王道と逃道(エル・カミーノ・レアル)

2021年12月28日 17時02分00秒 | 巻十 クラシック音楽・吹奏楽

俺が吹奏楽の界隈に身を置いていた1980年代、
コンクール全国大会の
自由曲(オリジナル曲)定番と言えば
何はなくてもアルフレッド・リードだった。


それが今では
その名前を演目に見なくなって久しい。
これでも、
毎年秋の朝日新聞で
出場団体の演目はチェックしている。


リードさんの曲、好きだったなあ
俺のなかでは、ザ・吹奏楽。
仙台で御自身が指揮したコンサートを観たのがよい思い出。
(プログラム覚えてないけど)

好きとはいえ、
自分が実際に演奏した曲となると
そんな多くはない。

春の猟犬、
アレルヤ・ラウダムス・テ
なんとかプレリュード
えーと、あとは、、

そう、エル・カミーノ・レアル
王者の道だっけか?
センデロルミノソ。ではなく。


エル・カミーノ・レアルは、
高二の夏の定期演奏会のプログラムだ。

楽器は、えーと、
タンバリン演ったのは覚えてるが
それ以外の記憶があやふや。

情けない。


あの高二を最後に、
俺は部を辞めた。

当時は退部者続出ブームで
部長から自宅に
引き留める電話まであったっけな。
もちろん当時は、固定電話しかない。

受験勉強というのは言い訳で
(部活続けながらでも合格の自信はあった)
人間関係とか、めんどくさいことからの逃亡とか。
帰宅部グループが心地よかったとか。

まあ、逃げたわけだ。いろんなことから。

人生初めての途中逃亡。
いろんな人を裏切った。
俺なんかいなくても困らないくせに
困った顔をしている人々を。

あの時から、
逃げ癖がついたのかもと
思わなくはない。

人生に王道なし。
逃げ道は、たくさんあり。
それを学んだのは
たぶん無駄じゃなし。
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