ムライ博士の異常な愛情

〜私は如何にして散財し将来を心配するのを止めて、フィギュアや模型を愛するようになったか〜

paradoxゲームについて VICTORIAⅡ①

2014年10月17日 | ゲーム関連
皆さん、こんにちわ。
本日は趣向を変えまして、ゲームの話をしたいと思います。
(で、新カテゴリに”ゲーム関連”を追加いたしました。)

実は小生は、根っからのゲーマーでもありまして、子供のころはPCゲーム、
アーケード、コンシューマ機と80年代後半から2000年まで遊び倒したもの
です。
コンシューマ機は今では子供が遊んでいますが、自分はいまだにPCのシミュ
レーションゲームやオンラインゲームを家族に隠れてこそこそやっております。

今は休職中ということもあり、オンラインゲーム(WoWやEVEOnline)や今日
ご紹介する歴史シミュレーションゲームをちょこちょこやっとります。
Steamという、ゲーム配信及び起動が簡単なプラットフォームを導入して、
steam上で全てplayしております。激安ゲームもたまに配信され衝動買い
しちゃいます。いい時代になったもんです・・w

で!表題のparadoxゲームですが、これは歴史シミュレーションゲームです。
Paradox Interactiveというスウェーデンのゲームパブリッシャー会社が
開発販売するゲーム群と申しましょうか。一連の歴史シミュレーションゲーム
を”パラドゲー”とも言います。
日本では歴史シミュレーションゲームというえば、光栄の一連のシリーズを
思い浮かべますが、同じようなシリーズ群を思っていただければ結構です。
信長の野望とか、三国志とか・・ですね。

ただ、このパラドゲー、日本のキャラゲーに近い歴史シミュレーションとは
違い、実に骨太な、硬派な、重厚な歴史ゲームとなっております。
当時の政治や外交、経済までも包括し、全世界が舞台となって、一時代の一国家
を選択してゲームを行うことになります。
たとえば西暦1450年のタイ王国でスタート!なんてことが可能です。
ターン制ではなく、全てが同時にリアルタイムに進行していきます。
1時間単位であったり、1日単位であったりゲームによって違いますが、基本1日
単位で動いていきます。じゃあ、人類の歴史2000年をシミュレートするのか?!
ということですが、1本のゲームでは難しい(やはり、その時代時代の経済や
戦争、外交がありますからね、システムを変えないと不可能でしょう)
ので、時代別に4つのシリーズが存在します。

 クルセーダーキングスシリーズ 西暦1000年~1400年前後
 ヨーロッパユニバーサリスシリーズ    西暦1400年前後~1835年
 ビクトリアシリーズ      西暦1836年~1935年第二次世界大戦前まで
 ハーツオブアイアンシリーズ  西暦1936年~1960年くらいまで

となっております。
ハーツオブアイアンは結構有名ですので、名前だけは聞いたことがあるので
はないでしょうか。

Paradox社独特の歴史観を持って作成されており、日本もシミュレートしています
がちょっとあれ?な部分も多く、海外の人々が我々をどのように理解しているの
かも少し垣間見れます。
(最新作のヨーロッパユニバーサリス4での日本国は室町時代からのシミュレート
ですが、結構よくできています!)
それぞれのゲームには勝利点なるものが設定されており、ゲーム終了時(時代満了)
に最高点を獲得していれば勝者となるのですが・・・弱小国などは生き残るのに
精一杯であり、勝利点などは気にしていられないのが現実です。
選んだ国によって、それぞれの楽しみ方があるという感じでしょうか。
アナログゲームの雰囲気をかもし出しており、戦略級のボードゲームのルールを
うまくコンピュータゲームに落とし込んであるとのこと。このあたりは小生も
あまり詳しくありませんが、4Gamerさんあたりでのレビューが詳しく解説されて
おります。

と、まあ、なんだか複雑そうなゲームだな?と思われた方も多いでしょう。
そうです!相当複雑で難解なゲームです・・・各シリーズ慣れるまでに相当時間が
かかります。その難解さに、さらに拍車をかけているのが・・事実上の日本語版が
存在しないということです。
ええ?!全て英語ですか?!
ということですが、事実上と申し上げたのは、昨年12月に日本語ローカライズ版を
提供してくれていた サーバーフロント社 が倒産いたしました。
よって、事実上はなくなりましたが、世の中には殊勝な方がお見えになります。
有志での日本語化を進めてくれていて、ほとんどがパッチ及びMOD化することで
日本語になります。
でも、最新作のヨーロッパユニバーサリス4はいまだに日本語化されていないので
悲しいところです。どこかが正規パブリッシャーになってくれるといいのですが。

さて、ごたくはこれくらいにして表題のレビューと参ります。

 VICTORIAⅡ(英国のビクトリア時代を象徴しております、でも表紙はビスマルク
 ですw)

このオープニングは、アメリカの南北戦争ですね。正面はコンフィデンシャル軍の
軍旗ですから、中央の人物は南軍のリー将軍あたりでしょうか。
後ろはイギリス軍ですね。この時代、アメリカとイギリスはぶつかっていないので
別のカットということになりますか・・・軍装からしてクリミア戦争あたりかな?

このビクトリアシリーズは、ちょうどナポレオン戦争が終わって、産業革命が起こり
帝国主義列強の時代から始まり、第二次世界大戦前夜までの1935年が終了の年と
なります。
正直、一番地味な時代であり、歴史の教科書でもついつい端折られてしまう近代夜明け
の時代ですよね。
日本は、江戸末期から明治維新と、西欧列強に追いつかんとする時代であり非常に
面白い時代ではないでしょうか。でも地味だよねー
よって、パラドゲーのなかでも、一番人気のないシリーズであり、国内でもあまり
紹介されていません。
他のゲームは 前述の4Gamerさんでの徳岡氏のレビューが抱腹絶倒ですよ!

1835年よりグランドキャンペーンスタートです。
このシリーズは追加の拡張パック等が沢山あり、追加すると各年代のシナリオが最初
から選べますが、日本語化のために、初期パックでゲームを行います。
steam版を日本語化MODで半ば強引に日本語化していますので、若干文字化けがあります。
でも、ゲームに支障はありませんので、これで進めます。
*余談ですが、steamの英語版は特価で295円(税込み)でした!!いまサイバーフロント
の日本語版をAmazonで検索するとプレミアがついて2万とか3万しますからね!!??

でもって、こないだよりフィギュアを作成している、オーストリア帝国で進めてみよう
かと思いますです。
勝利条件は、1935年の終了時までに、列強国に名を連ねてあることが最低限の条件
です。列強国は8カ国までで、オーストリア帝国はこの時点ですでに列強5位になって
おります。
きっと、実際の歴史のように、斜陽の大国であるオーストリア・ハプスブルグ帝国は
没落していくのでしょうね・・・遠い目・・

今日は長々と講釈をしてしまいましたが、今度は実際のリプレイを行おうと思います。
え?フィギュアも作れって?・・もちろんですよ!
このようなもので少しでも製作の士気を上げようとしているのですよ・・・
涙ぐましい努力だと思います。

どなたか付き合っていただけませんかねー。

28mmヒストリカルを・・・w ひとりちじゃ塗れません・・・とほほ