高橋正男「物語 イスラエルの歴史」

2008年03月02日 09時25分21秒 | 巻十六 読書感想
ガザ攻撃で46人死亡 イスラエルが掃討作戦(共同通信) - goo ニュース

たとえば、こんなニュース。
どうにかならんもんか、と考える。
あんな狭っこい地域で喧嘩してれば
倍々ゲームで憎悪だけが増殖すんのかなあ。

ところで、イスラエルって知ってる?
そもそも、ユダヤ人とは?ユダヤ教とは?
パレスティナ問題とは?


物語イスラエルの歴史―アブラハムから中東戦争まで (中公新書 (1931))
高橋 正男
中央公論新社

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そんなわけで手に取ったのがこの新書。
中公新書のこの「物語○○の歴史」シリーズ、
ドイツと中国も読んだが、
通史概説のふりして
意外と(当然?)著者の主観が大きく支配していたりすることがある。

この「イスラエル史」も、
その傾向は少なくない。

なんせ、
十字軍が終わってから第一次大戦まで早いこと早いこと(笑)
オスマン帝国なんて、ほとんどスルーだ。
かの時代はそれだけ波風が立たない時代だったってことか?
まさかね。

そんなことはともかく、
著者のスタンスは明らかにイスラエルに寄り添っている。
現代イスラエル建国から中東戦争の記述は特にそうだ。
完全中立的立場の著作など理論的にあり得ないのだから、
別にそれ自体は批判すべき事柄ではない。

斯く言う自分は
明らかに「イスラエル国家の現状に懐疑的」な人間なんで、
ただただ、
視点が違うなあと思い読み進めるのみだったのだ。

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それにしても、
現代イスラエルの歴史って、
中東戦争(と紛争)だけで言い終えちゃっていいもんかねえ。
アマゾンのレビューにもあったけど、
そこに住んでる人々の生活が全然見えてこない。

  もっと言えば、
  虫けらのごとく殺される人々や、
  分離壁に分断されている人生。
  これもまた、
  国家としてのイスラエルの現状だろう。

それが、著者の物語ならば、
別に構いはしないのだが。

そういうスタンスで、
この「物語」シリーズは読むべきなんだろう。

ああ、ちょっと皮肉言ってるかな(笑)

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腐してばかりでは申し訳ないので。
そもそもの話として、
旧約聖書の内容とか
古代オリエント史の概観とか、
そういう意味では面白かったよ。

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