ムライ博士の異常な愛情

〜私は如何にして散財し将来を心配するのを止めて、フィギュアや模型を愛するようになったか〜

paradoxゲームについて VICTORIAⅡ② 会議は踊る?(オーストリア帝国)

2014年10月28日 | ゲーム関連
皆さん、こんばんわ。
前回ちらりとparadox社製のシミュレーションゲームのお話をしましたが、その
続きを。
こういうのはよくAAR(リプレイ)というそうですね。
wiki等などで、調べると出てきます。そこまで精緻なものは書けませんが、思い
のままにつらつらと・・と思っております。しばしのお付き合いを。

フィギュア作成の士気をあげるために、連動してオーストリア帝国でプレイしよう
というお気楽さ・・にいきなり思い知らされてしまった!!
というのはこのゲーム。めちゃくちゃ難しい・・・
初心者がいきなり列強国は、システムを理解していないのに何をやっていいのか
わかりません!!ほんと、ムズいわ・・
でも、やってみるの図。

1:会議は踊る??-オーストリア帝国

まずは、オーストリアの国土。中欧の大国だけあって広い!!
でも、四方八方に敵に囲まれております。
北は小ドイツ主義のプロイセン、東はロシア帝国、西は弱小ドイツ諸邦をはさみ
フランス復古ブルボン王朝(しらんまに第二帝政になるけどね)。南は、常に不穏な
イタリア諸邦。この時代のオーストリアって、ハプスブルグ帝国の栄光も薄れ
斜陽もいいとこ。第一次世界大戦で消えちゃうんですものね・・
さて、どうするものか・・
まずは、実際の歴史を確認しませう

2:1836年のオーストリア
この時期は、あの、メッテルニヒの時代ですね。
彼が帝国宰相となり、ブイブイ言わせているころです・・ただ、ウィーン会議も
終わり帝国主義から自由主義&民族主義の嵐が吹き荒れる境目ですね。

それにしてもこれから100年のオーストリアは不遇です。
三月革命でメッテルニヒは追い出され、普墺戦争(プロイセンに敗れて、プロイセ
ン主導でドイツは統一される(小ドイツ主義)、結果オーストリアはドイツから
はじき出される)に負け、イタリア戦争(フランスに敗れる)にも負け、国土を
徐々に切り取られにっちもさっちもいかなくなりアウスグライヒでハンガリーと
合体し、一応の体裁は整えるが・・もうとき既に遅し・・
多民族国家の悲哀を存分に楽しめるのではないかと思います。

それでも、広大な国土と人的資源(paradoxゲームではこれが結構重要です!)が
豊富なのでヨーロッパをかき回すことはできるはず!!

では・・国情をみてみませう

3:政治

まぁ、絶対君主制ですよね。この時代は帝国主義まっただなか!領土拡張主義です
からね。そんでもってメッテルニヒ派が与党となっております。
それにしても、社会福祉や選挙制度もまったくないですね・・
反動主義もいいとこです。え?反動主義じゃない?あ、、、保守主義か。この時代
ですからね・・・
いちおう奴隷制度は非合法ですしね。
右下に各種政策がありますね。中盤までは様子を見ながら、戦争に負けが込んで
きたらアウスグライヒ(妥協)でハンガリーを飲み込めばいいか。
なんてあんちょこな・・

4:外交

一応今の時点で列強5位ですねん。

国旗の横に星印や工場のアイコンがあります。それが国力を簡易に表しています。
星は威信、工場は工場の数、ピッケルみたいなのは軍隊です。
うちは、威信は70あって、軍隊が9。工場は・・?あ?え・・?0かよ!!
なんと、オーストリアはまだ産業革命が始まっていないのですよ・・・

まぁ、当面は四面楚歌を回避するために、フランス・プロイセン(これはないか)
ロシア・イギリスのどこかと同盟を結ぶことですなー。
でもって、仮想敵国はやっぱりプロイセンか。ドイツ統一は大ドイツ主義です!

5:人口

この人口ってのがやっかいですね。ほんとにこのゲームはよくできています。

オーストリアは完全な農業国ですね・・これでは近代化は遅れますな
でもってこの多民族!!
ドイツ人でさえ20%ですからね・・・でもって、資本家は0。産業革命はまだまだ
といった感ですわ。
これ、ほっておくと政体や文化によって、移民が増えたり、転職して資本家にな
ったりして人民の職業構成が変動していくんですね。
そんでもって、各員がみんな仕事をして国がまわっていくという・・・

これ、よくできていますよ。
大学なんかで、19世紀のシミュレータとして採用してもいいのではないかと
本気で思いますね。いい勉強になります。。
面白いかどうかは別よ・・・

とまぁ、こんな感じで徐々に進めていきます。100年は長いですよ。1日単位です
からね・・・

しかし、リプレイは大変ですわ。
うん・・

それはそうと、フィギュア進捗ですが・・・

まずは、ベースコート完了しております。

ではまた。