいぜい数万円で立候補できる・・・・・

それと小沢一郎の政界での知識を学ぶことが出来ればいいですね。ただ小沢に食いつぶされなければいいですけど・・・・維新の橋下市長のように、大きな期待があったのに石原慎太郎と一緒になったことで、かなりのマイナスを持ってしまった。二の舞にならなければいいですね。

プレゼント
プレゼント

12月24日。
仕事先で近所の子供が幼稚園から帰ってきました。男の子と女の子です。「明日はクリスマスだね。プレゼントが楽しみだね」と話しかけると、「もう貰ったよ!」との返事です。「サンタさんがトナカイのそりに乗って運んでくるんだよ」と話すと下の女の子が「そんな分かっていることを話さないでください・・・」と言われてしまいました。女の子は小さくとも口は達者ですね。


明日は孫の家に行き、クリスマスパーティです。少しづつ買い揃えたプレゼントが、気がつけば結構な数になっています。一つ一つに誰から誰にプレゼントかが分かるようにシールを張りました。5歳の孫が取り仕切って、プレゼントを渡してくれるはずです。明日はケーキと昼食を買い揃えて孫の家に行かねばなりません。たくさん写真を取らなくては・・・・・

悪だくみ
雑誌

12月23日。
安倍政権が考えている構想に「75歳年金支給」と「死亡消費税」があるようです。

年金はもともと「積立方式」でスタートしたもので、年代の人口格差は影響がないシステムです。自分で積み建てた年金を受け取る訳ですので、誰の迷惑にもならない。しかし、積み立てた年金を食い物にしたシロアリ軍団(官僚)は、支払いが増加する段階で「賦課方式」に切り替え自分たちの悪行を国民に負担させる悪だくみをし、それに援護したのが自民党・・・・
その後、60歳支給を65歳に変更し、およそ25%の支給カットした効果を生み出した。今度はそれを75歳までに引き上げる魂胆である。自民党政権もひどいレベルだけれど、馬鹿にされ続ける国民も国民ですね・・・・どっちもどっちか・・・・・

死亡消費税は東大の伊藤元重教授が『社会保障制度改革国民会議』で提案しています。現在は相続税があり、ある一定上の資産を持っている人から税金を取り立てていましたが、今度は国民全員に税金をかける構想のようです。死んだ時点で税金をかける・・・・国民の税金で食わしてもらっている御用学者が、国民のためではなく官僚・自民党政権のために頑張っています。こんな奴らを食わせる税金を払うくらいなら、海外逃避がいいかも・・・・

放射性物質
ミラーバーン

12月22日。
札幌は一昨日が異常に暖かく雪が融けていましたが、その夜冷え込んだため道路はいたる所ミラーバーンです。そのためか、買い物に札幌市内に車で出かけましたが、信じられないほど渋滞が続いていました。また、途中で5台の救急車とすれ違いました。恐らくアイスバーンに足をとられて転倒か、車のブレーキが利かないスリップ事故等の発生が、救急車の多い理由かも知れないですね。それにしても15分くらいの間に5台の救急車は多すぎ・・・・・

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NHKの「NEWS web」に福島原発事故の放射性物質拡散について書かれています。3月11日の事故発生から3月末の段階までで、放出された放射性物質は47万テラベクレルと推定されており、事故発生の3月11日~15日までの期間(水素爆発やメルトダウン)よりも、その後16日以降の方が放射性物質の放出量が多かったとされています。その比率は、15日までが25%で、16日以降月末までが75%であったと言っています。今までの報道は、3月11日からの4日間だけの報道しかされてきていません。

きちんと実態を把握しようとか、原因の追及をきちんとしようなどという感覚は無く、いかに国民を騙して何事も無かったように済まそうとしか考えないからですね。情けなくなります。

驚きなのは、3年9ヶ月もの間全く報道しないで来たことですね。隠して来た問題を表面化したことは良いとしても、なぜこの時期なんでしょう? 報道したのは御用メディアのNHKですので、政府の隠れた意図があるようですね。この衝撃的な事実は、自民党が先日の衆議院選挙で議席数を過半数押さえたので、与党を盤石にするために民主党の責任問題を表面化させることが目的なんでしょう。しかし、自民党も民主党も、日本を任せられるレベルではないですね・・・・・それにしてもやることが汚い!

アカペラ
アカペラ

フェイスブックに素晴らしいアカペラが投稿されています。写真の二人が謳ってはいますが、バックのコーラスもパーカッションも自分たちでやっています。透き通った声と素直に心に入ってくる響きは何なのでしょうね。

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テレビのニュース番組「報道ステーション」を、アベシが潰そうとしているようです。アベシは何が何でも自分を批判する者には、なりふり構わず抗議をして圧力をかけているそうです。LITERAの記事によると「報道ステーション打ち切り」か、「司会者の古舘さんを降板」させ他の司会者に換える企みをしているとのことです。

古舘さんは次のように話しています。
「早河社長から好きなようにやってくれ。何の制約もないからと言われて始めたんですが、いざスタートしてみると制約だらけ。今では原発の“ゲ”も言えない」 ・・・・・

これが現状のマスメディアの実態なんでしょうね。参議院の山本太郎さんも「テレビ局も広告料で経営しているので、大手の広告主からの要求はのまざるを得ないだろう」と言っていました。しかし、ここまで露骨に圧力をかけてくることを、メディアの人たちは違和感を感じないのでしょうかね? 感じても「長いものには巻かれろ」と、尻尾を巻いて黙認ですかね・・・・

メディアへの介入、裁判所への圧力、日銀への人事権介入・・・・・何でもありのアベシ! これで法事国家とは、情けないですね。