観たよ。映画「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」

2022年06月04日 17時05分32秒 | 巻十五 アニメ・ドラマ・映画
観てきた。




ファーストのエピソードはもちろん知っている。
パンフは買ったけどまだ読んでない。


以下ネタバレありかもなしかも。


正直、中盤までは期待外れなのかな、と感じていた。

全体の作り(作画含め)が丁寧な分、幾つかの疑問符が解かれない点が逆に気になって。

たとえば。

なぜドアンはアムロを助けたのか。
冒頭、ジム隊に対しては完膚なきまでに叩きのめしたのに、アムロにはトドメを差さず傷の手当てまで。

途中で、連邦の白いモビルスーツである少年アムロに興味を持ったようなくだりがあったけども、それだけでは説明がつかない。

あと、アムロはアムロで、ドアンに対して何も問わない。
お前は何者だ?ジオン兵じゃないのか?
そして何より、ガンダムの在りかはどこだ?

アムロは仮にも軍所属だし、作戦中に行方不明になっているのだ。
呑気に徒歩で島内探索している場合じゃないだろう。呑気ではないのだけれど。

あまりに不自然。

そして、お約束のように理解し合い、少年少女たちとも仲良くなる。

原作?のエピソードそのままなのだから何も間違っちゃいないが、折角長尺でリメイク?したのだから、この辺りをはしょって欲しくなかったな。

他にも、軍上層部(レビル)がガンダムを見捨てるような指示を出すことにも違和感。

劇中ではガンダムももはやジムと同じ扱いなのだというくだりがあったが、この世界線ではそういうことなの?
レビルはホワイトベース隊に理解があった印象だから余計に。


などなど、違和感が解消されないままストーリーは進む。

展開としては、まさに王道。
古典的ヒーローもの。

流れる劇伴は懐かしのファーストの曲。

そこでやっと気がついた。

この作品は、あの伝説の「ククルス・ドアンの島」回を懐かしみとともに楽しむ、エンターテイメントなのだ。
ツッコミ無用ということだ。無粋なのだ。

ドアンザクの造形からして「作画崩壊ザク」を自ら前面に出してきた壮大なエンタメ。


豪華すぎる無人島の食卓や、脱走ヤギとハヤトたちのドタバタも含め、ありのままに受け入れるべき作品なんだろう。
少なくとも、俺のようなファースト原理主義、ファースト至上主義の人間にとっては。

考えてみればありがたいことだ。
最新の技術でファーストの世界が甦ったのだから。


なお、ドアン専用ザクという呼び名は受け入れられない。
専用機って、特定パイロットのために正式に開発された(チューニングされた)機体じゃないのかな。

たまたまドアンが乗っていた汎用機を、彼が自己流で改造したものは「専用」ではないだろう。ドアン搭乗機であっても。

などと、自分勝手な思い込みの抗議であった。



名取のイオンシネマで観たが、土曜の午後なのにガラガラ。
そのくせパンフは通常版売り切れ。

うーん、、、







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